内定が決まった会社からの懇親会の案内が届いたら、どんな服装で参加すればいいのでしょうか?「スーツで」と言われればいいですが、指定なしの場合には困ってしまいます。今回は会社や内定者懇親会にふさわしい服装についてご紹介します。
【目次】
企業に内定をもらって社会人としての一歩を踏み出すと「懇親会」というものがある場合があります。
<懇親会とは>
・内定者の顔合わせ
・内定者と社員の親睦を深める
・同業他社の人が集まって情報交換や親睦を深める
・異業種の人が集まって交流をはかり、情報交換する
などさまざまな目的で行われます。いずれの場合も社会人としての集まりなので、失礼がないようにマナーを守って参加したいですね。
入社前とはいえ、社会人として失礼のない服装マナーを心がけたい懇親会。さまざまなパターンがあるので、その時々に応じた服装で参加するのが望ましいといえます。
■服装がスーツ指定
懇親会の案内に「当日はスーツで」と記載されていれば、今までの就職活動で着用していたリクルートスーツを着て参加しましょう。懇親会が一度ではなく入社までに何度もある場合には最初はリクルートスーツで、何回めかからは実際に仕事で着用する予定のスーツに切り替えても大丈夫です。
何度か社員の人たちと会うことで、どんなスーツを着て仕事をしているのかがわかってくるので、その雰囲気に合わせてスーツを選ぶといいですね。
■服装が私服指定
私服で、と言われている場合にはスーツはマナー違反となってしまいます。また、反対に「私服=普段着」ではないので、カジュアルすぎる服装もNG。
オフィスカジュアルやキレイめな服装が社会人の集まりとしてふさわしいでしょう。
■服装が自由の場合
自由ということは、私服でもスーツでもOKということになります。この場合は、懇親会が行われる場所に合う服装を選ぶと失敗しなくて済みます。
会社内やホテルなどで行われる場合にはスーツを着用、レストランや居酒屋などで行われる場合には私服を着用すると言ったように場にふさわしい服装を選ぶのが正解です。
もし、どうしてもわからない……という場合には、会社の担当の人にメールで質問をするという方法もあります。「わからないことをそのままにしない」というのは社会人としても正しい行動なので、失礼のない文面で送信をすればちゃんと答えてもらえるはずです。
スーツやオフィスカジュアルの上に羽織るアウターの定番といえばトレンチコートです。ライナー付きのものだと、秋や冬の初めだけでなく冬の終わりから春にも活躍してくれるので持っておくと便利ですね。
ワンピースほど甘くなく、スーツほどカチッとしないパンツのセットアップは目上の方もいる会社の懇親会にちょうどいい服装です。
シンプルな服装だからとアクセサリーをつけすぎると派手になったり下品に見えたりしがち。さりげない小さめのアクセサリーをプラスするくらいが懇親会にはおすすめです。
「私服で」と言われた懇親会でも社会人として参加する場合にはラフすぎるのはNG。でもスーツでは逆に場の雰囲気に合わない……という時に役立つのが白のブラウスです。
上品さや清潔感があって会社の集まりでも好印象間違いなしです。
同業他社の人たちとの懇親会やホテルでの懇親会など、きちんと感高めの服装で参加したい時にはジャケットを羽織るといいですね。
スーツではなくジャケットを単品で合わせた着こなしは、おしゃれっぽさもあって普段のお仕事モードとは少し違った印象になりそうです。
羽織りものがいらないくらいの気候の時期に、「きちんと見え」を意識するなら襟のついたシャツがおすすめです。シャツカラーがついているだけできちんと感はUPするので、シンプルにパンツやスカートと合わせたコーデで社会人として失礼のない服装が完成します。
私服でOKの懇親会でも短すぎるスカートなど肌の露出が多い服装は避けるのがマナー。膝が隠れる丈のスカートなら、座っても膝頭が丸見えになることなくきちんとした印象です。
私服や平服でという指定の際に、カジュアルOKだと判断をしてデニムのパンツを履いて行っていいのかな?と思う場合があるかもしれませんが、デニムはビジネスのシーンには合わないので避けるのがベター。
社会人になると、デニム以外のちょうど良いキレイめなパンツが必要なシーンも増えてくるので、この機会にワードローブに買い足しておくといざという時に使えるのでおすすめです。
仕事とは違うとはいえ、社会人として参加する懇親会はビジネスシーンと同じと捉えて服装もそれに合ったものを選ぶのが正解。ラフすぎても、また反対にオフィスカジュアルで来て欲しいのにスーツで行くというのもマナー違反です。迷ったらわかる人に聞くなどして、場の空気に合った服装で参加しましょう。