引っ越しをする際には、旧居の荷造りや掃除は大変ですが、引っ越し先である新居の準備も同時に進める必要があります。そこで今回は、新居への入居前に掃除が必要なものや、掃除のポイントや掃除グッズをご紹介します。
引っ越しをする際には、今住んでいる旧居の荷造りや掃除など、やることが多いですが、実は引っ越し先である新居の準備も必要です。
■ハウスクリーニング後に汚れが蓄積する
例えば、賃貸物件の場合でも、新築物件の場合でも、入居前に掃除をしておくことは重要です。一般的には、賃貸物件でも新築物件でも、家を引き渡す前にクリーニング業者が掃除を済ませているものです。しかし、ハウスクリーニングから時間が経過すると、ホコリが溜まって汚い場合や、カビや害虫などが発生することは珍しくありません。
したがって、入居する前に新居の状態を確認し、掃除を済ませておくのがおすすめです。旧居から荷物を運びこむ前に、あらかじめ新居の準備をすることで、引っ越し後の生活をスムーズにスタートさせることができます。
そして、入居前に新居に行き、掃除をする際には、新居の状態をチェックするのがおすすめです。
■掃除と一緒に入居前にすること
例えば、壁や床、窓ガラスなどの汚れや傷などはしっかり確認して、写真を撮影しておきましょう。収納棚やクローゼット、押入れや靴箱の中など、細かい部分まで異常がないかチェックします。
新築物件の場合は、傷や汚れを修繕してもらう必要もあります。
賃貸物件の場合は、入居時にはすでについていた汚れや傷の修繕費用を退去時に請求されてしまうケースがあります。見つけた汚れや傷は、「現況確認書」に記入するか、大家さんや不動産屋さん、管理会社などに連絡をして報告しておくと、退去時のトラブルを防ぐことができます。記入した「現況確認書」や写真は退去時まで保管しておきましょう。
その他にも
・水やお湯の出が良いか
・水道から錆が出ていないか
・臭いがしないか
・換気扇の内部の汚れがないか
・エアコンや換気扇などのような設備類の故障がないか
なども確認しておきたいですね。
■入居時に購入するものを確認する
その他にも、新居に行った際には、照明やエアコン、洗濯機やカーテンなどを購入する必要があるかどうかも確認しておきましょう。特に、カーテンは、購入してからサイズが合わないということは避けたいので、窓のサイズをしっかり計測してから購入するようにしたいですね。
洗濯機や冷蔵庫なども新居に合ったサイズがどうかも確認しておきたいですね。
■入居前に掃除する時期
入居前に掃除をする時期は、入居の1週間から前日までに行っておきましょう。
ただし、新居が遠方の場合や、忙しく掃除をする時間がない場合は、引っ越し当日に掃除をすることになります。新居の状態を確認するためにも、荷物が到着する3時間前までには新居に着き、掃除を開始しましょう。
■入居前の掃除で必要なグッズ
入居前の掃除をする際には、掃除に必要な道具も準備してから新居に向かいましょう。
・バケツ
・雑巾
・きれいな布
・フローリングワイパー
・ドライタイプのフローリングシート
・汚れてもいい服
・マスク
・ゴム手袋
などは、引っ越し前の掃除の必需品ですね。掃除機をかけられる場合は、掃除を利用しましょう。水道や電気が使えない場合は、前日までに水や電気を使わない掃除を済ませておき、当日に残った場所の掃除を行いましょう。
その他にも
・新聞紙
・水切りワイパー
・ほうきとチリトリ
・ウェットタイプのフローリングシート
・モップ
・トイレ掃除用のブラシや洗剤
・トイレ掃除用のウェットシート
・食器用の洗剤
・スポンジ
・お風呂掃除用の洗剤とスポンジ
・塩素系漂白剤
などの掃除グッズを用意するのがおすすめです。新築物件と比べると、賃貸物件は前に住んでいた住民の汚れが残っている可能性があります。
また、フローリング用のワックスや、窓や鏡の汚れ防止のコーティング剤、排水溝から虫が侵入するのを防ぐトラップなども必要に応じて用意しておきましょう。
部屋の臭いやカビ、害虫などが気になる場合は防カビ燻煙剤やバルサンなどがあるといいですね。
入居前の掃除は、新居の状態によっても異なります。新居に到着したら、まずは換気をしましょう。掃除が終わったら窓を閉めるようにして、部屋の中の空気を入れ換えましょう。
■玄関
玄関を掃除する際は、カビや汚れがないかどうかを確認し、ほうきとチリトリで掃き掃除を行いましょう。
■トイレ
トイレを掃除する際には、便器の中だけでなく、便器の外や収納棚の状態もチェックしましょう。便器内は掃除ブラシや洗剤で磨き、お掃除シートで便器や壁、床などの拭き掃除を行いましょう。
■キッチン
賃貸物件のキッチンは、油汚れが残りやすいので、壁や床、コンロ周辺や換気扇などの汚れが残っているかどうかをチェックします。水やお湯の出る量や水漏れも確認しましょう。換気扇の内部に油汚れが残っているケースもあります。
ハウスクリーニングがしっかり行われている場合は、調理台をきれいな布で水拭きをしたり、シンクをスポンジや食器用洗剤で水洗いしたりする程度でOKです。
■リビングや寝室
リビングや寝室などの生活スペースは、壁や床、窓ガラスやエアコンの状態を確認したら、エアコンや照明の掃除を行います。
次にフローリングワイパーや掃除機でホコリやゴミを掃除します。
その後、ウェットタイプのフローリングシートや固く絞った雑巾で水拭きをしましょう。
窓の汚れが気になる場合は、濡れた新聞紙で拭き掃除を行ったら、乾いた新聞紙で乾拭きを行うか、水切りワイパーで水を切りましょう。
■バスルーム
バスルームは、汚れやカビが繁殖していないかどうかを確認し、水やお湯の出る量や水漏れも確認しましょう。
お風呂掃除用の洗剤とスポンジで掃除を行いましょう。カビが生えている場合は、あらかじめカビが発生している部分にのみ塩素系漂白剤を使って30分程度放置してカビ取りを行い、しっかり水洗いをしてから全体の掃除を行いましょう。
新居への入居前には掃除を済ませておくことで、引っ越し後の生活を快適に送れますね。掃除をする際には、汚れや傷などの新居の状態のチェックも行っておきたいですね。