ひとくちにシャツと言っても種類は様々で、スタイルや生地、柄、襟のタイプによって、異なる名称がつけられています。そこで今回は、9つの定番シャツをご紹介した上で、おすすめの着用シーンや着こなし術を徹底解説します!シャツの種類を理解して、おしゃれの幅を広げましょう。
【目次】
シャツには沢山の種類があることを、皆さんはご存知ですか?デザインによってシャツの名称が異なるだけではなく、生地や柄、襟のタイプによっても細かく種類が分けられているため、実はシャツの種類は非常に複雑なのです。中には、シャツの名称を誤って覚えている方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、代表的なシャツの種類を9つご紹介した上で、それぞれに適した着用シーンやおすすめコーディネートまで徹底解説します!絶対に知っておくべきシャツの常識を、ここで一気にチェックしましょう。
スーツに合わせるシャツを総称するのが、「ワイシャツ」もしくは「カッターシャツ」。前開きでボタンや襟、カフスがついており、本来は男性がネクタイをつけて着用するものだとされていました。一般的に、ワイシャツはフォーマルなシーンで用いられ、オフィスコーデに取り入れられることがほとんどです。
おすすめのオフィスコーデは、白のYシャツに淡いピンクのタイトスカートを合わせたスタイル。これならフォーマル感の強いYシャツでも、やり過ぎ感ない程よく品のあるコーデに仕上がるからです。Yシャツはボタンを一つ開け、抜け感を出すと良いでしょう。
カジュアルファッションの王道と言っても過言ではないのが「デニムシャツ」。厚手で耐久性に優れているところが特徴で、カラーはインディゴブルーが定番です。アウターとしてさらりと羽織ってもシャツとして1枚で着ても、コーデがカジュアルに決まるアイテムだと言えます。
カジュアルなデニムシャツを子どもっぽくならないように着こなすなら、「インナー」として使うのがおすすめ!例えば長袖トップスにデニムシャツをインして、シャツの襟や袖口、裾を出してあげると、普段のコーデも一味違うおしゃれな着こなしに仕上がります。
襟のついた、半袖シャツの一種「ポロシャツ」。表面に凹凸ができるように編んだ生地が特徴的で、通気性が高いことからスポーツシーンを中心として用いられるシャツです。コットン素材ですので汗をかいても蒸れにくく、さらさらとした肌触りとなっているため、夏場でも快適に着こなせるところがポイントだと言えます。
スポーティーな印象の強いポロシャツでも、実は普段使いにぴったり!きれいめなボトムスにポロシャツを合わせれば、抜け感がプラスされ、一気にイマドキのおしゃれな着こなしに仕上がります。落ち着いた色味かつ無地のポロシャツなら、どんなコーデにも合わせやすいのでおすすめです。
「ワークシャツ」は、元はと言えば作業用に作られたシャツ。丈夫なつくりで汚れも目立ちにくく、作業に便利なように左右2つの胸ポケットがついている、というのがワークシャツの特徴です。シルエットにゆとりがあり、ややルーズな見た目なので、一般的にはストリートファッションに用いられやすいと言えます。
ワークシャツと相性が良いのは、「デニムパンツ」。スキニーのような脚のラインが出る細めのタイプを選び、女性らしく仕上げるのがポイントです。足元にはきれいめパンプスを持ってくると、より女性らしい大人の着こなしに。
カジュアルシーンで用いられることが多い「チェックシャツ」は、色やチェック模様によって様々な名称があります。白地に一色で縦横同じ太さの縞模様の「ギンガムチェック」、濃度の違う色を複数組み合わせた「グレンチェック」などがチェック柄の鉄板ですが、これ以外にも実は数十種類の柄が存在します。
落ち着きのある大人っぽいコーデに仕上げるなら、ダークカラーのチェックシャツがおすすめ。ミディ丈のタイトスカートを合わせたら、やり過ぎ感のないこなれた印象のレディライクコーデの完成です!シャツはボタンを開けて「抜き襟」で着こなすと、女性らしい雰囲気が漂います。
元々軍隊で用いられていたものの、一般化して普段使いされるようになったのが「ミリタリーシャツ」。ワークシャツと同様に両胸にポケットがついていて、かつ丈夫な生地で作られているものがほとんどです。一般的には、軍隊をイメージさせる「カーキ」や「深緑」のものが、ミリタリーシャツとして普及しています。
ミリタリーシャツをおしゃれに着こなすなら、アウターとしてさらっと羽織り、インナーはタンクトップ一枚で肌見せを。女性らしいエッセンスが加わり、ハンサム感の強いミリタリーシャツも色っぽく仕上がります。
襟とカフスが白の無地で、身頃が柄または色無地になっているものを「クレリックシャツ」と言います。ビジネスシャツの中でも最もドレッシーなシャツであり、知的かつ華やかに決まることから、ビジネスの場以外にも、パーティーシーンなど広い用途で使われるアイテムです。
クレリックシャツにおすすめの着こなしは、きれいめな「白パンツ」を合わせたスタイル。襟やカフスが白色なので、パンツも白で合わせることにより統一感のあるおしゃれなコーディネートに仕上がります。清潔感のある爽やかなスタイリングで、好感度アップを狙えること間違いなし!
麻を使って織られた、涼しげな印象を持つシャツと言えば「リネンシャツ」。吸水性と速乾性に優れており、かつ優しくしなやかな肌触りですので、着心地が良く夏に非常に人気のあるシャツだと言えます。
リネンシャツは、とことん清涼感のある着こなしに仕上げるのが正解。そこでおすすめは、ここでも「白パンツ」と組み合わせたコーディネートです!先ほどのコーデと見比べると、シャツのタイプが違うだけで、同じ白パンツでも全く違う表情を見せることがお分かりだと思います。鞄は春夏トレンドのかごバッグで、とことん季節感のあるコーデに仕上げてみて。
ベーシックな襟付きシャツとは違い、折り返しの襟羽がない「バンド(スタンド)カラーシャツ」。ネックにバンド状の襟をあしらったようなデザインが特徴的で、ノーカラーほどラフではなく、適度なリラックス感をプラスできることから、普段使いに人気のあるアイテムです。
バンドカラーシャツは、シックな大人の着こなしとの相性抜群。例えば黒無地のベーシックなバンドカラーシャツに、ロング丈のスカートを組み合わせると、品のあるコーデに仕上がります。足元は黒のブーツでシャツとの統一感を出しつつも、きちんと感を後押しすると良いでしょう。
いかがでしたか?今回は、定番シャツの種類をご紹介しつつ、おすすめのコーディネートまで徹底解説しました。シャツのデザインや素材感が異なるだけでも、コーデの雰囲気がガラリと変わることが分かったはずです。このように、シャツを使い分けるだけでも、おしゃれの幅がぐっと広がります。ぜひ参考にして、おしゃれなコーディネートを楽しんでください!