乾燥が気になる季節になると、あまりのひどさに粉吹き状態になることもあります。粉吹き肌になってしまう原因は、一体何なのでしょうか?粉吹き肌になった時の対処法やおすすめのクリーム選び、保湿方法についてご紹介します。
粉吹き肌の原因は、ほとんどの場合が乾燥です。肌の乾燥が酷くなることで、粉吹き状態になります。粉が吹いている状態は、肌表面になる角質がめくれることで、白い粉のようなものが目立ってきます。
肌の乾燥が酷くなると、肌のバリア機能が低下してしまいます。水分を保つことができなくなるため、どんどんと悪循環になっていきます。乾燥した肌はさまざまな刺激から耐えられなくなり、紫外線や外の空気にどんどん水分を奪われます。
1つ1つの角質が非常に剥がれやすい状態になるので、粉吹きが目立ってくるのです。肌が乾燥すると、肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れを起こしやすくなります。
また、刺激から肌を守るために、角質が厚くなっていくことがあります。厚くなった角質はより乾燥しやすく、粉吹きが目立つようになります。
粉吹き肌になってしまうと、さまざまな悪循環が続くため、なかなかすぐに直すことができません。
粉吹き肌がより悪化してしまう、NGなスキンケア方法をご紹介します。
■お湯で洗顔する
粉吹き肌さんは、熱いお湯で洗顔するのはNGです。熱湯は肌の水分を奪いやすいため、より肌の乾燥を悪化させてしまうことがあります。シャワーを浴びている温度と、同じ温度で洗顔するのはやめるようにしましょう。
■酵素系洗顔を使う
角質が厚いなら、取り除いてしまえばいいという考えもありますが、粉吹き肌の場合は、悪影響を与えることの方が多いです。スクラブや酵素洗顔のように、肌の汚れが溜まっている時に使う洗顔は、洗浄力が高いです。肌の潤いを奪ったり、剥がれかかった角質を無理矢理剥がしてしまう恐れがあります。
無理に剥そうとすることで、また肌が無防備な状態になり、さらに肌荒れが悪化してしまうこともあります。
■保湿をあまりしていない
粉吹き肌さんの場合、保湿がとても大切になります。しかし、保湿にそこまで力を入れていない、美白ケアやさっぱりとしたテクスチャーを優先している人は、NGです。粉吹き肌になったら、まずは粉吹き肌を治してからいつものスキンケアにうつるのが正解です。
粉吹き肌を治すための対処法についてご紹介します。
■まずは皮膚科に行く
粉吹き肌は、なかなか自分の力だけでは治すことができません。そのため、できれば皮膚科に行って薬を貰うのが1番です。間違ったケアを続けてしまうと、さらに長期化してしまうので、できるだけ早い段階で皮膚科に行って相談するようにしましょう。
■緊急事態の時は薬局の薬を使う
粉吹き肌だけど、病院に行く時間がないという場合、薬局の市販薬を使うという手もあります。肌のかゆみを抑えながら、しっかり保湿してくれる市販薬もたくさん出ています。どうしても時間がない時や、症状が軽い時には市販薬に頼るのも良いでしょう。
■肌への刺激が少ない化粧品を選ぶ
粉吹き肌がなかなか治らない場合は、肌への負担が少ない化粧品を選ぶ必要があります。ファンデーションは敏感肌でも使用できるものを使い、クレンジングや洗顔なども、すべて低刺激なものに切り替えましょう。
粉吹き肌が良くなるまでは、できるだけ粉吹き肌対策に力を入れることが大切です。
粉吹き肌に悩んでいる時は、どんなアイテムを使ってケアを行えばいいのか迷いますよね。粉吹き肌におすすめのアイテムの選び方をご紹介します。
■ケアアイテムを減らす
まずスキンケアのアイテムを減らすのが第1です。たくさんあればあるほど、肌に負担になることもあります。クレンジングはW洗顔不要のものを選び、朝はぬるま湯洗顔のみ、化粧水とクリームだけで様子を見るのも良いでしょう。
できるだけ、アイテムを少なくして、肌に負担にならないことを優先するようにしましょう。
■敏感肌用のアイテムを選ぶ
粉吹き肌さんのスキンケアは、絶対に敏感肌用のものを使いましょう。無添加で、刺激になる成分が入っていないものを使います。無添加のものでも、肌のコンディションにとっては刺激になってしまうこともあるので、使用する前にパッチテストを行うようにしましょう。
■肌の状態を見ながらスキンケアアイテムを選ぶ
粉吹き肌さんは、肌に水分が足りない状態になっています。そのため、スキンケア選びはとても大切です。クリームをしっかり塗ると、ニキビができてしまうこともあります。乾燥肌さんは毛穴が詰まりやすくなっていることもあるので、そういった場合はジェルクリームに切り替えるのもおすすめです。
反対に油分が足りていない、乾燥がなかなか治らないという場合は、濃厚なクリームに変えてみるのがおすすめです。
粉吹き肌さんについてご紹介しました。粉吹き肌になると、ファンデーションも乗らず気持ちも落ち込んでしまいます。早く治したいのであれば、病院に行くのが1番です。できるだけ肌に負担にならないケアを心がけて、1日でも早く健康的な肌を手に入れましょう。