神社やお寺にお参りをする初詣には、参拝の仕方には、さまざまなマナーがあります。そこで今回は、初詣で注意したいマナーや、参拝や手水舎などの手順をご紹介します。
【目次】
■初詣を行う期間
「初詣」とは、一般的には1月1日から1月7日の松の内の期間にお参りを行います。ただし、松の内は1月15日となっている地域もありますね。
大みそかの夜から、1月1日の元日にかけてお参りするのは、年をまたぐことから「2年参り」と呼ばれており、より徳をつむことができるとも言われています。
注意が必要なのは、喪中の期間の神社への参拝は避けることです。喪中の期間や、亡くなった家族の範囲については、地域や宗教などによって捉え方が異なることがありますが、最低でも50日間以上は喪中とするようにしましょう。
■初詣に行く場所
初詣でお参りをする場合は、神社やお寺ですが、大みそかに除夜の鐘を聴けるのはお寺になります。
また、初詣というと、通常は自分の地域の神様である氏神様や、自分の先祖がお世話になっているお寺に行きましょう。
人気の神社やお寺などに参拝する際にも、氏神様や檀家となっているお寺にお参りしてから向かうようにするのがマナーです。
■初詣の服装
初詣期間中は真冬で寒いので、寒さ対策はしっかり行っていきましょう。ただし、神社やお寺は神聖な場所ですので、派手な服装や露出が多い服装はやめましょう。
砂利道や舗装されていない道を歩きますし、混雑していますので、ヒールの高い靴は避けるのがマナーですね。
初詣だけでなく、神社やお寺にお参りする際に気になるのが、お参りの手順ですよね。
■鳥居のくぐり方
例えば、神社の入口に立っている「鳥居」は、中央の神様の通り道は避けて通るのがマナーです。
鳥居をくぐる前に、鳥居の手前で身だしなみを整え、帽子やマフラーは外します。
一礼してから、道の左右どちらかに寄って、鳥居をまたぐようにします。
厳密には、鳥居の左側に寄って歩く場合は右足からくぐり、鳥居の右側に寄って歩く場合は左足からくぐるようにし、神様に背を向けないようにするのがマナーです。
神社から帰る場合には、一礼してから鳥居をくぐるようにします。
鳥居がたくさん並んでいる場合は、最初に鳥居をくぐる時にのみ注意しましょう。
境内は飲食が禁止になっていますので、周辺の出店で売られている飲食物はなるべくでしたら持ち込まないようにしましょう。
■お寺の場合
また、お寺の山門をくぐる場合にも、合掌してから一礼してくぐります。仁王像がおられる場合には、合掌しましょう。
お寺の場合は、道の中央を歩いても問題はありません。
神社やお寺での初詣や通常の参拝では、お参りをする前に「手水舎」でお清めをするのもマナーとなっています。
注意点は、最初に汲んだ1杯の水で全てのお清めをすることと、柄杓には口をつけないようにすることです。
■お清めの作法
①一礼
②右手で柄杓を持ち、水を汲みましょう。
③左手に水をかけ、洗いましょう。
④柄杓を左手に持ちかえて、右手に水をかけ、洗いましょう。
⑤柄杓をまた右手に持ちかえて、左手に水を少し入れ、口をすすぎましょう。
⑥左手で口を覆って隠しながら、口の中の水を出しましょう。
⑦左手に水をかけ、洗いましょう。
⑧柄杓を立てるようにして、柄杓の柄に水を流して清めましょう。
⑨柄杓を伏せて、元の場所に戻しましょう。
⑩一礼
参拝する際には、自分の名前と住所をお伝えしてから、昨年のお礼や、報告を行いましょう。その後にお願い事を一つだけするのがマナーです。
また、お賽銭の金額には決まりがありません。
・「ご縁があるように」という意味で五円
・「十分なご縁があるように」という意味で十五円
・「二重にご縁がありますように」という意味で二十五円
など、お金で縁起を担ぐのが一般的ですね。
また、初詣でお祈りしたお願いを叶えていただいた後には、お礼をしに参拝する「お礼参り」も忘れないようにしましょう。
神社とお寺の参拝の仕方は少し違いがありますので注意しましょう。
■神社での参拝の作法
①一礼
②鈴がある場合は鈴を鳴らしましょう。
③千両箱にお賽銭を優しく投げ入れましょう。
④「二礼二拍手一礼」で参拝をしましょう。
まず、二回礼をして、ゆっくり二回手を打ち鳴らし、お参りをしたら、最後に深々と一礼するのがマナーです。
⑤後ろに下がって再び一礼
おみくじは参拝を済ませてから引くようにしましょう。おみくじは、良い内容は持ち帰り、良くない内容だった場合には「おみくじ結び所」に結んで帰るのが一般的です。
■お寺での参拝の作法
お寺でのお参りの際は、手は打ち鳴らさず、合掌のみにします。
①一礼
②お賽銭を優しく投げ入れたら鐘を鳴らしましょう。
③合掌してお参りをしましょう
④一礼
■正式な参拝
拝殿に上がったり、お寺の中で厄払いや家内安全などのお祓いや御祈祷を受ける「正式参拝」は、申し込みが必要です。初詣の際には、特に混雑していますので注意が必要です。
正式参拝では、初穂料を納めます。紅白の蝶結びの熨斗袋か、白い封筒に入れます。
表書きには、
・御初穂料
・御玉串料
・御礼
などと書き、水引の下に祈祷を受ける人の氏名を書きましょう。
参拝の作法については、お寺や神社ではそれぞれでマナーや手順が異なりますが、神社の場合は神前に進み、玉串を捧げるのが一般的です。
その他の手順については、住職さまや神主さまに教えていただけますので、あまり心配しないようにしましょう。
年明けに行う初詣には、色々なマナーがありますよね。ぜひ、マナーを守った振る舞いで参拝をして、スマートに一年をスタートさせたいですね。