オペラ鑑賞に誘われたら嬉しいのと同時に悩むのが着て行く服装。結婚式で着るようなドレスがいいのか、それともドレスだと浮いてしまわないかと考えてしまいます。今回はそんなオペラ鑑賞に行く日の服装について、マナーやおすすめコーデをご紹介します。
【目次】
お芝居やミュージカルが好きな方にとって一度は観てみたいのがオペラではないでしょうか。ただ劇場にオペラを見に行くとなると、悩むのが着て行く服装ですよね。
「結婚式で着るようなドレスがいいの?」「一人だけドレスで浮いたりしない?」など、着て行く服装で困ってしまいます。そこで今回は、オペラ鑑賞の日に着るおすすめの服装をご紹介します。他にも、“オペラとは?”から始まり、オペラ鑑賞におけるマナー、オペラ鑑賞の服装選びのポイントをご紹介するので、オペラ鑑賞の基本を一緒にチェックしてください。
まずは、オペラがどんなお芝居なのかご紹介しましょう。オペラは日本語でいうと歌劇と訳されることでもわかるように、歌唱によってお芝居が進んでいく舞台芸術。物語は歌手の歌唱とオーケストラの演奏で進行していきます。
オペラの歌詞は外国語ですがちゃんと字幕が付くので安心です。初心者の方でもすんなり物語の世界に入れて楽しむことができます。
オペラを観に行くことが決まったら気になるのが鑑賞マナー。鑑賞中に周りの方に迷惑な行為をしてしまわないように、オペラ鑑賞のマナーをチェックしておきましょう。
■オペラ鑑賞のマナー
・拍手のタイミング
オペラ鑑賞中の拍手のタイミングは、最も重要な鑑賞マナーです。拍手は音楽が完全に終わり切ってから行うようにしましょう。初心者の方は周りの方が拍手を始めてから遅れてするのが無難です。
・ゴソゴソ音を立てる行為
オペラ鑑賞中に周りの方が気になるような音を立てる行為は避けましょう。携帯電話の電源を切るのもお忘れなく。
・音楽に合わせて拍子を取ったり体を動かす行為
オペラに夢中になっていると、知らず知らずのうちに音楽に合わせて拍子を取ったり体を動かしてしまう方がいます。周りの方の視野に入って邪魔になるので、無意識に動かさないように気をつけましょう。
・前のめりにならない
鑑賞中の姿勢は背中が背もたれにつくようにして、前のめりにならないようにしましょう。後ろの方の視界を妨げてしまいます。
オペラ鑑賞の服装には決まったドレスコードはありませんが、ラフでカジュアルなコーデは避けましょう。特にS席のような高価な席は、おしゃれにドレスアップした方が多くいらっしゃいます。結婚式の二次会で着るようなドレスやワンピースの方も多く着物の方もいらっしゃいます。
S席以外だとTシャツにデニムといったコーデの方もいますが、大人女子としてはそれなりにおしゃれをして鑑賞したいところ。普段着るものよりきれいめなワンピースや、会社帰りならジャケットを羽織ったりアクセサリーで華やかにしたりと、特別感が演出できるようなコーデで出掛けましょう。
ダメージ加工のデニムやビーサンといったラフな服装は明らかに浮いてしまいますし、オペラのクラシカルな雰囲気に合わないので避けてください。
オペラ鑑賞の服装はS席のような高価な席以外ならTシャツ×デニムのようなカジュアルな方もいますが、オペラにはいつもよりきれいめで特別感を演出できるような服装が似合います。
高級レストランに着て行くようなきれいめのワンピースなら特別感もあって大人女子の装いとしても◎。歩くときれいなドレープが出るネイビーのワンピースは着るだけで女性らしいエレガントな気持ちになれて、オペラ鑑賞の日に着るワンピースにぴったりです。
シンプルなワンピースの時は、アクセサリーや小物でラグジュアリー感を演出するとよりオペラにマッチします。
平日のオペラ公演は仕事帰りに鑑賞に来る方も多く、男性ならビジネススーツ姿の方も多くいます。女性は昼間のオフィスカジュアルの服装のままでもいいですが、ジャケットをプラスしたりアクセサリーをプラスしたりして華やぎをプラスするとより特別感が演出できます。
ピンクベージュのブラウスと黒のパンツのコーデは、昼間はカーディガンを羽織っておいて、夜はジャケットにチェンジすれば華やぎがプラスできます。ジャケットはビジネスライクなものよりノーカラーなどが◎。ブラウスとセットアップのジャケットはフォーマル感があります。
S席でオペラ鑑賞する場合は、服装もそれなりにドレスアップが必要になります。リトルブラックドレスなら特別な日の装いに相応しくて大人可愛さも。
日本の劇場のS席にはロングドレスを着るほどのドレスアップはトゥーマッチですが、演目などによってはフォーマル度の格をアップさせる必要があるので注意しましょう。
デコルテから袖にかけての透け感と繊細なレースが女性らしい黒のオールインワンは、そのディテールの雰囲気がドラマチックなオペラにぴったり。夜のオペラ鑑賞には光沢感のあるドレスが◎。バッグや靴など小物類も光る素材感のものを選ぶと夜に映えます。
S席でのオペラ鑑賞に似合う服装が着物。特に海外のオペラ鑑賞で着物を着ると、洋装のドレスに負けないくらいのインパクトがあります。着物の種類や柄、カラーは劇場や演目に合わせて選ぶのがポイントです。
海外の劇場でオペラ鑑賞する際の服装は、国や劇場によって最適な服装のフォーマル度が変わります。国は同じでも特別な演目だったり初日公演だったりすると、一気に服装のフォーマル度がアップするので服装には気を付けましょう。
海外の劇場でもS席以外の席だとカジュアルな服装の方もいます。特別な公演でもS席でもない場合はきれいめのワンピースでOK。夜のオペラ鑑賞にはデコルテに透け感のあるものやロング丈のものが似合います。
オペラ鑑賞の際に身に付けるバッグや靴は、コーデに合ったものを選ぶのがポイント。ドレスなのに大ぶりなバッグを持ったりカジュアルなパンプスだったりするのはNGです。
きれいめなワンピース程度ならレザー製のバッグでもOK。ただしバッグも靴もカジュアル過ぎないものを選びましょう。
オペラ鑑賞の日に着る服装はS席ならドレスやスーツを着る必要がありますが、それ以外の席なら普段よりきれいめな服装で大丈夫です。ただオペラ鑑賞はなかなかない機会でもあるので、おしゃれな服装で特別感を演出して出掛けたいところです。大人女子らしいおしゃれな装いで、オペラ鑑賞を心ゆくまで楽しんでください。