夕方や夜になると、「いつもふくらはぎがパンパン」と悩まされている女性が多くいます。足のだるさを感じるだけでなく、太く見えるのでとっても嫌ですよね。そこで今回は、ふくらはぎのむくみの原因や解消法をご紹介します。
【目次】
むくみとは、体内に余分な水分や塩分、老廃物が溜っている状態のことで、血液中の水分が必要以上に血管の外にしみ出してしまい、皮膚と皮下組織内に溜まることで起こります。
顔や指などあらゆるところにできるむくみですが、圧倒的に多いのはふくらはぎです。
なぜふくらはぎのむくみに悩まされている女性が多いのでしょうか。
■ふくらはぎのむくみの原因
足は心臓から一番遠い位置にあり、血液の流れが悪くなりやすい部分であることと、重力の関係で水分が下に溜まりやすいことが大きな原因です。
長時間の立ち仕事やデスクワークの女性に多い症状で、どちらも同じ姿勢を続けることで脚の組織液の循環が悪くなり、水分が停滞することからむくみやすくなってしまうそう。
また、疲れが溜まっているときや睡眠不足になっているときもむくみやすくなるそうで、血液を送り出す心臓の働きが低下していることが考えられています。
朝履いていたパンプスがきつく感じたり、足のだるさを感じたりするので辛いですよね。
ふくらはぎのむくみを少しでも感じたら、効果的な解消法を取り入れてすっきりしたふくらはぎを取り戻しましょう!
仕事中にふくらはぎのむくみを感じたときは、その場で簡単にできる解消法を取り入れてみてください。
それは、かかとの上げ下げ運動をすることです。
■かかとの上げ下げ運動のやり方
①椅子に座って背筋を伸ばします。
②足裏を床につけた状態から、ゆっくりかかとを限界まで上げましょう。
③持ち上げたら今度はゆっくり下げ、床につける前にまた持ち上げてください。
④これを10~20回ほど繰り返しましょう。
かかとを上げ下げするだけで、滞った血流を促進することが期待できます。
かかとだけでなく、かかととつま先を交互に上げる運動もおすすめですよ。
仕事中であれば、ふくらはぎのむくみ解消に効果的なツボを押すこともおすすめです。
ツボ押しには神経に直接働きかけ、体内機能を正常に動かす効果があります。
ただ、効果を得るためには、ツボを正確に見極め、まっすぐ押すことがポイントになりますよ。
■ふくらはぎのむくみ解消におすすめのツボ
・豊隆……両足のふくらはぎにあるツボで、余分な水分の排出をスムーズにしてくれます。豊隆はすねの骨の外側、ひざと足首の中間にあり、外側の筋肉が1番盛り上がっているところです。
・足三里……足三里も両足のふくらはぎにあるツボで、内臓の動きを活発にして、体中に溜まった老廃物の排出を促し、疲れを和らげてくれますよ。足三里はむこうずねの外側を下から上にさすったとき、骨にあたって止まる場所から小指側に人差し指1本分だけ外側に移動させたときにあるくぼみです。
ゆっくりと肌が沈む程度に押し、痛気持ちいいくらいの力加減で押してみてください。
ストレッチには、筋肉の緊張を和らげ、血流を改善する働きがあるので、定期的にストレッチを取り入れることもふくらはぎのむくみ解消に役立ちます。
■ふくらはぎのむくみ解消に効果的なストレッチ方法
①椅子に座ったら、まず右足を左の太ももの上に乗せてください。
②その状態で右足のつま先を持ち、右足首を大きく時計回りに15回、逆時計回りに15回ずつ回しましょう。
③左足も右足と同じようにストレッチをすれば終わりです。
とっても簡単なので、デスクワークはもちろん、立ち仕事の方でも休憩時間にさっと取り入れることができます。
ふくらはぎのむくみをすっきり解消するなら、家でマッサージの時間を取り入れることも忘れずに!
ゆっくり湯船に浸かり、身体を温めた後で行うことが効果的ですよ。
■ふくらはぎのむくみを解消するマッサージ方法
①まずは手をグーにして、作った拳でくるぶしの骨をくるくるとマッサージしてください。
②15回ほど繰り返したら、拳でそのままふくらはぎの外側を下から上に流してほぐします。
③今度は手のひらでふくらはぎを支えるように下から持ったら、両手で交互にふくらはぎを下から上へ流します。
④何度か繰り返したら、最後にひざ裏のくぼみをくるくるマッサージして、リンパを流せば終わりです。
マッサージを行うときは、必ずボディオイルなどを使いながら行うようにしましょう。
ふくらはぎのむくみが毎回気になっている方であれば、グッズを使うといいですよ。
むくみ解消に効果的なアイテムといえば、着圧ソックスです。
ソックスタイプもあればタイツタイプもあり、日中用や就寝中用などもあるので、生活シーンに合わせて取り入れることができます。
ただし、着圧ソックスを取り入れる場合は、24時間着用したままにしないようにしましょう。
日中用を使うなら夜は何もせずに寝て、就寝中用にするなら日中は着圧機能がないストッキングを履くということです。
着圧になれてしまうと、身体本来の機能が弱まり、むくみを治そうとする力が低下してしまうので上手に活用していきましょう。
ふくらはぎのむくみの原因や効果的な解消法をご紹介しました。家でできるものもあれば、仕事中にできるものもあるので、むくみやすい女性はぜひ積極的に取り入れてみてくださいね。