ブラジルはリオのカーニバルやサッカーなどで知られる国。サンバが印象的なので陽気で明るいイメージがあります。今回はそんなブラジルを旅行する方におすすめの服装をご紹介。さまざまな文化が混ざり合った独特の文化や伝統についてもご紹介します。
【目次】
ブラジルといえばリオのカーニバルやサッカーで日本でも人気の国。アマゾンや熱帯雨林といった大自然が広がる国でもあります。今回ご紹介するのは、そんなブラジルを旅行する方におすすめの服装。南半球にあるブラジルは日本と四季が真逆なので、服装選びは少し注意が必要です。
まずは、印象的なブラジル特有の伝統や文化をご紹介します。ブラジルの文化は、先住民のインディオ文化にヨーロッパやアフリカの文化が混ざり合って形成されています。世界的に有名なリオのカーニバルもブラジルの伝統的な文化。異文化が混ざり合ったブラジル特有の民族舞踊や民族劇は、ブラジルを最も象徴する文化といえます。
毎年2月頃にリオで開催されるカーニバルは、ブラジル国民が集まり徹夜でサンバを踊る大規模のお祭りで世界中から観光客が集まります。ブラジルの陽気な国民性を印象付けている文化でもあります。
ブラジルを旅行するなら、必ず知っておきたいのがブラジルの気候。ブラジルには四季はありますが、南半球に位置するので日本とは季節が真逆。ブラジルを旅行する際は、日本が夏でも冬服を用意していく必要があります。ただ、冬といっても日本の冬のようには寒くないので、分厚いコートを持参する必要はありません。
ブラジルの気候区分は国土のほとんどが熱帯地域で、地域によって亜熱帯性気候や熱帯雨林気候に分類されます。北部の赤道に近いアマゾン地方は熱帯地域で一年を通して蒸し暑い気候。一方南部のリオデジャネイロやサンパウロは亜熱帯地域で1~3月が夏、7~9月が冬の気候になります。
ここでは旅行先として人気のあるリオデジャネイロやサンパウロのある南部の季節ごとの気候や最適な服装をご紹介します。
■春(10~12月)
平均気温は20度~25度前後なので日本の春のような服装が最適。昼間は半袖トップスで過ごせますが、朝晩は少し冷えるので羽織りものが必要です。
■夏(1~3月)
1~2月は南部で最も暑い時期で、海岸地帯は30度近くまで気温が上がります。半袖トップスやノースリーブが最適。帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策がマストです。
■秋(4~6月)
平均気温は15度~25度なので日本の秋のような服装が最適。晩秋は最低気温が10度近くまで気温が下がるので、長袖アイテムや羽織りものが必要です。
■冬(7~9月)
平均気温は15度~22度前後ですが、サンパウロよりさらに南に行くとさらに気温は下がります。日本より暖かいブラジルですがこの時期は厚手の羽織りものが必要。寒暖差があるので重ね着で対応できるような服装がおすすめです。
ブラジルは治安のいい国とは言い難いので、盗難防止のためにも派手な服装やブランド物、高価に見えるアイテムはNGです。
コーデはデニムに時期に応じたトップスを組み合わせるのがおすすめ。地域によっても違いますが、暑い時期なら半袖やノースリーブ、キャミといったトップス。寒い時期でも半袖や長袖のトップスに羽織りものをプラスするコーデが◎。
バッグはブランド物は避けて、盗難防止のために斜め掛けできるものを選びましょう。靴はスニーカーがベストです。
ブラジル旅行におすすめの服装は、ブラジル人女子に多い半袖Tシャツ×ショートパンツのコーデ。一目で日本人とわかるような可愛い感じのブラウスやワンピースは、ブラジル旅行にはおすすめできません。現地のブラジル人の女子たちと雰囲気が違う服装は、いくら地味でも逆に目立ってしまうので避けた方が無難です。
ブラジル旅行ではバッグの持ち方も注意しましょう。バッグはショルダータイプを選んで、観光中は斜め掛けで持ちましょう。リュックも盗難防止のために前で持つのがおすすめです。
ブラジルでは紫外線対策の帽子やサングラスがマスト。暑い時期に観光する場合はどうしても肌の露出が増えるので日焼け止めも必要です。
靴は歩きやすいスニーカーがベストですが、人気ブランドのものは盗難の対象として狙われやすいので避けた方が無難です。
ブラジルのリオデジャネイロやサンパウロを旅行する場合は、10月から12月が日本の春のような時期になります。昼間は半袖トップスで過ごせますが、日によっては長袖トップス、朝晩は羽織りものが必要。長袖のスウェットにデニムを合わせたコーデは、この時期のブラジル旅行に最適です。
ブラジルの夏は日本とは真逆の1月から3月までの時期。半袖やノースリーブ、キャミなどの着ていて涼しい服装が最適です。
黒のキャミ×デニムの大人カジュアルなコーデは、この時期のブラジル旅行に◎。サングラスなどの紫外線対策も準備して行きましょう。
4月から6月の秋はリオデジャネイロなどの南部は最低気温が20度前後なので、半袖トップスで過ごせる時期。ただしサンパウロの晩秋は気温が下がるので、長袖トップスや羽織りものが必要になります。
北東部のレシフェ付近も涼しくなる時期なので、トップスとしても羽織りとしても使える長袖のシャツが便利です。
ブラジルの冬はサンパウロで平均気温が16度前後まで下がります。この時期は長袖トップスや半袖トップスに羽織りものをプラスする重ね着コーデがおすすめです。
デニムジャケットはコットン素材でも厚手なので、この時期のリオデジャネイロ旅行にぴったりなアウター。さらに南部を旅行される方は、もっと厚手のアウターを準備して行きましょう。
ブラジル旅行の服装は一年を通して半袖トップスが最も使えるアイテムですが、地域や時期によっては羽織りものも必要になります。ブラジル旅行の注意点は季節が日本と真逆なこと。快適なブラジル旅行ができるように、渡航する時期の季節に応じた服装を選びましょう。