日焼けした後に赤くなっていたりヒリヒリと痛む場合は、お風呂に入っていいのか迷いますよね。そこで今回は、日焼け後のお風呂の入り方や日焼け後のケア方法をご紹介します。
【目次】
日焼けして肌が赤くなっていたり、ヒリヒリと痛い場合、お風呂に入っていいのか迷うことがありますよね。
日焼けは、いわゆる軽度の火傷を負っているような状態です。したがって、日焼けした後には、炎症を起こしている肌を冷やしてあげることが大切です。まずは、保冷剤や氷をタオルでくるみ、紫外線のダメージを受けて火照っている肌をクールダウンさせて、炎症を落ち着かせましょう。炎症が落ち着いてきたらシャワーやお風呂に入るようにします。
しかし、シャワーを浴びたり、お風呂に入るのは、炎症を起こしている肌を温めることです。日焼け止めや汗、メイクなどをしっかり落としてケアしてあげることは必要ですので、入浴の仕方にはコツが必要です。
次からは、日焼けをした後の入浴方法についてチェックしていきましょう。
日焼けした後にお風呂に入れるかどうかは、日焼けの状態によっても変わります。
例えば、少し赤くなっていたり、ヒリヒリと傷んでいる程度でしたら入浴することはできます。しかし、日焼けした肌がかなり痛かったり、水ぶくれができている場合は、お風呂に入るのは控え、シャワーのみにした方が良いですね。
日焼けがひどい場合は、自己判断でケアをするのではなく、皮膚科医に相談して、入浴できるかどうかや、日焼けの治し方などを教えてもらう必要があります。
ただし、日焼け後に入浴する場合は、熱いお湯に入ってしまうと、炎症を起こしている肌には刺激が強すぎるのでNGです。多少ぬるいと感じる35℃~37℃程度のお湯につかるようにしたいですね。
また、入浴も短時間で済ませるようにしましょう。
そして、体や顔、髪の毛などを洗う場合にも、シャワーの水圧は弱くするようにして、紫外線のダメージを受けた体や顔、髪の毛などを労わるようにしましょう。
シャワーの温度もぬるめのお湯か、やや冷たいと感じる水にして、石鹸やボディソープ、シャンプーで洗う場合も優しく、なるべく強く擦らないようにしましょう。
体を洗う場合は、タオルやスポンジなどを使わず、手の平で撫でるように洗いましょう。
なるべく少量の石鹸やボディソープを使用したり、低刺激のものを使うと、肌への負担が軽減されます。
日焼けしてしまった後は、お風呂上がりのケアが重要です。特に、ヒリヒリしてしまっている場合はしっかりとケアをするようにしてください。
例えば、日焼け後の肌は炎症が起きてしまったり、乾燥していますので、普段は体の保湿はしない方も、肌にうるおいを与えるためにスキンケアをしてあげましょう。
普段使っている化粧水やローションでもいいですし、セラミドやヒアルロン酸などのうるおい成分が配合されているスキンケアコスメでもOKです。低刺激のものですと安心して使えますね。
ただし、敏感肌の方は、日焼けの後はさらにお肌がデリケートになっているので、いつも使っているスキンケアコスメを使うのが安心です。
あとは、うるおいがキープされるよう、白色ワセリンや保湿クリーム、乳液などでお肌に蓋をしてあげましょう。
お風呂上りにまだ肌が火照っているようでしたら、お肌を冷やしてクールダウンしてあげましょう。
日中に受けたダメージを修復するためには、睡眠がカギになりますので、日焼けした日は睡眠時間を十分に確保しましょう。
日焼けした日は、肌の表面が乾燥するだけでなく、体の内側も水分不足になっていることがあります。水分補給も行いましょう。
ダメージを受けた肌を修復するためには、スキンケアだけでなく、必要な栄養素の補給も効果的です。肉や魚、卵や大豆製品に含まれるタンパク質や、海苔やカキ、シジミなどに含まれる亜鉛がおすすめです。
また、肌は、紫外線のダメージから守るためにメラニン色素を生成しますが、メラニンが肌に定着してシミやそばかす、くすみなどになるまでには72時間程度時間がかかります。したがって、メラニン生成の抑制が期待できるビタミンCや、お肌のターンオーバーのサポートをしてくれるビタミンAやビタミンEを含む緑黄色野菜や果物も摂りましょう。
抗酸化作用があり、サーモンに含まれるアスタキサンチンや、ベリーやカシスに含まれるアントシアニン、美白に役立ってくれるといわれているトマトに含まれるリコピンなどを摂取するのがおすすめです。
日焼けした後の保湿剤はどのようなものがよいのでしょうか。次に、おすすめの保湿剤を紹介します。
アベンヌウォーターはミスト状の化粧水。赤ちゃんにも使える優しい仕様になっているので、刺激の強いスキンケアアイテムを避けたい日焼け後のケアにぴったりです。
スプレータイプでさっと使えるところも魅力。プレ化粧水として、化粧水の前に塗って保湿してあげる使い方もいいでしょう。
日焼け後のケアで使う化粧水は、抗炎症成分が含まれているものがおすすめです。なぜかというと、日焼けで起こってしまっている炎症を抑えてくれる効果が期待できるから。アルビオンの薬用スキンコンディショナーは、火照った肌を素早く鎮めてくれるでしょう。
エーザイのベラリスは、オーガニックのアロエベラを使ったアイテム。透明なジェルが肌になじませることでみずみずしいローション状に変化し、うるおいをしっかりと届けます。
日焼け後の火照った状態に塗ることで肌を整えてくれるでしょう。顔はもちろん、全身への使用が可能です。
日焼けした肌は脱水状態になっているので、しっかりと保湿してあげることが重要。刺激が少なく保湿力が高いものをチョイスするのがおすすめです。
ミノンのモイストチャージミルクは、敏感で乾燥している肌にぴったりのアイテム。コクのあるテクスチャーですがベタつかず、心地よく保湿してくれます。
dプログラムのホワイトニングクリアエマルジョンMBは、たっぷりとうるおいを与え、みずみずしく明るい肌へと整えてくれることがポイント。パラベンフリー、アルコールフリーの仕様なので肌への刺激が少なく、日焼け後の敏感な肌にも使いやすい乳液です。
日焼け後には、実は避けた方がいいこともあります。
日焼けした後には、つい美白ケアを頑張りたくなりますが、お風呂上がりにスキンケアをする場合、肌を擦ったり、コットンでしっかりパッティングすると、ダメージを受けている肌には刺激が強すぎることがあります。
美白成分の配合された化粧水や美容液、クリームなどのスキンケアコスメや、シートマスクでのケアも、日焼け直後は刺激が強いこともあります。
お肌がピリピリとする場合は使用を中止するようにしてください。
また、日焼けした次の日も、肌の炎症は続いていますが、紫外線の影響をさらに受けやすくなっています。ある程度の日焼け止め対策は必要になります。
その他にも、日焼けして皮がむけてきている場合は、無理に剥がそうとせず、自然に剥がれるまで待つようにしましょう。
日焼けした後にお風呂に入る場合は、紫外線のダメージを受けているお肌をいたわるような入り方をすることが大切です。お風呂の後の保湿もしっかり行い、日焼けのダメージを残さないようにしましょう。