マレーシアは日本人からも人気の国。アジアの大都市から自然豊かなジャングルまでさまざまな観光スポットがあります。ここでは、マレーシア旅行で訪れたい場所や持ち物、お土産と服装のポイント、女性におすすめのコーデをご紹介します。
【目次】
マレー半島とボルネオ島の一部で構成されるマレーシアは日本人から人気の国の一つ。アジアの大都会からリゾート、ジャングルまでさまざまなスポットがあり、歴史ある世界遺産も雄大な自然も楽しめます。
■クアラルンプール
マレーシアの首都。ペトロナスツインタワーや英国統治時代のムーア建築の建物が残るオールドタウンなどが人気です。
■マラッカ
ポルトガルやオランダ支配時代の建物を見学できます。
■ボルネオ島
リバークルーズを楽しんだり、珍しい動物に会ったりできます。
■キャメロンハイランド
標高1,500mにある「マレーシアの軽井沢」と呼ばれる場所です。特に、欧米人から人気を集めています。
マレーシアの国教はイスラム教で国民の約6割はイスラム教徒。クアラルンプールではピンクモスクやブルーモスクがあり、スカーフ(ヒジャブ)を着用した女性も多いです。
しかし、多国籍国家でイスラム教以外の宗教にも寛大なので、ショッピングセンターではクリスマスツリーなどが飾られることもあります。また、国民の約2割は仏教徒で、ほかにキリスト教徒やヒンドゥー教徒もいます。
旅行やビジネスでマレーシアを訪れる場合は、現地の人を不快にさせないために、次のマナーを押さえておきましょう。
■右手を使う
イスラム教徒では左手は不浄だとされています。そのため、食事や人にものやお金を渡す際はできる限り右手を使いましょう。
■人差し指で指をささない
人差し指で指をさす行為もマナー違反です。道路や目印などを指さしたい場合は、親指を使いましょう。
■頭を撫でない
頭は神聖な部分とされているので、人の頭を撫でるのはやめましょう。相手が子供でも頭を触るのはNGです。
赤道近くに位置するマレーシアは熱帯雨林気候に属し、基本的には常夏です。季節は11月~3月の雨季と4月から10月の乾季に分けられ、雨季はスコールが降ります。
ただし、雨季でも一日中雨が降り続けることは少ないので、クアラルンプールやマラッカなどの観光に大きな影響は及ぼされません。
マレーシア全体の日中の平均気温は一年を通して27~33度です。クアラルンプールなどを訪れる場合は、日本の夏と同じような服装で良いでしょう。
ただし、ドレスコードがあるレストランやホテルに行く時やジャングルやビーチで楽しむ時はシチュエーションに合わせて服装を考えてください。また、マレーシアでは黄色は王家のための色だと考えられているので、避けた方が無難です。
マレーシア旅行では、パスポートや財布、スマホ、着替えなどのほかに次のものがあると役立ちます。
■ティッシュ、ウェットティッシュ
マレーシアのトイレには基本的にトイレットペーパーが置かれていません。現地の人は左手で洗いますが、不安な人はティッシュを持っていきましょう。レストランや屋台で食事をとる時はおしぼりが出されないので、ウェットティッシュが役立ちます。
■虫よけ
常夏のマレーシアは虫が少なくありません。感染症を媒介する蚊なども飛んでいるので、虫よけで対策しましょう。
■日焼け対策グッズ
マレーシアは日差しが強いです。日焼け止めやサングラス、ストール、UVカットパーカーなどの紫外線対策グッズを持って行ってください。
日本人に人気のマレーシアのお土産は紅茶やチョコレート、ランカウイ島の名産品であるナマコ石鹸などです。また、エスニック調のワンピースやバッグ、食器、文房具なども旅行の記念になるでしょう。
乾季はマキシ丈のワンピースでラフなコーデに。体を締め付けないワンピースを選べば、暑い中で歩き回っても疲れにくいです。バッグに現地調達したスカーフなどを付けると気分も盛り上がるでしょう。
雨季にマレー半島東海岸やボルネオ島などを訪れる場合は、雨対策できる服装が必要。コンパクトに折りたためるレインコートをバッグに入れておけば、突然の雨にも対応できるでしょう。靴は滑りにくいものを選んでください。
ボルネオ島でジャングルを訪れるなら、長袖トップスとロングパンツで肌を隠し、虫刺されを予防しましょう。つばの広いカンカン帽などを被れば、おしゃれ度がアップして日差し対策もできます。
ランカウイ島などで南国のビーチを楽しむなら、サマードレスがおすすめです。オレンジのサマードレスは青い空と太陽の下で映えて、周りの人からの視線を集められるでしょう。
キャメロンハイランドはマレーシアの避暑地。年間を通して気温が上がらず、最高気温が22度前後、最低気温が15度前後なので、日本の春と同じような服装が適しています。
バイカラーパーカー×カーキスカートのカジュアルコーデはキャメロンハイランドで紅茶畑などを訪れる時におすすめです。
マレーシアで寺院やモスクを訪れる場合は、露出を控えた服装を選ぶのがマナー。女性は長袖の上着とロングパンツで肩や脚を隠しましょう。特に、イスラム教では女性の肌の露出はNGなので、モスクではガウンやスカーフを貸してもらってください。
高級ホテルやレストランでは、きれいめな服装を心がけましょう。ロングドレスは1枚でさらっと着られて上品な雰囲気を演出できます。足元はバレエシューズやパンプスなどがおすすめです。
Tシャツ×ストライプパンツの大人カジュアルなコーデはマレーシアの街に馴染みたい時にぴったり。
クアラルンプールやマラッカなどの屋外では半袖でも大丈夫ですが、ショッピングセンターやバスなどはエアコンで寒い時もあるので、カーディガンやパーカーがあると便利です。
マレーシアは日本と比べてビジネスシーンでの服装がカジュアルです。上下スーツの人やストッキングを穿く人は少ないので、女性は長袖ブラウスとスカートなどを合わせましょう。
ただし、肌の露出はマナー違反なので、スカートは膝丈以上を選んでください。
マレーシアは都市から自然まで楽しめると人気の国。マレーシアに行く時は場所やシチュエーションに合わせた服装を選んで、観光などを楽しみましょう。