引っ越しする際の荷物は、ダンボールに詰めるのが一般的です。今回は、引っ越しする際に必要なダンボールの数の目安や、ダンボールへの荷物の詰め方のコツや注意点をご紹介します。
■ダンボールの大きさ
引っ越しする際に引っ越し業者から提供されたり購入するダンボールは、大きく分けるとS、M、Lの3つのサイズに分かれているのが一般的です。ダンボールの縦、横、高さの辺の長さの合計が100cm程度がSサイズ、120cm程度がMサイズ、140cm程度がLサイズとなっています。引っ越し業者によっては、SとMの2つのサイズのみを用意しているケースもあります。
引っ越し時にダンボールに詰める荷物は、重いものはコンパクトなSサイズに入れます。比較的軽いものはMやLサイズのダンボールに入れます。
■引っ越しする際に必要なダンボールの枚数
引っ越しする際に必要なダンボールの枚数は、一般的には
一人暮らしの場合は10枚~15枚
二人暮らしの場合は30枚~40枚
三人家族の場合は40枚~50枚
四人家族以上の場合は50枚以上
が目安となっています。
■引っ越し用のダンボールの入手方法
引っ越し時に必要なダンボールは、引っ越し業者からサービスで何枚か提供されることも多いですね。引っ越し作業を依頼する会社や引っ越しのプランによっても差がありますが、一人暮らしの場合は10枚程度、ファミリーの場合は30枚程度サービスされることが多いですね。
しかし、引っ越し業者からサービスされているダンボールのみでは荷物が入りきらないことも多いですよね。
ダンボールが足りない場合は、必要な枚数を引っ越し会社から購入することができます。
また、ダンボールは、ホームセンターで購入することもできます。ホームセンターで販売されているダンボールは、1枚200円前後の価格が相場となっています。引っ越し業者から購入するよりも割高になる傾向がありますが、すぐに使えるので、引っ越しが迫っている場合や、車で買いに行ける場合は便利ですね。
引っ越し日まで余裕がある場合には、ホームセンターよりは安い価格で購入できることが多いAmazonや楽天などの通販で購入するのがおすすめです。
早くて翌日には届きますし、かさばるダンボールを買いに行く手間が省けるのが便利ですね。サイズが違うダンボールがセットになっているものもありますし、まとめ買いすると割安になることも多いですよ。価格は、1枚100円~200円程度が相場となっています。
■無料で手に入れる
引っ越し用のダンボールは有料でも購入できますが、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、家電量販店などで無料で譲ってもらえる場合もあります。ただし、スーパーやドラッグストア、コンビニのダンボールは、重い荷物を入れるとすぐに壊れてしまうような強度のものもありますし、汚れている場合もあります。ドッグフードや飲料が入っていた丈夫できれいなダンボールを選ぶようにしましょう。
大きい荷物や重い荷物は、頑丈な有料のダンボールを使用して梱包し、軽い荷物は無料のダンボールを使用するのがおすすめです。
■ダンボールの処分は
引っ越し後に不要になったダンボールは、引っ越し業者によっては引き取ってくれる場合もあります。
不用品回収会社に依頼したり、スーパーなどの回収ボックスに持っていき処分するという方法もあります。
ゴミとして処分する場合には、自治体のルールを守りたいですね。
■ダンボールの準備
引っ越しする際の荷造りには、2週間以上かかることが多いので、引っ越しが決まったらダンボールを準備し、普段使っていない物からコツコツと荷造りを始めていきましょう。
ダンボールに封をするためのガムテープと、ダンボール内の荷物の内容を書き記す油性ペンも用意しておきます。
■ダンボールの選び方
ダンボールの詰め方のコツは、引っ越し後に荷解きがしやすくなるように詰めることが大切です。
・Sサイズのダンボール
本、CDやDVD、食器類、重い日用品
・Mサイズのダンボール
CDやDVD、洋服、コスメ類、比較的軽い日用品や雑貨
・Lサイズのダンボール
洋服、バッグ、帽子、靴、ブーツ、クッションなどの軽くてかさばるもの
などを入れるようにしましょう。
■ダンボールの詰め方のコツ
引っ越しは不要なものを処分する良い機会です。荷物の量も減りますね。しかし、ゴミとして捨てる場合には、ゴミ出しの日に注意しましょう。
ダンボールに荷物を入れる際には、ダンボールの外側に部屋や収納場所、何が入っているかを書き残すようにしておきます。重い荷物は下に入れ、軽い荷物は上の方に詰めるようにしましょう。
食器類やガラス製のインテリアや鏡、CDなどの割れやすいものは、ダンボールの底に新聞紙やタオルを敷いてから収納します。食器類やインテリアや鏡、CD自体もタオルや新聞紙などでくるんで、ダンボールの外側に「ワレモノ」と書いておくようにします。
ダンボールには、詰めすぎて変形したり、荷物がはみ出してしまうのはNGです。しかし、ダンボール内に空間ができていると、運んだ際にダンボール内で荷物が動いてしまいますので、空白ができないようにタオルや洋服、新聞紙、プチプチなどの緩衝材で隙間を埋め、空白が出ないようにしましょう。
ダンボールは自分でも持ち上げられる程度の重さに収まるようにします。10kg~15kg程度が目安ですね。重すぎると引っ越し作業中に底が抜けてしまう可能性もあります。ダンボールの強度も意識しましょう。
引っ越しする際には、荷造りも大変ですが、新居に到着した後の荷解きも大変ですよね。
引っ越し業者によっては、ダンボールに収納せずに引っ越しを行ってくれるものもあります。
例えば、衣装ケースは、そのまま運んでくれる場合があります。
また、ハンガーにかけたまま運べる「ハンガーボックス」を利用すれば、衣類をハンガーにかけたままハンガーボックスに入れて引っ越しをし、引っ越し後はハンガーをクローゼットにかけるだけで荷解きが完了します。
アート引越センターの「エコ楽ボックス」や「シューズケース」のように、食器類や靴などを梱包せずにそのまま収納できる引っ越し資材を利用するのもおすすめですよ。
引っ越しする際にダンボールに荷物を詰める場合には、重いものは小さいダンボールに入れ、軽くてかさばるものは大きいダンボールに入れます。引っ越し作業中に大事な荷物が動いて壊れてしまわないよう、ダンボール内の隙間をなくすように荷物を詰めることが大切ですね。