アメリカやカナダとともに海外留学先として人気なのがイギリス。英国好きな日本人にとって留学は、イギリスの文化が体感できる貴重な機会でもあります。今回はそんなイギリス留学におすすめの服装や必需品、知っておきたいマナーなどをご紹介します。
【目次】
イギリスはアメリカやカナダと並ぶ人気の海外留学先。日本人には馴染み深い英国文化の影響もあって、イギリスを海外留学先として選ぶ方が多いようです。ただ旅行と違い留学となると、その国で生活するわけですからイギリスの文化や習慣、独特の気候に慣れて馴染む必要があります。
そこで今回は、イギリス留学中に着る服装のおすすめや持参する持ち物のおすすめをご紹介。イギリスのファッション事情を事前にチェックしておけば、留学しても早く馴染んでファッションで浮いてしまうこともありません。
持ち物もイギリスで調達すると割高なものがあるので、持参した方がいいものはチェックしておいてイギリス行きの荷物に入れておきましょう。
イギリスは北海道より北に位置するので、かなり寒いかというとそうでもありません。偏西風の影響で一年を通して比較的温暖な気候で、夏は昼間は暑いですが30度を超えるほどではなく、冬は寒いですが北海道ほど気温は下がりません。
■イギリスは雨が多い
イギリスの気候で最も特徴的なのは、一年を通して雨が多いこと。ただほとんどがにわか雨ですぐに止むのですが頻繁に降るので、折り畳み傘がマストアイテム。突然の雨をしのげるようなフードがついたアウターを着るのもおすすめです。
■イギリスの気候に合った服装選びを
季節ごとの服装選びは、春や秋は昼間と朝晩の寒暖差があるのでアウターがマスト。夏も昼間は半袖で過ごせますが、朝晩は長袖のアイテムや薄手の羽織りものが必要になります。冬は日本の冬と同じような装備でOK。ただし北部の地域に留学する場合は、北海道並みの防寒対策を準備してください。
イギリスに留学中の服装は、まわりの学生さんが好むファッションに馴染むようなコーデが自然と増えていきます。ですから明らかに浮いてしまうような服は、持参しても着る機会が減ってしまうので避けた方が無難です。
■イギリスの高校生や大学生のファッション
イギリスの学生さんのファッションは、デニムにシンプルなアイテムを合わせたカジュアルスタイルがほとんど。パンツコーデがメインでスカートを着る人はあまりいません。ホームステイする場合も、ホストファミリーの方は露出したり派手な服装を好まない方が多いので避けるようにしましょう。
■パーティでの服装はドレスアップを
ただパーティのようなシーンではドレスアップしてメイクもばっちりする女性が多いので、そんな時のためにワンピースを一枚持参しておくと活躍するかもしれません。
イギリスは雨が多く曇って気温が下がる日が多いので、春や秋はもちろん夏でも羽織りものが必要です。留学生の方ならデニムやカジュアルコーデにマッチする羽織れるタイプのパーカーなどが◎。寒がりな方なら薄手のダウンアイテムも便利です。
イギリスは朝晴れていても突然にわか雨が降りだすことが多くあります。ですから折り畳み傘やレインウェアなどがマストアイテム。雨が止んで晴れても着たままでいられる、フードが付いて防水機能があるアウターがあると便利です。
イギリスの春は肌寒い日が多く、初春は冬並みに寒い日があるので冬の装備も準備しておきましょう。暖かくなってきても曇りの日や朝晩は冷えます。春アウターやアウター代わりになって気軽に羽織れるガウンカーディガンのようなアイテムが重宝します。
イギリスの夏は昼間でも30度を超えるような暑い日はなく、日本のようなジメジメした蒸し暑さはないので過ごしやすいのが特徴です。
晴れの日は半袖や長袖トップスで過ごせますが、気候が変わりやすく朝晩は冷えるので羽織りものがあると安心です。
イギリスの秋は曇りの日が多く気温が下がって、特に朝晩は寒くなります。この時期アウターはマストアイテムで、夜のお出かけにはインにもセーターなどを重ね着して防寒しましょう。
ライダースジャケットやワークブーツは、イギリスの文化にマッチして街の雰囲気にも良く馴染みます。
イギリスの冬は寒いですが、ロンドン周辺なら東京の冬の装備でも過ごせます。ただしロンドンより北部の地域に留学する場合は、北海道並みの防寒対策をしましょう。
マフラーや帽子などの防寒小物があると体感が全然違うので、持参しておくのがおすすめ。イギリスを意識したブリティッシュテイストな冬小物は、当然イギリスの雰囲気にマッチします。
イギリス留学に持参する持ち物は、イギリスで購入すると割高になるようなアイテムを中心に準備しましょう。現地で購入してもいいものは持参せずにできるだけ荷物を減らしましょう。
■イギリス留学の必需品
・折り畳み傘、レインウェア(フードが付いて防水機能があるウインドブレーカーなどでもOK)
・持病の薬、常備薬(環境の変化で体調を崩す場合も考えて、体質に合った薬をいくつか持参しておくと安心です)
・貴重品(パスポート、クレジットカード、ポンドと円両方の現金、入学許可証などの書類一式、航空券など)
・電子辞書(現地では購入できません)、パソコン類
・お世話になる方への日本のお土産
・変圧器と変換プラグ(イギリスは日本と電圧もコンセントの形状も違います)
・スマホ、海外で使用可能なポケットWi-Fiなど(留学期間によってはSIMフリースマホなど)
・洗面用具類
■化粧品
基礎化粧品は現地で調達してもいいですが、イギリス人と日本人は肌質が違うので日本人が好む化粧水やスキンケアアイテムが少ないのが実情です。肌が荒れるとメンタルに影響するので、愛用している基礎化粧品は持参しておくと安心です。
イギリスの大学生はすっぴんやナチュラルメイクの方が多いので、しっかりメイクをすると浮いてしまう可能性が高いです。メイク用品はたくさん持参しても使用しない可能性が高いので最小限のものを持参するのがおすすめです。
イギリス留学では早くまわりの人に馴染んで快適に留学生活を過ごしたいもの。快適に過ごすためには、イギリスのマナーを守ってまわりの人を不快にさせることがないようにしましょう。
■イギリスにおけるマナー
・挨拶は欠かさずに
ホームステイ先のホストファミリーの方への挨拶はもちろん、買い物や食事に出かけた先のお店の方への挨拶など、人と接する際は挨拶を欠かさないようにしましょう。
・ハグやボディタッチは控えめに
イギリス人はアメリカ人と違ってハグを好みません。ハグだけでなくボディタッチ自体を好まないので、むやみに相手に触れることのないようにしましょう。
・意思表示はしっかりと
日本なら何も言わなくても察してもらえることがありますが、海外ではそうはいきません。「Yes」と「No」ははっきりと伝えて、理由も添えて説明しましょう。特にホストファミリーの方とは会話を積極的にして、コミュニケーションを取るようにしましょう。
・相手の文化を尊重する
イギリスは移民の国なので、様々な人種の方がいらっしゃいます。日本にいると違う文化に触れる機会が少ないので、最初はなかなか受け入れるのが難しいかもしれませんが、理解できなくても相手の文化を尊重するようにしましょう。
イギリス留学の服装や持ち物のマストアイテムは、羽織りものや折り畳み傘などの雨具。イギリスの夏でも朝晩は冷える独特の気候事情や雨の多さに合わせたアイテムが必需品です。イギリスでの留学生活を快適に過ごせるように、事前に服装や持ち物はしっかり準備して出発しましょう。