FASHION
2019.02.09

茶道の服装を徹底解説!身だしなみのマナーから持ち物までご紹介

茶道の服装を徹底解説!身だしなみのマナーから持ち物までご紹介 茶道の服装を徹底解説!身だしなみのマナーから持ち物までご紹介

品のある佇まいの燐とした女性に憧れている方、何かお稽古事を始めたいと思っている方は、この機会に「茶道」を始めてみてはいかが?そこで今回は、茶道初心者に向けて身だしなみのマナーから持ち物まで、知っておくべきポイントを一挙ご紹介します!

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茶道の服装をマスター!初心者に向けてマナーを解説

 

日本の伝統文化の一つ、「茶道」。日本人ならではの所作を身に付けることができる、オトナ女子からの人気が高いお稽古です。とは言え何だか敷居が高く、尻込みしている方も多いかと思いますが、実は茶道は初心者でも気軽に始められるお稽古。興味を持っている方は、この機会に茶道を始めてみてはいかがですか?

そこで今回は、茶道の基本的な服装から身だしなみのマナー、茶道を始めるにあたって必要な持ち物まで、絶対に知っておくべきポイントを徹底解説します!初心者なら誰もが疑問に思うポイントは、ここで一気に解決しましょう。

茶道のお稽古の洋服は?まずは基本マナーをチェック

 

茶道を嗜むにあたり、最初に悩むのが「服装」だと思います。そこでまずはじめに、茶道には「表千家」と「裏千家」の二種類の流派が存在します。表千家では着物での参加が多いのですが、裏千家では基本的に服装自由。私服で参加する場合には、最低限のマナーとしてカジュアル過ぎるものや肌の露出が多いものは控えてください。例えば、清潔感のあるシャツスタイルや、スカート、ワンピーススタイルを選びましょう。

実際に、茶道を始めるにあたって、着物を購入される女性も多いです。練習用の着物なら、安価なレーヨンやポリエステルでもOK。色無地の着物なら、礼装としても幅広く着用できるため重宝できます。また、寒い時期にはコートを着用するのが基本ですが、室内に入ったら礼儀として脱ぎましょう。

茶道の白い靴下の長さは?迷ったらこれ!

 

茶道では、着物なら足袋、私服なら白い靴下を履かなければなりません。これがなぜかというと、日常の雑念を払い、清浄と緊張感を得る効果があるとされているから。茶道の精神である「和敬清寂」の『清』に繋がるため、足袋や白い靴下が欠かせないのです。

そこで私服を着用する場合の白い靴下は、くるぶし丈のものを履く女性が多いです。基本的にはストッキングに重ねて履くケースが多いので、ぜひ頭に入れておいてください。また、靴下は無地のものが無難なのですが、小さなワンポイントが入っている程度ならOKだとされています。

茶道でピアスやネイルはOK?その真相とは

 

まず茶道では、指輪やブレスレット、長いネックレス等のアクセサリーは外さなければなりません。貴金属がお茶碗に当たる可能性がありますし、そもそも茶室にはふさわしくありません。ピアスはお茶碗に当たる心配はないものの、マナーとして控えた方が良いです。

さらにネイルも同様に、茶道のお稽古では避けるのが無難です。特にスカルプなどで爪の長さを出している場合には、茶道具を傷つける恐れがあるためNG。たとえ長さがなくても、派手な色の爪は雰囲気を壊す元となるため、控えてください。

お茶会のバッグは何が良い?重宝できるカバンはこちら

 

茶道やお茶会では、どのようなバッグが好ましいのでしょうか。そこで着物の雰囲気を壊したくないなら、一般的に和装に合わせられる「利休バッグ」がおすすめ。とは言え利休バッグはあまり大きいものではないので、荷物が多い場合には和風のトートバッグが重宝されます。

バッグの色や柄は、シンプルなものがベスト。派手な柄物だと着物姿から浮いてしまうので、さりげなくワンポイントが入っているようなデザインをお勧めできます。

茶道で必要な持ち物【1】扇子(せんす)

 

ここからは、茶道で必要な持ち物についてご紹介します。初心者の方は、まずはここでご紹介する道具を揃えておきましょう。そこで必要な持ち物の一つ目は、「扇子」です。

扇子と言うと暑い時に仰ぐためのもの、と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、茶道では使い道が異なります。主に「挨拶」などで使うものであり、手に握っておくか畳の上に置いておくのが基本スタイル。座った状態で扇子をひざの前に置くことにより、相手の方に敬いの態度を示すことができるのです。

茶道で必要な持ち物【2】帛紗(ふくさ)

 

必要なものの二つ目は、「帛紗(ふくさ)」です。主に茶器を取り扱うときに用いられる布であり、服紗、袱紗と表記されることもあります。材質は絹のものがほとんどですが、煎茶道では木綿のものが使われることもあるので頭に入れておきましょう。

茶道具をふき清める、帛紗。女性は表千家は朱、裏千家は赤か朱が基本ですが、流派によって決まりがあるので事前に要チェックです。また、帛紗は生地の重さによって使いやすさも変わりますので、出来る限り自分の手に取って選んでください。

茶道で必要な持ち物【3】懐紙(かいし)

 

三つ目にご紹介するのが、「懐紙(かいし)」です。懐紙とはその名の通り、ふところに入れて携帯する紙。着物がまだ一般的だった時代には、ティッシュペーパーやハンカチ、メモ用紙などとして幅広く用いられたものです。

懐紙には様々な使い方がありますが、茶道では「お菓子を頂く」際にお皿代わりとして使用します。さらに、食べきれなかったお菓子を包んだり、茶碗の飲み口をふき取る際にも用いられます。

茶道で必要な持ち物【4】菓子切り

 

四つ目にご紹介するのが、「菓子切り」。こちらは茶菓子を頂く際に使用する茶道具で、一般的な家庭でいう爪楊枝、ナイフです。茶道では、懐紙の束の間に挟んでおき、必要な際に取り出して使います。

菓子切りの素材は様々ですが、茶道でよく用いられるのが「ステンレス製」。木製よりも丈夫で手入れも楽、という点から使いやすいため、悩んだらステンレス製を選ぶと間違いありません。デザインも豊富なので、自分に合ったものをお選びください。

茶道で必要な持ち物【5】帛紗ばさみ

 

最後にご紹介するのは、「帛紗ばさみ」です。懐紙入れとも言い、茶道のお稽古で使う小物を一まとめに入れて携帯する袋を指します。茶道具以外にも、化粧品などを入れてポーチ代わりに使用することも可能です。

帛紗ばさみは比較的小ぶりなものが多く、女性用は基本的に暖色系の色合い。さらに二つ折り、三つ折り、つづれなどがありますが、用途は全て同じです。デザインも豊富なので、自分好みのものを選びましょう!

いかがでしたか?今回は、茶道の身だしなみのマナーから必要な持ち物まで、一挙ご紹介しました。茶道は敷居が高いと思われがちですが、道具さえ揃えれば気軽に習うことが可能。茶道教室や流派は様々なので、慎重に吟味して選ぶことをおすすめします。ぜひご自分にピッタリの教室で、楽しく茶道を嗜んでください。

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