一人暮らしが落ち着いてくると視野に入れたいのが“貯金問題”です。ちゃんと貯めていくためには、しっかり計画を立てていくことが大切になります。そこで今回は、貯金額の平均や無理なく貯める方法をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【目次】
一人暮らしをしていると、何かあったときのためにしっかり貯金をしておきたいところですが、つい気が緩んで使ってしまったり、出費が重なったりすると貯金すらできないこともあるのではないでしょうか。
周りとは話しにくい内容なだけあって、どれくらい貯めているのか気になることもありますよね。
■年代別で見る貯蓄額の平均(年収300万円未満の場合)
・20代 70万円
・30代 255万円
・40代 315万円
計画的に貯めていけば、20代では70万円前後だった貯金額も、40代では4倍以上にすることが期待できます。
一人暮らしだとなぜ貯金できないのでしょうか。貯金ができない方にはいくつかの共通点があるようです。
■貯金できない方の共通点
①貯金する習慣がない
②毎月の出費を把握していない
③貯金額の目標がない
④衝動買いしてしまうことがある
⑤ギャンブルや趣味など、娯楽に使う金額が大きいい
⑥単純に収入が少ない
しかしこれらの貯金ができない理由を一つ一つ直していけば、少ない収入でもコツコツ貯めていくことができます。
まずは、貯金がしっかりできている方が、どのような家計割合なのか見てみましょう。
■手取り20万円の場合でシュミレーション
・住居費(家賃、水道光熱費)……70,000円
給料の1/3ほどが妥当だと言われているので、思い切って家賃を見直すのも◎。
・食費……15,000円
外食は控え、なるべく自炊することが安く済ませる近道になります。
・通信費……10,000円
スマホ料金を見直すことで、安く済ませることができます。
・交際費……20,000円
友人や職場、恋人との関係を深めることも大事ですが、使い過ぎないように把握しましょう。
・日用品……5,000円
トイレットペーパーやシャンプーなど、使わなかった分は翌月へ。
・美容や趣味……20,000円
女性の場合、美容や洋服、趣味などついお金をかけてしまうこともありますよね。予算を決め、本当に今買うべきか見極めて。
ここまでの計算だと、残りは60,000円になります。
あとは交通費などや急な出費もあるでしょうから、毎月30,000~40,000円貯金できると良さそうです。
毎月しっかり貯金していくためには、先取り貯金、もしくは定期預金をすることです。
先取り貯金とは、給料が振り込まれたら最初に貯金を行い、残ったお金で生活をする方法。
最初からないと思えばやるしかないので、「貯金があるから大丈夫」という考えは捨てておきましょう。
定期預金とは、銀行であらかじめ預け入れ期間が定められており、その期間が満了するまでは原則として払い戻しができない預金のことなので、衝動買いをしてしまう女性は引き出せないようにしておくと安心です。
貯金をしていくためには、何か目標を掲げることも大切です。
「車を買う」「家族を旅行へ連れていく」「ブランドのバッグを買う」など、お金が貯まったら何をしたいのか、明確な目標があるとやる気に繋がります。
また、「毎月30,000円は絶対貯金する!」という貯金額を決めておくこともおすすめです。
収入の2~3割を目標にするといいと言われているので、手取りが20万円なら毎月6万円の貯金になりますが、毎月貯めていくことが大切なので割合を下げてでも一定の貯金ができるように心がけてみてください。
自分が毎月いくら使っているのか、出費を把握するためには家計簿をしっかりつけることが大切です。
1ヶ月後に見直せば、「ここにこれだけ使ってたのか」と見直すことができます。反対に、節約できた月はお財布だけでなく気持ちも嬉しくなるので、また頑張ろうと思えますよ。
ノートに書くことが面倒なのであれば、最近は1ヶ月の出費をグラフにしてくれる機能付きの家計簿アプリなどもあるので、活用してみてください。
次の給料までに残ったお金があれば、半分は貯金、半分は自分へのご褒美にするなどして、ストレスをため込まないようにするのも貯金を続けていくためのコツです。
一人暮らしの貯金についてご紹介しました。1ヶ月の出費を把握することと、“収入-貯金=生活費”という意識を持つことが大切です。そうすれば一人暮らしでもしっかり貯金していくことができるので、自分の目標や何かあったときのために計画的な貯金を始めてみてはいかがでしょうか。