オーバーオールとサロペットの違いってなに?同じようなアイテムのことを指す二つの違いを詳しく解説します。さらに、一年中大活躍するオーバーオールやサロペットのおしゃれな着こなし方についても合わせてご紹介していきます。
【目次】
オーバーオールとサロペット、似たようなイメージがありますがそれもそのはず。本来同じもののことを指しているのです。
・オーバーオール=英語で上下が繋がった「つなぎ」のこと
・サロペット=フランス語で上下が繋がった「つなぎ」のこと
■デザインの違いは?
基本的にはどちらで呼んでもいいのですが、多少デザインの特徴に違いがあります。
・オーバーオール=背あてがあるものが多い
・サロペット=背あてがなくて紐がキャミソール風やクロスになっているものが多い
とはいえ、背あてがあっても「サロペット」と呼ばれるものもあるので一概には言えません。また、メンズとレディースの両方にあるのはサロペットで、メンズの場合は多くがオーバーオールと呼ばれます。
■素材の違いは?
言語の違いと同様に、なんとなく雰囲気にも違いがあり、それは素材で判断できます。
・オーバーオール=デニム生地のものが多く、カジュアルな雰囲気
・サロペット=様々な素材のものがあり、女性らしい雰囲気
さらに、そのほかにもオールインワンやジャンプスーツ、ロンパースなどといった呼び方のアイテムもあり、どれも基本的には上下が一つになった「つなぎ」という点が共通しています。
本来、畑仕事などをする時に汚れてもいいように作られたのがオーバーオール。ザブザブ洗えるデニム素材で、胸あてやお尻などにたくさんポケットが付いているので、まさに作業着にぴったりの服です。
現在は、作業着としてではなくおしゃれアイテムとして色々なオーバーオールが登場していますが、「THE・オーバーオール」というのはこのようなデニム素材の少しだぼっとしたデザインのもののことを言います。
TAPERD OVERALL テーパードオーバーオール / ¥14,040
フランス語になっただけで、サロペットもオーバーオールと同様に作業着のはずですが、現在「サロペット」と呼ばれているものは、比較的女性らしいデザインや素材のものが目立ち、テロンと柔らかい落ち感のある素材を使っているものも多いです。
反対に、オーバーオールのようにカジュアルな素材を使っていたり、背あてがあるようなデザインのものもロンパースと呼ぶことも。
リボンショルダープリントサロペット / ¥8,100
カジュアルなイメージのオーバーオールにフェミニンなブラウスを合わせて大人カジュアルに。インディゴブルーではなく、黒のオーバーオールで都会的な雰囲気がUP!
さわやかな白のオーバーオールに合わせてサンダルやバッグも白で統一すると、キレイめ感がアップしますね。白と相性の良いカーキでより女性らしく。
また、裾をロールアップして足首を見せることで、夏らしさUP。トップスが軽くなる夏はロールアップするとバランスがよくなることがあります。
ダボっとしたデザインが多かったオーバーオールですが、今はピタッとフィット感のあるデザインのものも多いです。女性らしくすっきりと着ることができるので、トップスや靴などでレディライクなアイテムを合わせるのがおすすめです。
ピタッとしたオーバーオールにボリュームスリーブのブラウスのバランスがおしゃれ!
ボーイッシュになりがちなオーバーオールにちょっとセクシーなワンショルダーやオフショルを合わせると、キュートなカジュアルコーデになります。
ベージュと黒の落ち着いた配色でより大人っぽく。
テロンとした素材のサロペットの黒色に合わせて、サンダルやバッグ、ハットにも黒をチョイス。使う色を少なくすることで、エレガントな雰囲気になりますね。
カジュアルトップスの定番「ボーダー」も、サロペットの中に着ると一枚できる時とはちょっと印象が変わります。
インナー次第で雰囲気が変わるサロペットは、無地のものが多いので柄物をインに合わせるとおしゃれに変化がつけられますね。
サロペットにはパンツだけでなく、「サロペットスカート」というものもあります。デザイン的に「ジャンパースカート」とほぼ同じで、つなぎになったワンピースのような感じです。
子供っぽくなりがちなアイテムなので、色使いや靴などの小物使いで大人っぽく着こなすのがポイントです。
同じ意味を持つオーバーオールとサロペットですが、メーカーやブランドによって色々な呼び名がつけられているので、どちらが正解ということはありません。イメージとしてカジュアル寄りでデニム素材のものはオーバーオール。キレイめで色々な素材のものがサロペット。と覚えておくといいかもしれませんね。