近年人気が高まっているインナーカラー。派手なカラーリングができない場合でも、ヘアカラーを楽しみたい人にはインナーカラーがおすすめです。本記事では、インナーカラーのメリットや、バイト先やオフィスでバレないインナーカラーの入れ方、おすすめのおしゃれなインナーカラーなどをご紹介します。これからインナーカラーに挑戦してみたい人はぜひチェックしてみてくださいね♡
【目次】
「ヘアカラーを楽しみたいのにオフィスで禁止されている」「明るい髪色で仕事するのには抵抗がある」と悩んでいる人は多いはず。そんな人にはインナーカラーがおすすめです。
インナーカラーは内側の髪色を表面の髪色と変えるヘアカラーのデザイン。髪の毛全体の色を変えたわけではないのに、グッと垢抜けられるとおしゃれ女子から注目されています。まずは、インナーカラーのメリットをチェックしてみましょう。
■明るいヘアカラーが目立たない
インナーカラーでは、髪の内側を明るくすることが多いです。表面の髪を暗くしておけば、下ろした時に明るい髪が見えないので、派手なヘアカラーがNGなオフィスでもこっそりとおしゃれを楽しめます。
■ヘアアレンジでイメチェンできる
インナーカラーは髪を結んだ時や耳に掛けた時に目立ちます。髪の毛をアップにしたり、インナーカラーが見えるようにヘアアレンジをしたりすることで、印象を変えられることがポイントです。
■肌が白く見える
顔の周りに明るい色を入れると、光が反射して肌がトーンアップして見えます。「インナーカラーを入れてから肌が綺麗だと言われる」という声も聞かれます。明るい印象にしたい人にもインナーカラーはおすすめです。
■小顔効果を狙える
インナーカラーに明るい色を入れると、輪郭がカムフラージュされて小顔に見えます。反対に、インナーカラーに暗い色を入れると、シェーディング効果で顔が引き締まって見えることが多いです。小顔効果を狙いたい人にもおすすめですよ。
■おしゃれ
黒髪やダークトーンのヘアカラーは重く見えがち。インナーカラーで軽さをプラスすると、一気に垢抜けられて華やかさもアップします。
メリットがあれば、デメリットもあるインナーカラー。
ここからは、インナーカラーのデメリットを紹介していきます。
■プラス料金がかかる
インナーカラーを入れる場合はブリーチ代&+カラー代がそれぞれかかるため、通常のカラーリングの2倍以上の料金がかかってしまうことがあります。
■インナーカラーをやめたいときにカラーを均一にしにくい
カラーリングする際には、色によって髪の毛に与えるダメージが異なるのがインナーカラーの特徴でもあります。
そのため、インナーカラーをやめて髪の毛全体を同じ色に染めようとしても均一な髪色にすることは難しくなってしまいます。
特にブリーチを使ったインナーカラーは均一にするのが難しく、インナーカラーをした部分から色落ちするので、すぐに明るいインナーカラーがでてきてしまう可能性があります。
■パーマや縮毛矯正がかかりにくくなる
インナーカラーでブリーチを使った場合ですが、パーマや縮毛矯正がかかりにくくなります。
ブリーチをすると髪の毛が傷み、パーマや縮毛矯正をオススメできる髪の毛の状態ではありません。
ブリーチで傷んでしまった髪の毛は、水分を吸収しやすくなり髪の毛が乾きにくくなってしまうこともあります。
インナーカラーは、髪の毛のどの部分にどの程度入れるのかによっても印象が大きく変わります。
続いて、大人向けのインナーカラーの入れ方について、長さ別にご紹介します。
■ショート・ボブのインナーカラーの入れ方
トップが短いショートはインナーカラーが見えやすくなるので、オフィスでバレたくないなら、あまりレイヤー(段)を入れないのがコツ。インナーカラーを入れる範囲は耳の後ろがおすすめです。
ボブは表面が長めなので、インナーカラーがバレない髪型。トップやサイドの髪を重めにすると、しっかりとインナーカラーを隠せます。
■ミディアムのインナーカラーの入れ方
ミディアムは髪を下ろした時にインナーカラーを隠しやすいヘアスタイル。休日はポニーテールや耳掛けにすると、印象を変えられます。
ミディアムのバレないインナーカラーの入れ方のポイントはサイドを重めにカットし、耳の周りに明るいカラーを入れること。サイドを重くすると、動きが出にくいので、オフィスでインナーカラーが目立ちません。
■ロングのインナーカラーの入れ方
ロングは髪が長く、インナーカラーの範囲が広くなるので、髪に動きが出た時にバレやすいのがデメリット。オフィスでインナーカラーがバレたくないなら、ブリーチなしの暗めのカラーを選びましょう。
ブリーチありの明るい色を入れるなら、細めの束で染めてインナーカラーの範囲を狭くするのがポイントです。
■結んだときに見えないように入れるのもおすすめ
インナーカラーは髪の毛を結んだときに見えることが多いため、ダウンヘアにしている場合はあまり目立ちません。
しかし、中には髪の毛を結んで仕事をする場合もありますよね。そういったシチュエーションの場合、インナーカラーは諦めなくてはいけない……と思ってしまうかもしれません。
しかし、工夫次第で仕事をしながらもインナーカラーを楽しむことが可能です。
ポイントは、根本を開けてインナーカラーを入れること。そうすることで、結んだ時にも見えないように染められます。
オフィス仕様のインナーカラーを目指すなら、結んだ時のことも考えて入れるのがおすすめです。染める前に美容師さんに「結んだときにも目立ちにくくしてほしい」などオーダーをして、どの位置に入れるのか検討してみてはいかがでしょうか。
オフィスでインナーカラーがバレたくない時はできるだけレイヤーを入れないようにするのがおすすめ。レイヤーを入れると、表面の髪が短くなり、動いた時にインナーカラーが目立ちます。
ピアスやイヤリングのようにインナーカラーが揺れると可愛いですが、明るいヘアカラーが禁止されている人は美容師さんに相談して髪型を選びましょう。
髪の表面はダークトーンでもインナーカラーが明るいと、派手な印象になります。オフィスにふさわしい落ち着いた雰囲気を演出したいなら、表面とインナーカラーのトーンの差を小さくするのがポイントです。
トーンの差を小さくすると、インナーカラーが周りの髪に馴染むため、違和感が出にくいです。また、適度な抜け感を出せるため、おしゃれな印象を与えられます。
規則が厳しい会社では、インナーカラーでも派手な色は避けた方が良いでしょう。レッドやパープル、イエロー、オレンジ、グリーンなどに染めると、頭を動かしたときにインナーカラーが目立ちやすいです。
オフィスでさりげなくインナーカラーを楽しみたいなら、ブラウン系やベージュ系などの馴染みやすい色を入れるのがポイント。寒色系は浮いて見えやすいため、迷ったら暖色系を選ぶのが無難でしょう。
インナーカラーを入れても、オフィスの規則に反していると元に戻さなければなりません。せっかく綺麗に染まったインナーカラーを戻すのはもったいないです。
インナーカラーを入れるときには、あらかじめ会社の規則を確認しておきましょう。「何トーンまでOKか」「禁止されているカラーはないか」などをチェックしておくと、ルール違反になる心配がありません。
オフィスの規則がわかったら、サロンで美容師さんに相談しましょう。「普段どんなヘアスタイルで通勤しているか」「どんな系統のファッションが好きか」などを伝えると、暗めでもおしゃれなカラーを提案してもらえます。
ではオフィスでもOKなインナーカラーとはどのような色なのでしょうか。続いて、オフィスにおすすめのインナーカラーをご紹介します。
アッシュはトレンドのヘアカラー。透明感やくすみが魅力で、黒髪やダークな茶髪と合います。落ち着いていて上品な印象なので、大人の女性にも似合うでしょう。ベースカラーにもアッシュを混ぜると、さらにインナーカラーが馴染んでオフィスでバレにくくなります。
アッシュのインナーカラーを入れた髪はアレンジ次第でオフィスカジュアルにも個性的なファッションにもマッチさせられます。
グレージュはその名前の通り、グレーとベージュを混ぜた色。グレーの透明感とベージュの柔らかさを両立しています。
グレージュのインナーカラーは肌馴染みが良く、オフィスで定番の黒髪やダークな茶髪とも相性が抜群。ダークトーンにすると、オフィスで動いた時に見えてしまってもインナーカラーを入れているとバレにくいでしょう。
パープルピンクはキュートさと大人っぽさの両方を叶えてくれるカラー。インナーカラーにすると、浮きそうに思いますが、日本人の髪は赤みが強いので、意外とバレにくいです。
ピンクをつよくするのか、パープルを強くするのかなど、好みの色にブレンドできるのも嬉しいポイントです。
パープルピンクのインナーカラーを入れている人には、ブラウスやワンピースなどフェミニンな服装がおすすめです。
ダークレッドも赤みの強い日本人の髪に馴染むインナーカラー。黒髪からインナーカラーを入れても周りの人に気づかれないことが多いです。オフィスではインナーカラーを隠し、休日はダークレッドの部分を見せると、がらりとイメチェンできるでしょう。
春夏秋冬、季節を問わず楽しめるカラーです。
カーキは、日本人の髪特有の赤みを消してくれるカラー。柔らかく、上品な印象を与えられるとおしゃれな女性から注目されています。
カーキのインナーカラーは、さりげなく色を入れられるところが魅力。ブラウン系やベージュ系、アッシュ系などのナチュラルなヘアカラーと馴染みやすく、派手に見えないため、オフィスにぴったりです。
また、カーキのインナーカラーはブリーチなしでも綺麗に染まるのも人気の理由。あまり髪を明るく染められないOLさんはもちろん、ダメージが気になる人にもおすすめです。
ナチュラルなブラウンは、定番のヘアカラーの一つ。日本人の肌に馴染みやすく、柔らかいイメージなので、年代や性別を問わず好印象を与えられます。
全体をブラウンに染めるのも人気ですが、周りと差を付けたい人はインナーカラーでブラウンを取り入れるのもおすすめ。ダークなブラウンは、黒髪ともマッチするので、オフィスで明るい色が禁止されている人にも向いています。
インパクトのある色と違いブラウンは目立ちすぎないため、インナーカラー初心者さんにも良いでしょう。
ベージュも肌馴染みが良いカラー。品があり、大人っぽい雰囲気を演出できます。ブリーチありだけでなく、ブリーチなしでも綺麗に色が出るため、仕事の関係で明るい色に染められない人にもおすすめです。
顔周りにベージュのインナーカラーを入れると、肌に透明感が出るのも嬉しいポイント。ちらっと見えた時に、柔らかく優しいイメージを与えられるため、上司や同僚に好評でしょう。
おしゃれな女性には、個性が光るラベンダーバイオレットがぴったり。髪の黄みを抑えて透明感を引き立たせたり、肌を白く見せたりする効果を期待できます。
ラベンダーバイオレットのインナーカラーは、洗練された雰囲気。オフィスではダウンスタイルで色を隠し、休みの日はヘアアレンジで色を見せると、イメチェンできるでしょう。甘めなカラーなので、フェミニンな服装と相性が良いです。
寒色系のネイビーは、クールなカラー。光が当たると透明感が出て、髪や肌を美しく見せます。ブリーチありでもなしでも楽しめるのも嬉しいポイントです。
ネイビーのインナーカラーは、黒髪とマッチするのが特徴。さりげなく色を入れられるので、オフィスでバレにくいです。また、色落ち後も髪が綺麗に見えるのもおすすめのポイント。品のあるグレーがかった色になり、長期間インナーカラーを楽しめます。
黒髪は主張が強いカラーのため「インナーカラーを入れても似合わないかな?」と心配になるかもしれませんが、どんなインナーカラーも似合うので心配不要です。アクセントとしてインナーカラーを入れることで、重たくなりがちな黒髪を軽やかにオシャレに見せてくれるでしょう。
特にアッシュは黒髪とマッチして透明感を加えてくれるのでぴったり。また、グレーも大人っぽく見えておすすめです。
ただし、あまり暗すぎる色に染めてしまうとベースの黒髪との差がなくなってしまうので、ポイントとしてインナーカラーを入れるのであれば、明るさも意識するといいでしょう。
はっきりと色の違いを付けたい場合は、インナーカラーをする部分だけブリーチをすることも検討してみてください。
30代・40代の大人の方も、ポイントとして入れるインナーカラーであれば派手な色味にもチャレンジしやすいといえます。
くすみ系のある色味やベージュなどは、浮きにくく大人っぽい印象を作れるでしょう。
肌を白く、明るく見せたいためにインナーカラーをする場合は以下のようなポイントに気をつけてください。
インナーカラーは入れ方次第で、肌を白く見せられます。色白肌を演出するインナーカラーのポイントは次の通りです。
■表面の色は肌の色と明暗差をつける
肌を白く見せたい時は、肌と表面の髪の色に明暗差を出すのがポイント。表面の髪を暗く染めると、相対的に肌の白さが引き立ちます。
肌の色とヘアカラーの明度に差を出したいときは、表面を黒に染めるのがおすすめですが、黒は意外と難しい色の一つ。黒に染めると、かえって肌もくすんで見えることがあります。
黒のヘアカラーでくすみが目立つ人には、ダークアッシュや暗めのグレージュなどの透明感がある色がおすすめです。
■インナーカラーはなるべく明るく
肌を白く見せたいなら、なるべく明るい色のインナーカラーを入れるのがおすすめ。インナーカラーに光が反射し、レフ板効果で肌を白く見せられます。インナーカラーを明るくする場合は、範囲を狭くするとオフィスでも目立ちにくいでしょう。
オフィスでもOKなカラーで肌を白く見せたい人は、パーソナルカラーを意識してインナーカラーの色を選びましょう。パーソナルカラーを顔周りに取り入れると、肌の白さが引き立てられます。
■イエベさんにおすすめのカラー
肌が黄みがかっていたり、ゴールドのアクセサリーが似合ったりするイエベさんは、オレンジやピンクのインナーカラーを選びましょう。肌の血色がアップして自然な色白肌を演出できます。
また、オフィスで落ち着いた印象を与えたい人には、肌なじみの良いベージュ系のインナーカラーもおすすめです。
■ブルベさんにおすすめのカラー
肌がピンクがかっていたり、シルバーのアクセサリーが似合ったりするブルベさんには、透明感を高める寒色系のインナーカラーがおすすめ。アッシュ系のインナーカラーを入れると、肌の白さが際立ちます。
ただし、寒色系のインナーカラーは目立ちやすいです。オフィスで派手な印象を与えたくないなら、暗めの寒色系のインナーカラーを入れましょう。暗めのカラーは落ち着いていて、さりげなく肌を白く見せられます。
オフィスにもOKのインナーカラーのうち、肌を白く見せられるおすすめの色をご紹介します。
■グレー
表面のダークなヘアカラーとのコントラストを楽しめるインナーカラー。暗めに染めると、自然に肌を白く見せられます。クールできりっとした印象なので、「できる女性」という雰囲気を演出したい人にもおすすめです。
■シルバー
ツヤのあるヘアカラーと相性が良いインナーカラー。派手な印象ですが、黒髪などと合わせて暗めに染めれば、オフィスでも浮かないカラーに仕上がります。
■グレージュ
グレーとベージュを混ぜたカラー。グレーのインナーカラーが浮いてしまう人でも馴染みやすいです。光の加減で見え方が変わるところも人気を集めています。
顔の大きさや輪郭に悩んでいる人は、インナーカラーでカバーしましょう。
小顔効果が期待できる、インナーカラーのポイントをご紹介します。
■明るめのインナーカラーで輪郭をカバー
丸顔やエラ張り顔など、輪郭にコンプレックスがある人は、顔周りに明るいインナーカラーを入れましょう。インナーカラーをアクセントにすると、気になる輪郭から視線を逸らせます。
■暗めのインナーカラーでシャープに
シャープな雰囲気を演出したい人は、ダークな色のインナーカラーを入れるのがポイント。シェーディングのような効果がある暗めのインナーカラーを入れると、顔全体が引き締まって見えます。
■トップにハイライトを入れる
自由度の高いオフィスで働いている人は、トップの髪の表面にハイライトを入れましょう。トップにハイライトを入れると周りの人の視線が上に向くため、気になるフェイスラインが目立たなくなります。
オフィスでもOKのインナーカラーで小顔に見せたい人は、次の点を意識して色を選びましょう。
■輪郭をカバーしたいなら肌なじみの良い色
インナーカラーで気になる輪郭をカバーしたい人は、肌なじみの良い色を選びましょう。肌なじみの良い色なら、多少明るめの色でも派手に見えにくいです。
■シェーディング効果を期待するなら暗めの色
シェーディング効果で顔を小さく見せたい人は、暗めのインナーカラーを入れましょう。表面の髪の色と明度差がほとんどないインナーカラーなら、落ち着いた雰囲気に仕上がってオフィスでも好印象を与えられます。
■逆インナーカラーもおすすめ
逆インナーカラーは、表面の髪よりも暗いインナーカラー。逆インナーカラーは、シェーディング効果で小顔に見えるだけでなく、個性を演出できるのが魅力です。
オフィスでもOKのインナーカラーのうち、小顔効果を期待できる色をご紹介します。
■ベージュ
肌に馴染むベージュのインナーカラーは、輪郭をカバーしたい人におすすめ。派手な印象になりにくいので、オフィスにもぴったりです。
■ダークグレージュ
ダークグレージュのインナーカラーは、シェーディング効果で顔を引き締まった印象に導きます。暗めの髪色と相性が良いので、オフィスのルールで表面を明るく染められない人からも人気があります。
美容室によって、インナーカラーの価格は異なります。しかし、インナーカラーは通常のカラー代に加えて、ブリーチ代やカラーバター代がかかるため、価格が高めの傾向があります。ここでは、インナーカラーのおおよその相場をご紹介します。
■髪全体をブリーチする場合
いったん髪全体の色を抜いてから内側をカラーリングする場合は、15,000円~20,000円程度の予算が必要です。ブリーチの回数によって価格が変動するため、美容師さんに確認しておきましょう。
■内側の髪のみをブリーチする場合
全体をブリーチせず、内側のみ髪の色を抜いて明るくする方法もあります。この方法でインナーカラーをする場合、価格は10,000円程度です。
■有名サロンでインナーカラーをする場合
有名サロンでインナーカラーをする場合は、30,000円~40,000円程度かかることも珍しくありません。いくらくらいかかるか不安な場合は、事前に美容師さんに聞いておきましょう。
続いて、セルフでインナーカラーを入れるときに押さえるべきポイントを紹介します。
インナーカラーを入れるには、ブリーチ剤とカラー剤・カラーバターを併用する方法と、ブリーチをせずにカラー剤やカラーバターのみを使う方法があります。
ブリーチ剤・カラー剤以外に準備するものは、ヘアクリップ・ゴム手袋・ラップです。
まずは、ブリーチ剤とカラー剤・カラーバターを併用したインナーカラーの入れ方をご紹介します。
①インナーカラーを入れたい部分をブロッキングする
②ブロッキングした場所の2〜3cm下からブリーチ剤を塗る
③ブリーチ剤を塗ったところをラップで巻く
④時間をおき、ブロッキングしたままシャンプーで流す
⑤タオルで水気を切り、ブリーチした部分にカラー剤やカラーバターを塗る
⑥ブリーチ時と同じようにラップを巻く
⑦時間をおいてから、カラー剤・カラーバターを洗い流す
⑧カラー剤を使った場合は、トリートメントでケアをする
続いて、カラー剤のみを使ったインナーカラーの入れ方をご紹介します。
①インナーカラーを入れたい部分をブロッキングする
②ブロッキングした場所の2〜3cm下からカラー剤を塗る
③カラー剤を塗ったところをラップで巻く
④時間をおき、ブロッキングしたままシャンプーで流す
⑤リンス・トリートメントでケアする
最後に、カラーバターのみを使ったインナーカラーの入れ方をご紹介します。
①インナーカラーを入れたい部分をブロッキングする
②ブロッキングした部分を濡らしてからカラーバターを塗る
③カラーバターを塗ったところにラップを巻く
④時間をおいてから洗い流す
ブリーチ剤やカラー剤を使うときは、手が荒れないようにゴム手袋をするようにしましょう。
カラーバターはトリートメント成分も含まれているので、洗い流すのみでOK。最後のケアは不要です。もし髪の毛の状態が気になるようであればシャンプーやトリートメントをしても問題ありません。
また、髪を濡らすことでカラーバターが伸びやすくなるのでぜひ試してみてくださいね。
最後に、セルフでインナーカラーを入れるときにおすすめのアイテムをピックアップしてご紹介します。
ブリーチ剤を使ってインナーカラーを入れるなら、どのブリーチ剤を使うかも重要なポイントです。
ホーユーのビューティーン ベースアップブリーチは、脱色力が抜群で次に入れるカラー剤の色がよりきれいに見えるのが特徴。
カラーリングに備えて髪のコンディションを整えてくれる「PHコントローラー」も付いているので、カラー前のブリーチにもってこいのアイテムです。
ヘンケルジャパンのフレッシュライト メガメガブリーチは、ムラなく脱色してくれるブリーチ剤。
ケアアイテムがしっかり付属されているので、ブリーチ特有のきしみを少なく抑えることが可能です。
カラー剤の中でおすすめなのが、リーゼの泡カラー。泡タイプのアイテムなので、セルフカラーリング初心者でも手軽に使えるところが魅力です。染めにくい根元からロングヘアの毛先まで簡単に染めることが可能!
印象的なピンク系から流行りのアッシュ系まで幅広いカラーリングを取り扱っていることもうれしいポイント。ディープバイオレットは、インナーカラーに仕込むことでおしゃれに見せられる色味です。
同じくリーゼ泡カラーのクールピンクもおすすめのカラー。デザインカラーの中でも人気の色味で、青みピンクをインナーに仕込めます。凛とした中にキュートさのある魅力的なインナーカラーを実現できるでしょう。
ホーユー ビューティーン メイクアップカラーは、個性あふれるトレンドカラーに染め上げてくれるアイテムです。ブリーチをした明るい髪には特に濃くしっかり色づいてくれるところがポイント。
ヒマワリオイルとツバキオイルの2種類のオイルを配合しており、発色のいい髪色と同時につややかなヘアも実現してくれます。
上記のテラコッタオレンジは太陽のような明るさが魅力のカラー。夏にぴったりの色合いです。
インナーカラーを入れる際は、ブリーチ剤と同じブランドで揃えるのもおすすめですよ。
マニックパニックのヘアカラークリームは、全部で47色とバリエーション豊富なカラー展開が用意されているところが魅力のひとつ。「マニパニ」という愛称で親しまれている定番のカラーバターです。
上記のエンチャンティッドフォレストは、「魔法仕掛けの森」という神秘的なネーミングのグリーンカラー。ブリーチしたヘアに馴染ませると、まさに森のようなグリーンに染まります。
トリートメント効果を併せ持っているので、好みのカラーに染めるとともにヘアケアも叶えてくれます。
インナーカラーに使う市販カラー剤は、髪全体を染める場合以上に、発色の鮮やかさが大切になります。
その点、ビューティーンのポイントカラークリームは、明るい髪でもしっかり発色するクリームタイプのカラー剤。塗って放置するだけで染まるから、とっても簡単です。
アルガンオイルのおかげで、髪色にもツヤが生まれますよ。
国内メーカーであるエンシェールズのカラーバターは、大容量でコスパも良いカラー剤。
豊富なカラーが揃っているので、派手な色はもちろん、さりげないカラーにもおすすめ。
ココナッツのやさしい香りのカラーバターで、優雅な気分でカラーリングを楽しむことができますよ。
せっかくインナーカラーを入れたなら、できるだけ長い期間カラーを楽しみたいところ。そこで欠かせないのは色落ち対策です。
次に、インナーカラーの色落ち対策としてしておきたいことを紹介します。
ヘアカラー後、色素が髪の芯まで入り込むまでには24時間程度かかると考えられています。この間にシャンプーすると、色素が入りきらず色落ちしやすくなるため、ヘアカラーをした日と次の日はなるべくシャンプーをしないのがおすすめです。
シャンプーをする場合は、なるべく優しく洗いましょう。熱いお湯を使うと色が入りにくいため、ぬるま湯で洗うことも大切です。
髪が傷むと、インナーカラーが色落ちしやすくなります。そのため、インナーカラーの色落ちを防ぐには、丁寧にヘアケアをする必要があります。
■シャンプー後はしっかりと乾かす
濡れた髪はキューティクルが開いた状態なので、染料が流れ出しやすいです。シャンプー後は、ドライヤーでしっかりと髪を乾かしてインナーカラーの色落ちを防ぎましょう。
派手な色のカラーをした場合は、タオルに色が移ってしまう可能性もあります。髪の毛を拭くときには汚れてもOKなタオルを使い、寝るときにも枕の上にタオルをひいておくと安心です。
■アウトバストリートメントを使う
ドライヤーを使う前には、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを塗ってください。トリートメントやオイルで髪を保護すると、熱や摩擦によるキューティクルの傷みの予防をできます。
インナーカラーをできるだけキープしたい人は、定期的にカラーシャンプーやカラートリートメントを使いましょう。インナーカラーの色に合ったカラーシャンプーやカラートリートメントを使うと、色落ちしたカラーを補正できます。
インナーカラーの色落ちに悩んでいる人は、色落ちしやすいカラーを避けて色落ちしにくいカラーを選ぶのもおすすめです。
■色落ちしやすいカラー
寒色系のインナーカラーは色落ちしやすいと言われています。寒色系のインナーカラーを入れるなら、ダークトーンを選んで色落ちを目立ちにくくしましょう。
■色落ちしにくいカラー
暖色系のインナーカラーは色落ちしにくいです。オフィス向きの色なら、ダークレッドやブラウンなどを選ぶと、長期間美しいインナーカラーをキープできます。
また地毛の色によっても色落ちのしやすさは異なるので、気になる場合は美容師さんと相談しながらカラーを決めるのがおすすめです。
丁寧にケアをしても、インナーカラーは少しずつ色落ちします。色落ちしても綺麗な色を選ぶと、いつも美髪でいられるでしょう。例えば、アッシュやネイビー、グレージュなどは、色落ち後も可愛いと言われています。
色が落ちていく過程も楽しめるカラーにするのも一案ですね。
「インナーカラーを楽しみたいけれど、やはり職場では難しそう……」という場合には、イヤリングカラーを検討してみるのもおすすめです。次にイヤリングカラーについて紹介します。
イヤリングカラーもオフィス向きのカラーリングとして注目を集めています。
■イヤリングカラーの特徴
イヤリングカラーは、耳の周りのみを違う色にするカラーリング方法です。イヤリングのように顔周りのアクセントになるため、おしゃれな印象を与えられます。
■インナーカラーとイヤリングカラーの違いは?
イヤリングカラーは、髪の内側だけを染めるインナーカラーの一種です。ただし、インナーカラーは髪の内側全体を表面と違う色にする一方で、イヤリングカラーは耳周りの一部だけを表面と異なる色に染めます。
イヤリングカラーは、インナーカラーよりもさらに目立ちにくいため、オフィスでも試しやすいのが魅力。また、明るい色を入れても派手になりにくく、適度な抜け感を演出できます。
イヤリングカラーは、髪を下ろしているときに目立たないのがメリット。髪を耳に掛けなければ、明るい色を入れているとバレにくいです。そのため、ハイトーンの髪色が禁止されているオフィスでも、こっそりとおしゃれなヘアカラーを楽しめます。
また、髪を耳に掛けると大きくイメチェンできるのもイヤリングカラーが人気の理由。休日はイヤリングカラーをアクセントにしてヘアアレンジを楽しむのもおすすめです。
次に、オフィスでもOKの目立ちにくいイヤリングカラーの種類をご紹介します。
■アッシュベージュ
オフィスでもOKなことが多いブラウン系の髪色と馴染むカラー。ハイトーンのアッシュベージュをイヤリングカラーにすると、顔周りに明るさもプラスできます。
■グレージュ
クールで落ち着いた雰囲気を演出できるカラー。グレージュのイヤリングカラーをダークなアッシュ系の髪色と合わせれば、オフィスにぴったりな大人っぽいイメージに仕上げられます。
■ブルージュ
黒髪やダークグレージュなどと相性が良いカラー。髪を下ろしているときは目立たないですが、耳掛けすると存在感が出てグッと華やかになります。
イヤリングカラーは、美容室でもセルフでも入れることができます。
■美容室で染める
美容室では、全体のカラーやその人の雰囲気などを考慮して、おしゃれにイヤリングカラーを入れてもらえます。また、オフィスの規則を伝えれば、それに合ったカラーをアドバイスしてもらえるでしょう。
■セルフカラーをする
もちろん、セルフでもイヤリングカラーを入れられます。セルフカラーをするときは、周りの髪をしっかりとブロッキングするのがポイント。染める範囲が曖昧だと美しく見えないので、決めた範囲のみに色を入れましょう。
最後に、オフィスにOKのインナーカラーが目立たないヘアアレンジをチェックしてみましょう。
■ローポニーテール
低めの位置で髪を結ぶローポニーテールはインナーカラーを隠しやすい髪型。耳の周りをキュッと結ぶと内側の髪が出やすくなるので、緩めにまとめるのがポイントです。
■ローシニヨン
低めの位置でお団子を作るローシニヨンは落ち着いていて大人っぽいヘアアレンジ。内側の髪を隠すようにお団子を作ると、インナーカラーが目立ちません。
■ハーフアップ
インナーカラーの範囲が狭い人やサイドの内側だけにインナーカラーを入れている人はハーフアップもOK。インナーカラー部分を包み込むように髪を集めると、バレずにヘアアレンジを楽しめます。
オフィスでもおしゃれを楽しみたい人には、インナーカラーがおすすめです。インナーカラーを入れると、肌が綺麗に見えたり、小顔効果を期待できたりするだけでなく、オンとオフで印象を変えられます。本記事を参考に、どのようなインナーカラーを入れるのか検討してみてはいかがでしょうか。