色々な種類のスパイスを味わえるカレーは、食べ方や作り方によっては、ダイエット効果が期待できる食品になります。そこで今回は、カレーダイエットのメリットややり方、おすすめレシピをご紹介します。
【目次】
スパイシーでコクのあるカレーは、年齢や性別を問わず、ファンが多いですよね。カレー専門店もあるほど、人気の食事です。
しかし、カレーというと、高カロリーでこってりとしている食事というイメージを持っている方も少なくなく、ダイエット中は避けている方もいると思います。
■つい食べ過ぎてしまう
実際、カレーは、食欲をそそる香辛料がたっぷり使用されているので、ついご飯やパン、ナンなどの主食も進んでしまいますので、ダイエット中で食事制限をしている方は避けた方がいいと言われています。
また、カレーは、肉や野菜を煮込んでいて、具材が柔らかくなっていたり、中にはトロトロに溶けていたりするので、あまり噛まずに胃に流し込んでしまいやすく、つい食べ過ぎてしまうのもダイエットに不向きとされる原因です。
■市販のルーは高カロリーなものが多い
そして、日本で市販されているカレーのルーの多くは、フルーツペーストや小麦粉など、香辛料以外の食材が使用されており、カロリーが高い傾向があることも、ダイエットに不向きと言われる理由となっています。
カレーは、食欲をそそる色々な香辛料が使用されていることがダイエット中に避けられる原因ですが、香辛料自体はダイエットに効果的な成分です。
■代謝アップをサポート
例えば、カレーを食べると汗をかくことが多いですが、カレーに含まれるターメリックやカルダモン、唐辛子、シナモンなどには、体温を上げ、新陳代謝を促してくれる効果があります。代謝が上がることで、エネルギー消費量が増えるのが、ダイエットに効果的だとされている理由です。
■脂肪にも
そして、カレーに含まれているクミンやターメリック、コリアンダーや唐辛子、しょうが、ニンニクなどには、脂肪の分解をサポートする効果が期待できます。
■消化にも
さらに、カレーに含まれるターメリックやカルダモン、クミン、コリアンダーなどには、消化機能の活性を促してくれる効果があると言われています。
■美容や疲労回復にも
その他にも、ターメリックには抗酸化作用があるとされていますし、カレーには、疲労回復効果も期待できるスパイスも含まれています。
しょうがやクミン、ナツメグには、冷え性の改善に効果的とされていますよ。
■野菜もたっぷり摂れる
また、たっぷりの野菜も煮込むことで食べやすくなり、色々な種類の野菜を摂ることができるのもカレーのメリットですね。
■食べ過ぎを予防
カレーがダイエット中に避けられる原因は、スパイスによって食欲が増進され、ついご飯やパン類などの主食を食べ過ぎてしまうことです。カレーのルー自体にも1人前で250kcal前後程度のカロリーがあります。
したがって、カレーを食べる際には、ご飯なしでカレーのルーだけを食べるようにしたり、キャベツやレタスなど、ローカロリーな野菜類や、豆腐やおからなどと一緒に食べるようにするだけでも、カレーを美味しく食べながらカロリーもカットすることができます。
白米ではなく、玄米にするのも良いですね。
■朝カレーが人気
朝にカレーを食べる「朝カレーダイエット」は、テレビや雑誌で紹介されたり、芸能人が行っていることでも人気が高まったダイエット法です。
副交感神経が働いてリラックスしている状態の朝にカレーを食べることで、交感神経が優位になり、活動的になる状態への切り替えをサポートしてくれます。
また、カレー自体にも代謝アップが期待できますので、日中体を動かして活動している場合のエネルギー代謝も上がります。
反対に、リラックスした状態になりたい夜は、カレーを食べるのは避けましょう。
■毎日は避ける
カレーは、毎日食べるのではなく、2日や3日に1回のペースで食べるのがおすすめです。カレーは作り置きして冷凍することもできますよ。
■香辛料はなるべく自分でブレンド
そして、香辛料以外のものが多く含まれる市販のカレールゥを使用せず、自分でスパイスを調合すれば、香辛料の効果だけを活用できますよ。
■具材にも注意
また、カレーを作る際に、ジューシーな豚バラ肉のような脂身の多い肉は使用しないことも重要ですね。野菜をたっぷり入れることで、食物繊維を摂ることはできますが、糖質の多いジャガイモやニンジン、タマネギなどをたっぷり使用したカレーも、ダイエットの妨げになる可能性がありますので注意しましょう。
糖質の低い葉物野菜や、ズッキーニやナス、キノコ類、こんにゃくなどを入れた、カロリー控えめのレシピを選ぶのがおすすめですよ。
糖質を燃焼させる働きがあるビタミンB1を多く含む豚肉は、脂身の少ない赤みの肉を使用しましょう。
また、香辛料がブレンドされたカレー粉をおかずやサラダ、スープなどに振りかけるだけでも手軽にスパイスを摂ることができますね。
■市販品や外出先でカレーを食べる場合は
そして、市販のカレーや外出先でカレーを食べる際には、さらっとしていて比較的カロリーが低めなタイカレーを選ぶのがおすすめです。
イエローカレーは、マイルドな味わいで、タイカレーの中でもカロリーが低いとされていますが、ジャガイモのような糖質の高い野菜を入れることが多いので、場合によってはグリーンカレーやレッドカレーを選ぶのがおすすめです。
生クリームやバターを使ったインドカレーは、ダイエット目的の場合は避けましょう。
最近では、ダイエット向きの100kcal程度のレトルトのカレーも市販されていますので、ぜひ利用したいですね。
豆腐を使ったヘルシーなカレーは、自分でスパイスを調合するので、好みの味にカスタマイズできるダイエットレシピです。
具材を細かく刻むので、煮込まず、短時間で作りやすいカレーですね。
食欲がアップするカレーですが、こんにゃくでかさましすれば、食感も楽しい満足感のあるダイエットレシピになります。
目玉焼きをトッピングすれば、ダイエット時に必要なタンパク質も食べることができ、豪華に見えますね。
あっさりとしたスープカレーもおすすめのダイエットメニューです。
作り方も簡単で、お好きな野菜を入れて煮込めば、たっぷりの食物繊維を手軽に摂ることができるので、ポッコリお腹改善にも効果的ですよ。
ダイエット食品として人気のある鶏むね肉も、カレーのスパイスと合わせて煮込めば、柔らかくなり、淡泊な味も食べやすくなるのでおすすめです。
市販のグリーンカレーペーストを使用すれば、お店で食べれるようなおしゃれなグリーンカレーが手軽に作れますね。
たっぷりのスパイスを摂れるカレーは、ダイエットに活用できますが、食べ過ぎてしまうのはNGです。高カロリーや糖質の高い具材を避けて作ることもダイエットに利用する場合のコツですね。