ミラノのモデルエージェンシーにも所属するえみりが、3ヶ月ミラノに住んで、こなしてきた仕事やランウェイの様子をお伝えします。
【目次】
イタリア、ミラノの中心にあるドュオーモ大聖堂前 雨の中気温は6度、【 Milano Vento】というウエディングドレスのブランドの撮影。この周りにはお洒落なブティックからファストファッションまでたくさん並んでいます。
今日は私が3ヶ月ミラノに住んで、こなしてきた仕事やランウェイの様子を伝えていきたいと思います。
私の所属する『Boom Models Agency』にて並ぶプロフィールたち。 世界各国からきているモデル達とアパートをシェアして借りていました。
ファッションウィーク前は毎日がオーデションで大忙し。 自分の作品達が入っているブックを持ってミラノ中を駆け回ります。
会場では何百人ものモデルが待ち、面接官の前でウォーキング。気に入って貰うと次の部屋に進みカメラテストやフィッティングをしてまたウォーキング。
イタリア発の有名ブランドはほぼ全て受けたと思います。受かるのは1人とか。海外では知名度やコネクションはあまり関係なく、実力で仕事を取りに行きます。
そして私のミラノコレクションデビューは『ShenZhen』の 『Psalter』。
どうやらトレンチコートがまた流行るみたい。後に仕事が決まった『Golden Goose』でも金のトレンチコートを着ました。(それはプレゼンテーションと言ってクライアントや関係者向けのランウェイなので公開はまだできません。)
バックステージでは音響や照明でバタバタしていてヘアメイク、ネイル中もカメラが入り、全て完成させ、並び順を確認してリハーサル。(ぶっつけ本番も多い。) 私の前後どころか、私以外全員のモデルの身長は約180cm。私でいいのか、高いヒールで転ばないかと不安になりつつも、脇役になるつもりはないから堂々と立つ。皆とってもフレンドリーなのであまり緊張はしなかったな。
最高に可愛くてスタイルの良いモデル達とそれぞれが似合う最高のコーディネート達を着てショーが始まりました。何百人といるお客さんが一斉にこっちを見る。光で眩しくて前が見えない程だけども、大音量の音楽のセンスも最高で、すぐ気持ちよくなる。
海外のコレクションはニコニコ笑ったりしませんがこちらの緊張が伝わるとお客さんも服に集中ができないのでなるべくリラックス。
2着目、3着目がある場合は裏で高速早着替え!!
1人のモデルに1人以上担当がつくので助けてくれるけど壊さないように慎重に扱わないとなのでプレッシャー。
そしてまた何事もなかったかのように人前を歩く。
ショーが無事終わると皆あっさりと着替えて帰宅。
外に出るとアフターパーティーでたくさんの美味しいご飯とお酒達が!
ファッション関係の人やお友達、色んな人に話しかけられるとどうやら沢山いすぎて入れなかったと。私もニューヨークコレクションを見に行った時はインビテーション無しに入れないかドア叩いて交渉しに行ったなあ。。。
とにかくショーは大成功!! 私にとっては天国のような場所であり、天職と感じました。ファッションウィーク中はその国中が盛り上がる洋服のお祭りなので、是非皆さんにも参加してもらいたいなと思います。
この日の給料は一本歩いて
日本で1ヶ月アルバイトした分と同額貰えました。
モデルだけでなく、日本で満足のいかない人は海外で経験してみるのもアリかも。
〈Birth〉
1994年7月20日
〈Height〉
173cm
〈History〉
Miss Face of beauty International
〈Hobby〉
登山 / 絵(デザイン画) / 海外旅行