痩せているかどうかの基準になる体重ですが、実は身長ごとに理想となる体重やBMIがあります。そこで今回は、157cmの女性の標準体重や理想体重、理想の体型に近づくための方法をご紹介します。
【目次】
痩せているか太っているかどうかを判断する基準の一つになるのが、体重ですよね。しかし、体重で痩せているのか太っているのかを判断するためには、身長が基本となります。同じ52kgの体重だとしても、身長が157cmの女性より、167cmの女性の方が身長が高いので、脂肪の量が少なく、見た目が痩せて見える傾向があります。
■体重の種類は3種類
体重には、大きく分けるとBMI値によって「標準体重」「美容体重」「モデル体重」の3種類の体重があります。
それぞれの体重は、世界的にも多く使用されているBMI(ボディ・マス・インデックス)の数値を基に算出されます。
BMIは、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で求めることができます。
まず、身長に対して標準の体重となるのが「標準体重」です。
標準体重となるBMI値は「22」です。
BMI値が「25」を超えると肥満となります。
標準体重は、
身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)
で求めることができます。
例えば、身長157cmの女性の場合の標準体重は
1.57×1.57×22=約54.2(kg)
となります。
しかし、標準体重は、体重の数値として健康を維持するために適している体重の目安の数値で、芸能人やモデルのような体型を目指している方にとっては、ややぽっちゃりして見えることもあります。
実際、アラサー世代の女性の平均身長は157cm前後ですが、平均体重は51kg前後ですので、標準体重は平均体重よりも2kg~3kg程度重いことになります。
そのような場合のBMI値の目安となるのが、先ほどご紹介した「美容体重」と「モデル体重」です。
「美容体重」や「モデル体重」の基準となるBMIの数値は、誤差がありますが、およその目安をご紹介します。
■美容体重
そして、BMI値が20(19.5~20.5)の体重は「美容体重」と呼ばれます。痩せすぎではなく、美しいボディラインを保て、ファッションもスタイリッシュに着こなせる値が美容体重となっています。
身長157cmの女性の場合の美容体重は
1.57×1.57×20=約49.3(kg)
となります。
■モデル体重
美容体重よりもさらに痩せている「モデル体重」は、BMI値が17~18です。モデルさんのように、一目で「痩せている」とわかる体重です。健康診断の結果に記載されている痩せているとされるBMI値は18.5未満ですので、痩せすぎの場合もあります。
身長157cmの女性の場合のモデル体重は
BMI18:1.57×1.57×18=約44.4(kg)
BMI17:1.57×1.57×17=約41.9(kg)
となります。
■シンデレラ体重
そして、近年注目されているのが「シンデレラ体重」です。モデル体重と並んで、体の不調が起きる可能性もある体重値です。
シンデレラ体重は身長(m)×身長(m)×20×0.9で求めることができますが、20×0.9は18ですので、BMI18の場合の体重がシンデレラ体重となっています。
あまりにも痩せすぎてしまうと、中学生や高校生の場合は成長を妨げる可能性があります。また、30代や40代以降の女性が痩せすぎてしまうと、老けて見えるというデメリットもあります。
しかし、痩せているか、太っているかどうかは、体重では分かりにくいですよね。実は、体重以上に注意したいのが、見た目が大きく変わる体脂肪率やボディラインです。
■体脂肪率の目安
体脂肪率(%)は
体脂肪量(kg)÷体重(kg)×100
で求めることができます。
体脂肪は21%~27%程度の範囲が理想とされる数値です。
脂肪は、筋肉よりも軽いので、同じ重さでも体積が多くなってしまいます。例えば、同じ身長157cm、体重50kgの女性でも、筋肉がある女性の方が引き締まって見え、見た目が痩せて見えます。
スタイルが良く見え、痩せすぎていない美容体重は、健康面でも体に負担がかかりにくく、程よい肉づきもあるので、男性ウケも良い体重ですね。
身長157cmの女性が理想の体型になるためには、体重だけにこだわりすぎないことが大切です。
■筋肉量をアップして太りにくい体作りを
ダイエットする際には、エネルギーの代謝を上げることが重要ですよね。筋肉トレーニングをして基礎代謝量を上げることが、太りにくい体作りには欠かせません。筋トレをしてボディラインを引き締めることで、体重自体にはあまり変化がなくても、スタイルを良く見せることができます。
ただし、筋トレを多くやりすぎてしまうと、筋肉量が増えて女性らしいボディラインではなくなってしまいますので、注意したいですね。
基本の腹筋や背筋、腕立て伏せはもちろん、インナーマッスルを鍛えるドローインやプランク、ブリッヂなどで、女性らしいしなやかな体を目指しましょう。
筋トレの後には、脂肪を燃焼させるようなランニングやウォーキング、スイミングなどの有酸素運動も取り入れましょう。
■食事制限はほどほどに
また、食べないダイエットは、食事制限をしている間は体重が落ちますが、食べ始めると体重が戻ってリバウンドしやすいですね。無理なダイエットをすると精神的に余裕がなくなり、エネルギー不足で活動量も低下するなど、日常生活にも支障が出ます。
また、栄養不足になると、肌や髪の調子にも影響してしまいます。
野菜中心のヘルシーな食事を心掛け、筋肉の材料となるタンパク質を多く含む肉や魚、卵、大豆食品などを意識して摂るようにしましょう。
甘いものや脂っこいものは避け、ご飯や麺類、パンなどの炭水化物はほどほどに摂取しましょう。
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157cmの女性の標準体重は、54.2kgですが、程よく痩せて見える理想的な美容体重は、49.3kg程度です。体重だけを意識して、無理な食事制限をしてしまうと、太りにくい体になってしまったり、体調を崩してしまう可能性はあります。運動を取り入れ筋肉量をアップしたり、ヘルシーでバランスの取れた食生活を心掛けることが、理想の体型になるコツですね。