すっきり潔いミニマリストに憧れるものの、現実は衝動買いした服でクローゼットは溢れ、部屋は片づける端から散らかって……。理想と現実のギャップに凹んでしまいますよね。そこで今回はそんな憧れのミニマリストになるための、今日から始められる部屋のインテリア術や服選びのコツをご紹介します。まずはミニマリストに1歩近づくための方法を盗んでください。
【目次】
ミニマリストのイメージはなんとなく浮かんでいるものの、その正確な意味を実は理解していないという方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずはミニマリストの言葉の意味からご紹介します。
■ミニマリストとは?
最低限度の物だけを持って生活するライフスタイル (※Wikipediaより)
“物”には生活全般における身の回りの物が全て含まれるので、服も必要最低限のアイテムしか所有しません。当然少ない服を着回して日々のコーデを考えなくてはいけないですよね。でも、少ない服でおしゃれなんてできるのでしょうか?
改めて考えてみると、クローゼットの中にはここ何年も着ていない服が意外と多いのではないでしょうか。部屋の中にも、ずっと使う機会のないものが放置されていたり。そんな服や生活用品を整理して、部屋の中をすっきりさせるだけでも、全然気持ちが違います。
今回ご紹介するのはミニマリストのインテリア術や少ない服でおしゃれするコツの実例です。ぜひ憧れのミニマリストに近づくための参考にしてください。
ミニマリストになるために欠かせないのが「いらないものを処分」する作業。最も面倒な作業ですが、この工程が完了すればぐっとミニマリストに近づくことができます。
部屋の中やクローゼットの中を見回してみてください。1年以上使っていないものや、着ていない服がたくさんありませんか?
まずは無心でそのいらないものを捨てることから始めましょう。中には、捨てる決断のつかない思い出の詰まったものがあると思います。そういうものは全て同じ段ボール箱に入れて保留にしておきます。また何か月かたって、中をチェックして再度捨てるかどうかの判断を。
「これは自分にとって本当に必要なものなのか?」と考える習慣を身につけることから始めましょう。
ミニマリストの部屋は何もなくて殺風景……、そんな部屋のイメージを思い描く方もいらっしゃるかもしれません。中には、そういう部屋だと落ち着かないという方もいらっしゃるかもしれませんね。
ストイックにミニマリストを目指すのはもちろん素晴らしいですが、自分のペースでできることからミニマリストを目指すのもありなのではないでしょうか。
思い描くミニマリストの理想の部屋は人それぞれ。自分が心地いいと思える部屋でないと、長続きはしません。すっきりしていて心地いい、そんな部屋を目指しましょう。先輩のミニマリストの考え方や部屋作り、コーデのコツを盗みながら、自分なりのミニマリストを目指してください。
理想の部屋やライフスタイルを思い描いたら、次は自分がイメージするミニマリストの暮らしを実践する先輩を探してみましょう。
先輩ミニマリストのブログはいい参考書になります。生活の中の心がけや習慣、物を増やさないコツなど、ミニマリストになるための成功例や失敗例がたくさん詰まっています。
狭い部屋でもすっきりと片付いたミニマリストの素敵な部屋がInstagramで公開されています。そんな部屋の画像を日々チェックしながら、理想の部屋作りを学びましょう。
ミニマリストの部屋はすっきりと片付いて、狭い部屋でも広く見えたり、快適で過ごしやすそうです。物が少ないから、日々の片づけや掃除が簡単で時短にも。
ミニマリストの部屋の家具は、背が低くて大きくないのが特徴です。一人暮らしの女性でも簡単に模様替えができますね。季節ごとの衣替えのタイミングで、部屋の模様替えもしてみましょう。
ミニマリストの部屋の家具が小さい理由は持ち物が少ないから。生活用品や身の回りの物、洋服や小物まで、持ち物全てをひとまずチェックしてみましょう。
持ち物をリスト化するのがおすすめです。書き出すことで、冷静に必要なものか否かを考えることができます。持ち物をスリム化するのと同時に大事なのが、余分なものを買わないこと。
余分なものを買わなくなると、今持っているものを大切にするようになります。例えば、上質な洋服用ブラシは、服や小物を丁寧にメンテナンスできて長持ちさせてくれます。
いらないものを捨てる段階や持ち物をリスト化する中で、クローゼットの中の最近着ていないものは処分しました。それでもかなりの量の服が、クローゼットに残っているかもしれません。そこからミニマリストのコーデづくりの中でいらないものを、さらに処分します。
そこで問題なのは、何を処分して何を残すかです。少ない服で着回すには、着回しの効く服を残すことをおすすめします。着回しの効くアイテムとは、やはりシンプルなデザインで合わせやすいもの、ベーシックでスタンダードなものになります。
大人女子的観点で付け加えるなら、ベーシックではないかもしれませんが、着ると楽しくなるようなデザインされた服であなたが必要とするなら、そんなアイテムもクローゼットに残しておきましょう。
ミニマリストの服は少ないので管理しやすく、収納も場所を取りません。大きなクローゼットは必要ないので、扉を開ければ全ての服が見渡せるような収納が理想的です。見える収納はコーデを考えやすく、着ていない服が一目瞭然なので、次に処分する服もわかりやすくなります。
見える収納は持っている服の色の特徴がわかります。黒が好きな人は自然と黒中心のワードローブに。次に購入するなら白やグレーがいいな、といった風に着回ししやすいワードローブ作りを自然と考えるようになりますよ。
ミニマリストの服は少ない色でシンプルな服が多いので、着回しが効いてコーデが簡単です。黒が好きな人は黒中心のワードローブなので、相性のいい白いパンツや小物を選んで。黒のカットソーワンピースは、夏は1枚で、春や秋は羽織りものを重ねて着回しを。
服はベーシックでも、小物でトレンドを取り入れると毎日のコーデが新鮮に。小物使いはおしゃれ見えするポイントでもあるので、適度な見直しがおすすめです。
すっきりした部屋で少ない物で過ごすミニマリストのライフスタイル。憧れがあってもなかなか始めることができない方は、ぜひ今回ご紹介したインテリア術やおしゃれのコツに挑戦してみてください。お金だけじゃなく時間にも余裕が出て、考え方もシンプルになります。いきなりじゃなく、一つづつ始めてみましょう。