何となくしているトイレ掃除ですが、黒ずみや黄ばみなど、汚れに合った掃除アイテムを使用することが重要です。そこで今回はトイレ掃除の手順や、場所ごとの掃除方法やおすすめアイテムなど、トイレ掃除の基本をご紹介します。
【目次】
トイレ掃除では、最初に一番汚れやすい便器の中以外の場所を拭き掃除していきましょう。
掃除は、高い場所から低い場所へ向かっていくように掃除していくと、汚れが広がらず、効率よく掃除を進めることができます。
・タンクの水道の蛇口やレバー
・水受けやタンクの外側
・便座カバー
・便座の表
・便座の裏
・便器の外
の手順で拭き掃除をしていきましょう。
「トイレクイックル」や100円均一で購入できる、市販のトイレ掃除用シートは、拭き掃除に使った後に、そのままトイレに流すことができるアイテムが便利ですね。
また、雑巾やいらなくなった布に、水100mLに対して、小さじ1杯の重曹を溶かした「重曹水」を吹きつけ、拭き掃除に使用するのもおすすめです。
水垢のついている蛇口や水受け、タンクの外側は、雑巾やいらなくなった布に、水200mLに小さじ1杯のクエン酸を溶かした「クエン酸水」を吹きつけ、拭き掃除しましょう。
拭き掃除で汚れが取れない場合は、スプレーで直接クエン酸水を吹きつけて、メラミンスポンジやアクリルスポンジで傷つけないようにこすります。汚れが落ちたら水拭きをして、クエン酸水を拭き取りましょう。
トイレ掃除のメインになる便器の中のお掃除は、しっかりとしたお掃除は週に1回が目安ですが、汚れに気づいた時にこまめに洗剤やブラシで掃除すると、汚れが付着しにくく、週末の掃除もしやすくなりますよ。
また、便器の汚れには、大きく分けて2種類の汚れがありますので、汚れに合った洗剤を選ぶようにしましょう。
■黒ずみ
例えば、トイレを使っていく内に黒く汚れてくるトイレの「黒ずみ」は、ホコリやカビなどが原因です。トイレ掃除用の洗剤や、先ほどご紹介した重曹水など、アルカリ性の洗剤を使ったお掃除がおすすめです。
ブラシで擦っても汚れがすっきり落ちない場合は、トイレットペーパーを汚れの上から被せ、洗剤をかけたら、1時間ほど放置して、こすり落としましょう。
また、重曹のパウダーを直接便器内の汚れにかけ、その後にクエン酸水スプレーを吹きかけると、発泡効果で汚れを浮き上がらせてくれます。
その他にも、重曹水よりも汚れ落ちが良く、重曹と同じように環境に負担をかけにくいエコな「セスキ炭酸ソーダ」もおすすめです。500mLの水に、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯入れて溶かし、スプレー洗剤として使用します。
■黄ばみ
こすってもなかなか落ちないトイレの「黄ばみ」汚れは、尿石が固まっているのが原因です。
黄ばみ汚れのお掃除には「サンポール」や先ほどご紹介したクエン酸水のような酸性の洗剤がおすすめです。
黄ばみ汚れは、洗剤をかけ、ブラシでこすっても、すぐには取れないことも多いので、トイレットペーパーを汚れの上から被せ、その上からサンポールやクエン酸水をたっぷりかけ、30分~1時間程度放置してからこすると、比較的簡単に汚れを落とすことができます。汚れが落ちない場合は、さらに放置する時間を延長しましょう。
トイレ掃除で見落としてしまいがちなのが、ウォシュレットのノズルです。
ウォシュレットの使用頻度が高い場合は、毎回水を流しているので、汚れにくいと思われがちですが、実は意外に汚れが付着しています。
ウォシュレットのノズルのお掃除は、ノズルお掃除機能を使用します。ノズルのお掃除機能がない場合は、一度電源を落とし、ノズルを引き出して掃除をしましょう。
ただし、ウォシュレットのノズルはデリケートなので、強い洗剤を使ったり、ゴシゴシこするのはNGです。
泡タイプのウォシュレット用の洗浄スプレーを利用しましょう。スプレーしてしばらく放置し、後は優しくこするだけなので、簡単に掃除ができますよ。
トイレの壁や床の掃除にも、消臭効果が期待できるアルカリ性の重曹水や、除菌効果が期待できるクエン酸水がおすすめです。
最初に雑巾やいらない布に重曹水を吹きつけ、拭き掃除をします。次に、同じように雑巾やいらない布にクエン酸水を吹きつけ、拭き掃除をするだけです。
ドアノブやトイレットペーパーホルダー、壁を掃除した後に、スリッパや床を掃除しましょう。
掃除中だけでなく、普段からこまめに換気をして、湿気や菌が溜まらないようにしましょう。
トイレの中でも汚れが付きにくいタンクの中も、定期的に掃除したい場所です。
ただし、タンクは、強力な洗剤で掃除をしてしまうと、故障の原因になります。
重曹パウダーを1カップ程度(120g程度)をタンクの水の中に入れ、一晩放置し、翌朝水を流すだけでも、お掃除ができます。
汚れやすいトイレの掃除は、汚れに合った洗剤を使用したり、汚れが広がりにくい順番で掃除するのがポイントです。ぜひ、トイレ掃除をする際は参考にしてみてくださいね。