ベレー帽のおしゃれなかぶり方は？髪型別のコツや似合うヘアアレンジ

軍用ベレーみたいな“ななめかぶり”はNG？主流なのは“真っ直ぐかぶり”

　

ベレー帽というと、これまではフェミニンなスタイルに合わせるイメージがありましたが、最近はむしろカジュアルだったり、ストリートなスタイルに合わせるコーデがトレンドです。では、どんなかぶり方が今どきのかぶり方なのでしょうか。ポイントをまとめました。

■後ろ倒しにかぶる
あらゆる髪型に共通しておしゃれに見えるコツは、後ろ倒しにかぶるかぶり方です。前髪や耳を出すかどうかは、髪型などにもよりますが、前髪が長い人は前髪を横に流してベレー帽に入れてしまう方が、旬な雰囲気になります。

■真っ直ぐにかぶるのが主流
ベレー帽のかぶり方は、軍用ベレー帽のようにななめにかぶるのが正しいとされていますが、今どきで旬なのは真っ直ぐにかぶったり、少しだけ傾けるかぶり方です。

■カジュアルスタイル×ベレー帽が◎
フェミニンなスタイルに合わせてかぶるよりも、カジュアルなスタイルに合わせる方が旬な雰囲気になります。

【髪型別】ベレー帽のかぶり方をご紹介！

ショートヘア×ベレー帽のかぶり方：前髪はイン、サイドは少し残して

　

ショートヘアの人で前髪をサイドに流している人は、ベレー帽の中に前髪を入れておでこを出すのがポイントです。サイドの髪は少し残して、残りは耳に掛けるなどしてベレー帽に入れましょう。

鏡を見ながらバランスを見て、サイドの髪の量を調節しましょう。季節感や、服の雰囲気に応じてバランスをうまく取るのがコツです。

ショートヘア×ベレー帽のかぶり方：ぱっつん前髪の人は浅くかぶるのが◎

ぱっつん前髪のショートボブの人は、ベレー帽を後ろ倒しに浅くかぶるのがポイント。耳を片方だけ出すと女性らしい雰囲気になります。

大ぶりなイヤリングなどのアクセサリーが似合うのがベレー帽の良さ。キャップにはない魅力があります。顔周りが旬なムードに。

ショートヘア×ベレー帽のかぶり方：秋も顔周りはすっきりがマスト

秋のベレー帽のかぶり方も、顔周りをすっきりさせるのがポイント。ショートヘアなら、おでこを出して、サイドの髪は耳にかけるだけでOKです。秋冬でも、どこかに抜け感を出すのがトレンドです。

ボブヘア×ベレー帽のかぶり方：サングラスや辛口スタイルとも相性◎

　

おでこを出して後ろ倒しにかぶるベレー帽のかぶり方は、辛口な小物やスタイルに似合います。スポーティパンツ＆スニーカーにサングラスをプラスしたクールなスタイルにも、しっくり馴染んでいます。

ベレー帽をかぶる時には、髪を軽くセットするのがおすすめ。ヘアアイロンで軽く外はねさせたり、サイドの髪に軽く動きをつけて、ワックスなどで艶感を出したりしてまとめておきましょう。このひと手間で、ベレー帽をかぶった時のおしゃれ感に違いが出ます。

ボブヘア×ベレー帽のかぶり方：夏のトレンドは、メッシュ生地でサマー仕様のパイピングベレー帽

メッシュ生地でサマー仕様のパイピングベレー帽は、夏のトレンド要素が盛り込まれています。秋冬のイメージだったベレー帽に、メッシュ生地などで春夏にもかぶれるものが登場。パイピングベレー帽は秋冬に流行っていたデザインです。

かぶり方は他のベレー帽と変わりません。夏はボーダー柄トップスなどの爽やかなアイテムに合わせて、サイドの髪は耳にかけて顔周りに抜け感を出すのがポイントです。

ボブヘア×ベレー帽のかぶり方：ファーベレー帽×辛口コーデは、顔周りの軽さがマスト

　

トレンドの影響で冬のベレー帽のかぶり方にも変化が。ボブヘアの人でもまとめるなどしてヘアアレンジをしてかぶる方が、旬なムードになります。特にメンズライクなMA-1とブラックデニムのコーデには、そういった抜け感の演出がマッチします。

ファーベレー帽は甘い雰囲気になりがちですが、黒をチョイスしたり、抜け感を演出することによって、クールなスタイルにも似合います。

ロングヘア×ベレー帽のかぶり方：ロングヘアはウェットにスタイリングして

　

ロングヘアの人は、髪をウェットにスタイリングしてベレー帽をかぶるのが旬な雰囲気を作るコツです。スタイリングせずにベレー帽をかぶった場合は、重い印象になってしまいますので注意しましょう。

ロングヘア×ベレー帽のかぶり方：ゆるっと巻いて一つ結びのヘアアレンジで軽さを出して

　

今どきのベレー帽のかぶり方は、おでこを出したり、サイドの髪は耳にかけたりして、顔周りに軽く抜け感を出すのがポイント。

ロングヘアの人は、そのままダウンスタイルにすると、重くなってしまいます。スタイリングするには長さも量もあるという人は、後ろでまとめてヘアアレンジするのがおすすめ。まとめることでサイドの髪の量の調節もできます。

ゆるっと巻いて一つで結ぶことで、ロングヘアでも顔周りが軽やかに。おでこを出してベレー帽をかぶったら、サイドの髪は適度に垂らしてバランスを取りましょう。

外はねボブヘア×ベレー帽のかぶり方：大人可愛くかぶりたい人におすすめ！ふちは必ず入れ込んで

ボブヘアでベレー帽を大人可愛くかぶりたい人は、サイドから後ろの髪を外はねにするのがおすすめです。甘い雰囲気のあるベレー帽に、外はねの可愛さが絶妙にマッチ。サイドの髪は耳にかけるなどして、バランスを見ながら調整しましょう。

ベレー帽のふちは必ず入れ込みましょう。おでこがしっかり出るように後ろ倒しにかぶります。メガネとの相性も抜群です。

ベレー帽に似合うヘアアレンジをご紹介！

ベレー帽に似合うヘアアレンジ【1】フェミニンさを残すならサイドポニーテール

正面からでも毛束が見えるサイドポニーテール。後ろで結ぶよりもかわいらしくフェミニンな印象になります。また、結び目がサイドにくるのでベレー帽を深く被ることもできます。

顔周りがすっきりするので、フェイスラインが気になる場合は前髪やサイドの後れ毛を少し残しましょう。

ベレー帽に似合うヘアアレンジ【2】ガーリーなフィッシュボーン

ポップでガーリーな印象にするならフィッシュボーンがおすすめ。三つ編みよりも凝って見えるので、大人女子にもぴったりです。結び終わったら毛をほぐしてこなれ感を出しましょう。

後ろで1つに結ぶ他、2つに分けてお下げにするのもいいですね。

ベレー帽に似合うヘアアレンジ【3】こなれて見えるギブソンタック

手が込んで見えるのに簡単にできるギブソンタック。ベレー帽との相性もばっちりです。前髪を残すとキュートに、ベレー帽の中に入れ込むとすっきりと洗練された印象になります。首元がすっきりと空くので、タートルネックやボリューミーなストールとも相性がいいですよ。

ベレー帽に似合うヘアアレンジ【4】すっきり見えるローポニーテール

アレンジがしにくいボブヘアでも簡単にできるのがローポニーテール。軽く内巻きに整えてから結ぶと、毛束がくるんとカールしてキュートです。すっきり見えるので知的な印象にもなりますよ。

ベレー帽に似合うヘアアレンジ【5】外ハネでポップに

結べるほどの長さがない、という場合は毛先を外ハネにするだけでもアクティブでおしゃれな印象に変わります。毛先を巻くだけなので、忙しい朝にもぴったりです。

ベレー帽に似合う服装は？

ベレー帽に似合う服装【1】タートルニット×ロングスカート

秋冬の装いによく合うベレー帽。秋冬の定番アイテム、タートルニットとの相性は抜群です。ベレー帽を被ることで目線が上がるため、トレンドが続いているロング丈のスカートを重く見せずに履きこなすこともできます。靴やバッグなどの小物と色を合わせるとベレー帽がコーデになじみやすいですよ。

ベレー帽に似合う服装【2】ボーダートップス×スキニーパンツ

ボーダートップスにスキニーパンツを合わせたスタイルにベレー帽をプラスしてフレンチシックに。トップスはドロップショルダーのものを選ぶと今っぽいゆるっとしたシルエットになりますよ。足元はバレエシューズでとことんパリジェンヌっぽく。

ベレー帽に似合う服装【3】シンプルニット×プリーツスカート

シンプルなニットにプリーツスカート、というきれいめコーデにベレー帽をプラスするとどこかクラシカルな雰囲気に。パンプスにくるぶし丈ソックスを合わせた足元もレトロっぽさを演出します。

ベレー帽に似合う服装【4】ボリュームニット×ワイドパンツ

ボリューミーなニットにワイドパンツを合わせたコーデ。温かみのあるベレー帽はもこもことした質感の服とは好相性です。トレンドの巾着型のコロンとしたファーバッグともよく合います。黒のベレー帽はどんな色味の服とも合わせやすく、初心者には特におすすめのカラーです。

ベレー帽に似合う服装【5】五分袖ニット×タイトスカート

五分袖ニットにタイトスカートを合わせたレディライクなコーデ。ベレー帽をプラスするとカジュアルダウンできて、大人かわいい雰囲気に仕上がります。バッグは小さめのショルダーを選ぶと今っぽいスタイルになりますよ。

ベレー帽に似合う服装【6】ワンピース×ロングカーディガン

ワンピースにロングカーディガンを合わせたシンプルコーデには、ベレー帽がよいアクセントになります。ベレー帽はカジュアルでかわいらしい印象のアイテムですが、色味を抑えると大人っぽくも着こなせます。

【顔の形別】ベレー帽のかぶり方をご紹介！

卵型×ベレー帽のかぶり方：顔よりも一回り大きいベレー帽で小顔に

　

ベレー帽は、同じものでも顔の形によって見え方や印象が違います。自分に合ったベレー帽を探して、おしゃれにかぶりましょう。

丸顔さんは、基本的にどんなベレー帽でも似合います。小顔に見せたい場合は、顔より一回り大きい立体感のあるものをかぶると良いでしょう。かぶり方が原因で顔が大きく見えることも少ないので、浅めにかぶったり、深めにかぶったりしてイメージを変えてみてください。

丸顔×ベレー帽のかぶり方：張りのあるベレー帽を浅めに

　

丸顔さんは、顔の長さに対して横幅が広め。横幅を強調すると顔が大きく見えやすいため、ベレー帽は縦のラインを強調することを意識してかぶってください。

張りのあるベレー帽を浅めにかぶって高さを出すと、縦と横のバランスが整ってシャープな美人に見えるでしょう。小顔効果を期待するなら、前髪を出すかぶり方がおすすめ。前髪で顔の余白を隠すと、その分顔の面積が小さく見えます。

面長×ベレー帽のかぶり方：横に広いベレー帽で顔の長さをカバー

　

面長さんは、顔の横幅が狭く、縦の長さが長いです。そのため、ベレー帽をかぶる時には横幅を強調して顔の長さから視線を外すのがポイントです。淵が強調されたベレー帽をかぶると、顔の縦と横のバランスが良く見えるでしょう。

また、面長さんはシャープな印象が強いです。優しい雰囲気になりたいなら、ファーなどの柔らかい素材が使われたベレー帽をコーデに取り入れると良いでしょう。

一方、面長さんが張りのあるものや立体感が出るものをかぶると、更に縦のラインが強調されるため、気を付けてください。

四角顔×ベレー帽のかぶり方：立体感のあるベレー帽でエラを隠す

四角顔は、エラが張って顔全体が四角く見える顔。顔が大きく見えやすいため、コンプレックスを感じている人が多いです。

四角顔さんがベレー帽をかぶるなら、立体感があり、トップに高さが出るものを選ぶのがポイント。かぶり方は、深めにすると余白が隠れて小顔効果を期待できます。フェイスラインが気になる場合は、ベレー帽からサイドの髪を出して輪郭を隠しましょう。

また、トップに大きなポンポンが付いたベレー帽も、四角顔さんのお悩みを隠してくれるアイテム。ポンポンのインパクトがあるため、気になるエラ部分から周りの人の視線をそらせます。

【年代別】ベレー帽のかぶり方をご紹介！

20代×ベレー帽のかぶり方：ボリュームトップスをコンパクトなベレー帽でまとめる

　

ベレー帽は、ハットなどと比べてシルエットがコンパクトな帽子。ボリュームのある服とも合わせやすいです。

20代は、トレンドのボリュームブラウスにレザーベレー帽をコーディネートするのがおすすめ。コーデがまとまって垢抜けられるでしょう。耳掛けをすると顔周りがすっきりとして、全体が軽やかになります。

20代×ベレー帽のかぶり方：ゼブラ柄スカートと合わせて辛口に

　

ころんとしたフォルムのベレー帽をあえて辛口コーデに取り入れると、おしゃれ上級者のコーデに仕上がります。20代は、ハードなゼブラ柄スカート×黒のベレー帽でスタイリッシュに仕上げましょう。

白や黒などのベーシックカラーをメインに使えば、コーデに統一感が出て洗練された雰囲気を演出できます。

30代×ベレー帽のかぶり方：ストライプワンピースとブラウンベレー帽できれいめに

　

30代になると、きれいめなファッションを好む人が増えてきます。カジュアルなベレー帽をきれいめなコーデに使いたいなら、落ち着いた色を選ぶのが良いでしょう。

都会的なストライプワンピースにブラウンのベレー帽を組み合わせた服装は、きちんと感があります。ファーバッグなどの小物を持ってコーデを格上げすると、コンサバすぎない着こなしができるでしょう。

30代×ベレー帽のかぶり方：モノトーンコーデでモード風に

　

全体を黒や白でまとめたコーデは、シックな雰囲気。色数を抑えると、着こなしにまとまりが出て大人っぽく仕上がります。

モノトーンコーデの日は、ベレー帽も黒を選ぶのがおすすめ。ノースリーブ×スカートのシンプルな服装もベレー帽をプラスすると、グンと垢抜けます。メイクには、赤リップなどのインパクトがあるコスメを使うと、モード風になるでしょう。

40代×ベレー帽のかぶり方：ベレー帽を上品コーデのはずしアイテムに

品格の漂う40代女性は、ジャケットコーデで大人の魅力をアピールしましょう。知的なイメージのプリーツスカートをコーディネートすると、きちんと感のあるファッションになります。

ベレー帽は、はずしアイテムとして取り入れるのがおすすめ。きちんと感のあるコーデも、ベレー帽でカジュアルダウンすると親しみやすいイメージに仕上がるでしょう。

40代×ベレー帽のかぶり方：カジュアルコーデをベレー帽で格上げ

　

40代になると、「カジュアルなファッションが似合わない」と感じる人が増えてきます。カジュアルなコーデがしっくりこない時は、小物遣いを工夫して、大人っぽく決めましょう。

シャツワンピースやワイドパンツなど、ゆったりとしたシルエットのアイテムを使う日には、コンパクトなベレー帽やバッグでコーデを引き締めるのがコツ。ヒールパンプスなどで女性らしさをプラスすると、手抜きに見えない大人カジュアルコーデが完成します。