日本の伝統芸能の一つである歌舞伎。最近では若者向けの歌舞伎演目もあり、広い年齢層でファンが増えています。そこで今回は、これから初めて歌舞伎を観に行く方のために、鑑賞マナーやおすすめの服装をご紹介します。ぜひチェックしてください。
【目次】
日本の伝統芸能の中でも人気の高い歌舞伎は、大人女子の中にも一度は生で観てみたい!と思っている方も多いのではないでしょうか。ただ、歌舞伎というと鑑賞マナーやドレスコードが厳しそうで、なんとなく敷居が高いと考えてしまいますよね。
そこで今回は、そんな歌舞伎を観に行く際におすすめの服装をご紹介します。意外とデイリーに着ているアイテムでもOKだったりするので、敬遠せずにまずは今回ご紹介するコーデをチェックしてみてください。
歌舞伎を観に行く前には、鑑賞マナーやドレスコードもチェックしておきましょう。どれもそこまで難しいことはなくて、少し気を付ければいいことばかりです。
■歌舞伎の鑑賞マナー
・周りの方への配慮は常に心掛けて
演劇鑑賞の基本ルールですが、携帯の使用や席でのおしゃべりなど音が出る行為は周りの方に迷惑になるので避けましょう。
・舞台の撮影や録音はNG
歌舞伎の舞台を思い出に残そうと、携帯やカメラで撮影したり録音するのは禁止されています。
・食事は幕間まで待って。ニオイが強いものは×
歌舞伎の演目は時間が長いので、途中でお腹がすくこともありますよね。歌舞伎には幕間と呼ばれる休憩時間が間に入るので、その間にお弁当を買って席で食べることができます。ただし、ニオイの強いものを食べるのは避けましょう。
■歌舞伎のドレスコード
・特別なドレスコードはなし!デニムコーデでもOK
歌舞伎には特別なドレスコードはありません。ですから、デニムコーデでもOKです。ただし、歌舞伎座の一階の桟敷席などはチケットも高価で服装もそれなりの方がほとんどです。初めての方がいきなりそんな高価な席で鑑賞することはないかもしれませんが、周りから浮いてしまうような服装は避けた方がいいでしょう。同様で、ビーサンやスニーカーなどもあまりおすすめできません。
・アイテムは無難なワンピースがおすすめ
初めて歌舞伎を観に行く方で、もし服装選びに迷ったら高級レストランに着て行くようなワンピースがおすすめです。まず、周りの方の服装から浮くようなことはないはずです。
特に初めて歌舞伎を観に行く方なら、服装選びに迷ってしまいますよね。ドレスコードがないといっても、周りはきれいな和装姿の方も多い場です。
もし服装選びで迷ってしまったら、高級レストランに着て行くようなワンピースなら、劇場で周りから浮いてしまうようなことはないでしょう。シックなネイビーカラーのプリーツワンピースは、清楚な雰囲気で歌舞伎のクラシカルな雰囲気にぴったり。小物や髪型も女性らしくまとめるのがおすすめです。
東京の歌舞伎座や京都の南座など、大きな劇場で歌舞伎を鑑賞する際は、周りの方にも馴染む和装に挑戦するのもおすすめです。特に襲名披露などの特別な演目を観に行く際には、華やかな大人女子らしい和装スタイルが素敵です。
きれい色で華やかな訪問着は、歌舞伎座の特別な演目を観る際の服装に最適。髪にもかんざしを挿したりして、和装に似合う髪型にまとめましょう。
歌舞伎鑑賞の服装でスカートコーデにする場合は、カジュアルなものよりフェミニンなきれいめテイストなものがおすすめです。
ショート丈のニットにセットアップのニットスカートを合わせたコーデは、淡いベージュカラーで上品な印象。バッグなどもベージュのレザーのものを選べば、きちんと感が印象付けられて◎。
歌舞伎座や南座のような劇場でも、一階席以外の席で鑑賞する方はデニムをはいた方もいらっしゃいます。ただ、やはり色落ち感の強いものは避けて、きれいめなデニムを選びましょう。
デニムにはきれい色ニットやパンプスを合わせて、フェミニンテイストにするのがおすすめです。
20代の方で歌舞伎に興味がある方もいらっしゃると思います。そんな20代の方でも、気負いなくデイリーにはいているパンツを使ったコーデで歌舞伎を楽しんでください。
サッシュベルトが付いたグレンチェックのパンツには、フリルが大人可愛い黒のニットを合わせて。ディテールが可愛い雰囲気でも、シックなカラーコーデなので落ち着いた印象になって、歌舞伎鑑賞におすすめのパンツコーデです。
歌舞伎鑑賞の服装はセミフォーマルなシーンに使えるようなスーツでもOKです。
春なら、ベージュのツイード素材のパンツスーツは、マニッシュとフェミニンの絶妙なバランスが大人っぽい雰囲気。大人女子にぴったりな歌舞伎鑑賞コーデです。
夏は浴衣で歌舞伎を鑑賞しに行きたい方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただし、あまりカジュアルな浴衣だと、着物の格式が低いので歌舞伎鑑賞にあまりおすすめできません。
浴衣で行くならシックな浴衣を選びましょう。高級感のある素材の浴衣なら大人っぽい印象になります。
秋の歌舞伎鑑賞におすすめの服装は、秋らしい季節感を印象付けるオータムカラーのアイテムを使ったコーデ。胸元のデザインやボリューム感のある袖がドラマチックな雰囲気のあるブラウスは、クラシカルな歌舞伎の劇場にぴったりなアイテムです。
冬の歌舞伎鑑賞に着て行くアウターは、大人っぽい印象になってきちんと感のあるウールコートがおすすめです。館内では脱ぐことになるとしても、あまりカジュアル過ぎるアイテムは避けた方がいいでしょう。
アイシーなカラーコーデのニット×スカートには、ネイビーカラーのウールコートを羽織って。きちんと感を印象付けられるネイビーのコートは、歌舞伎鑑賞におすすめのカラーコートです。
歌舞伎を一度は観に行ってみたいと考えていらっしゃる方で、鑑賞マナーや服装選びがネックでまだの方は、ぜひ今回ご紹介したコーデなども参考にしてみてください。鑑賞マナーには気を付けながら、ぜひ歌舞伎鑑賞を楽しんでください。