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2019.07.08

富士山の冬の服装を徹底解説!装備や持ち物の注意点について

富士山の冬の服装を徹底解説!装備や持ち物の注意点について 富士山の冬の服装を徹底解説!装備や持ち物の注意点について

「雪景色が美しい冬の富士山に登ってみたい!」と意気込んでいる方も多いかもしれませんが、実は冬季の富士山登山は非常に危険。そこで今回は、冬の富士山登山の基本情報をご紹介した上で、安全に登頂するための服装のポイントまで徹底解説します!

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富士山の冬登山は禁止?滑落事故が多い?現状をご紹介

 

冬の富士山は、あたり一面が雪景色となって絶景スポットに。しかしそんな美しさの裏腹に、冬の富士登山には数々の危険がはびこっています。気温が非常に低いのは言うまでもありませんが、例えば、登山道が大きな滑り台のようになって滑り出したら止まらない、とか、突風によって体が浮き上がり飛ばされることもある、とか。実際に厳冬期の登山では死亡事故も多く起こっていますし、そう簡単には登ることができないと頭に入れておいてください。

実際に富士山登山のシーズンは、7月上旬~9月上旬です。初心者でも、この夏山期間なら比較的安全に挑戦することができるのですが、雪がつく時期は危険リスクが高いため避けるべき。例えいくら登山経験があっても、そして装備も備えていても、自然の脅威には勝つことができませんので、初心者ならなおさらシーズン中に足を運んでください。

富士山の冬の気温って?登山前に基本情報をチェックしよう

 

富士山の山頂は、なんと北極圏並みの厳しい寒さ。そもそも年間平均気温は氷点下6.4度であり、1年を通して気温がプラスである月の方が少なく、北海道と比べても寒いことが分かります。さらに驚くことに、冬の山頂の気温は氷点下15度以下を記録。これまで経験したことのないような、信じられない程の寒さを経験することとなるでしょう。

加えて冬の富士山では、体が吹き飛びそうなくらいの強風が吹きます。富士山は独立峰のため周囲に風を遮るものがなく、絶えず体が強風にさらされるのです。また、登山道は雪で凍っており、斜面はツルツルとしていてアイスバーンのような危険な状態。実際に強風と地面の凍結による転落事故も多いですし、この季節の登山が過酷であることは理解いただけたことでしょう。

富士山の冬の登山に許可が必要って本当?その気になる真実とは

 

山梨県警察によると、冬の富士山登山に許可証は必要ありませんが、「登山計画書」の提出が必要です。万が一遭難をした際に迅速に救助できるよう、行程やメンバー、装備、緊急連絡先などを記載して必ず提出してください。とは言え計画書を出しても登山道の通行を許可したことにはならず、登山は完全に『自己責任』となります。

毎年冬の登山による遭難事故が多発しており、平成28年には遭難が18件発生、そして残念なことに6名が亡くなっています。それほどリスクが高く大変危険ですので、初心者は必ず夏山期間に登山を行なってください。また、「富士登山における安全確保のためのガイドライン」によると、夏山期間外では「万全な準備をしない登山者の登山禁止」や「『携帯トイレ』の持参」もルールとして定められています。

富士山の山小屋は冬季も利用可能!「佐藤小屋」をチェック

 

富士山の山小屋で冬季に営業しているのは、五合目に位置する「佐藤小屋」のみとなります。アクセスは、富士スバルライン五合目からの場合、約20分から30分程度。ただし必ず予約が必要で、9月下旬から5月下旬までの冬季期間には5名以上でなければ予約ができませんので、ご利用を検討している方はご注意ください。

佐藤小屋の冬季の宿泊プランは、素泊まりで7,400円、1泊1食で8,400円。冬の富士山登山では、過密スケジュールによる強行日程は非常に危険ですので、山小屋で休息をとりつつゆとりを持って登山を進めていくことをおすすめします。

富士山登山の時間って?初心者はさらに時間がかかる

冬の富士山登山の写真

これまでご紹介したように、冬の富士山登山は非常に過酷です。夏山期間なら須走ルートで約5時間40分、吉田ルートで約6時間だと言われていますが、冬場は確実にそれ以上の時間がかかることを覚悟しておきましょう。強風に足を取られ、かつ凍った登山道で慎重に足を運んでいかなければならないため、普段通りのペースで歩くことができないのです。

さらに初心者となると、目標通りのペースで登山するのは難しいです。したがって冬の富士山登山では、十分なくらいの余裕を持った時間配分で計画すると良いでしょう。また、天候によっても登山の難易度が変わるため、天気が悪くなってきたら引き返す決断も必要です。

冬の富士山登山で必要な持ち物を解説!必ず用意しよう

 

ここでは、冬の富士山登山で必要な持ち物をご紹介します。安全に、そして快適に登山を進めるにはどのようなアイテムが役立つのか、ここで一気にチェックしましょう。

■冬の富士山登山で必要な持ち物
・ザック(山小屋泊なら30リットル前後)
・トレッキングシューズ
・ヘッドランプ(昼間でも必要)
・レインウェア(上下分かれたもの)
・地図、ガイドブック
・飲料水、行動食
・ティッシュペーパー
・携帯用トイレ
・ビニール袋
・手ぬぐい、タオル
・アイゼン、ピッケル
・トレッキングポール

冬の富士山登山の装備って?正しい身なりで安全を確保して

 

冬の富士山では、どのような装備が必要なのか気になるところ。そこで冬の登山で用意しておきたい装備の一つが、冬季用の厚手のグローブです。汗で指先が濡れてくると凍傷のリスクが高まるので、必ず機能性が高いものをご準備ください。また、同じように足先も汗で凍傷にならないよう、しっかりとした靴下を。さらに靴の中に雪が入り込まないように、ゲイター(スパッツ)を履きましょう。

また、雪が降り積もる富士山で欠かせないアイテムが、「アイゼン」や「ピッケル」。アイゼンは滑り止めとして靴底に装着する用具で、ピッケルはつえの先につるはし状の金具がついた、杖代わりに使えるものです。危険な雪道での滑落を防ぐためにも、必ずこれらを用意してください。

富士山の冬登山の服装【1】レイヤリングが基本!速乾性保温性も大切

富士山の冬登山の服装

富士山登山の服装の基本は、ズバリ「レイヤリング(重ね着)」。ベースに肌着、中間着として保温力のあるもの、アウターは機能性が高いものをチョイスして、しっかりと寒さをしのぎましょう。もちろん上だけではなく、ボトムスもレイヤリングしてください。また、冬の服装に保温性が必要なのはもちろんのこと、吸湿性・速乾性も非常に大切です。寒いとは言えど動いていると汗をかいてくるのですが、もしも洋服に速乾性がないと汗で体が冷えてしまい、低体温症の原因になってしまうのです。

さらに、手袋やニット帽、ネックウォーマーなどを身につけ、肌の露出部分をできる限り減らすのも重要なポイント。安心安全に、そして快適に登山を楽しむためにも、万全の体制で冬の富士山へ臨んでください。

富士山の冬登山の服装【2】日帰りでもしっかりとした装備を

富士山の冬登山の服装

日帰りの弾丸登山は疲れを招き危険なのですが、知識と経験があり、かつ天気に恵まれていれば登頂は不可能ではありません。日帰りの際にも登山の服装は変わらずに、しっかりとした装備で臨んでください。

ザックは30リットルのものが使い勝手が良いのですが、日帰りの場合には、25リットルでも悪くはありません。少しでも身軽に登山を進めたい方は、容量の小さなものを選んでも良いでしょう。ただ冬場は、フリースやダウンジャケットなどでどうしても荷物がかさばりやすいため、大きめのものを用意しておくと無難です。

富士山登山の服装はレンタルもOK!気軽に楽しみたい方におすすめ

 

「富士山に登りたいけど、装備を揃えるのが大変……」とお悩みの方も多いはず。登山グッズは決して安くはありませんし、全て揃えるとなると高額になってしまいます。そこで、そんなお悩みを抱える女性のみなさんにおすすめしたいのは、登山用品のレンタルショップ!実は、必要な登山グッズを何から何までレンタルできる、便利なお店が存在するのです。

例えば「LaMont(ラモント)」は、高品質で清潔な登山グッズの貸し出しを行なっている超有名店。五合目に位置する「富士山みはらし」で商品を受け取って準備をしてそのまま登山、下山後返却して着替え、と身軽に帰宅することができるところが嬉しいポイントです。富士登山に何を揃えれば良いのか分からない方、気軽に登山にチャレンジしたい方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

いかがでしたか?今回は、冬の富士山の基本情報から、安全に登るための服装まで一挙ご紹介しました。冬の富士山は美しいものの、実際に登るとなると非常に危険ですので、できる限りこの季節の登山は避けたいところ。厳冬期の富士山は特異的な風が吹くため、例えしっかりと装備を揃えていても、転落事故が起こる可能性があるのです。それでも冬の富士山に登りたい方は、雪の状況を想定しつつ十分な装備や技術、体力を備えて、絶対に気を抜かずに臨んでください。

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