セレブが取り入れていることでも注目されているアーモンドは、ダイエット中のおやつにぴったりです。そこで今回は、アーモンドダイエットの効果や方法、一日の摂取量や注意点をご紹介します。
セレブが間食として取り入れていることでも注目されたくるみやピスタチオなどのナッツ類は、ダイエット中のおやつにぴったりの食品です。
中でも、コンビニでも手に入るナッツ類の定番の「アーモンド」は、栄養価が高く、さまざまな効果があるとされている食品です。
そこで今回は、ダイエット中にアーモンドを取り入れる「アーモンドダイエット」の効果ややり方、注意点をご紹介します。
■ダイエットや美容にアプローチするビタミン
アーモンドには、老化の元になる活性酸素を取り除いたり、糖化を予防する手伝いをしてくれる栄養素で、アンチエイジングに役立つといわれているビタミンEが豊富に含まれているのが魅力です。
また、代謝にアプローチして、皮膚や粘膜をすこやかにしてくれるビタミンB2も含まれているのがアーモンドです。
■ミネラル類も豊富
その他にも、カリウムやカルシウム、マグネシウム、リンや鉄、亜鉛、マンガンなどのミネラル類も多く含まれています。ミネラル類は、代謝にも関わり、体の調子をととのえるためには欠かせない栄養素です。特に、カリウムは、余分な塩分を排出し、むくみ改善をサポートしてくれますよ。亜鉛や鉄分は貧血予防にも効果的ですね。
■食物繊維もたっぷり
その他にも、アーモンドには、お腹の調子をととのえるためには欠かせない食物繊維もたっぷり含まれていますので、お通じの改善にも役立ちますね。ポッコリお腹が解消されれば、溜まっていた老廃物も排出しやすくなり、お腹の血行も改善されますので、代謝アップも期待できますよ。
■良質の脂質も魅力
100g当たりのカロリーは、約598kcal、1粒当たりのカロリーは6kcal~10kcal程度で、野菜類と比べると決してローカロリーというわけではありません。
ですが、アーモンドに含まれるオレイン酸は、不飽和脂肪酸であり、血糖値の上昇をおさえたり、中性脂肪や悪玉コレステロールを減らすはたらきが期待できるオイルですので、ダイエットや生活習慣病予防で取り入れるのもおすすめです。
■アーモンドダイエットのやり方
アーモンドダイエットのやり方は、小腹が空いてお菓子が食べたくなった場合におやつとして食べるのがおすすめです。歯応えのあるアーモンドをよく噛んで食べることで、満腹感を得やすくなります。一緒に水を飲むと、お腹がいっぱいになりやすいですし、お通じの改善にも役立ちますよ。
脂質は、満足感を得やすくしてくれますので、食前に食べるのもいいですね。
ヨーグルトにトッピングしたり、細かく砕いてサラダにかけるのもいいですね。ペースト状にしたアーモンドを、ご飯やパン、お肉などにかけるのもおすすめです。
■アーモンドの一日の摂取量
メリットの多いアーモンドですが、カロリーは低いわけではありませんので、一日20粒程度摂取するのがおすすめです。
食べ過ぎてしまい、かえって太ったということがないようにしたいですね。
■おすすめのアーモンドの種類
アーモンドダイエットを効果的に行うためには、アーモンドの種類も大切です。
例えば、アーモンドには、大きく分けるとローストした素焼きのアーモンドと生アーモンドの2種類があります。
生アーモンドは、ローストした素焼きのアーモンドと栄養価に違いはあまりありませんが、カビや菌が繁殖しやすく、劣化しやすいので、保存が非常に難しいアーモンドです。また、生アーモンドには、消化酵素の働きを抑える物質が含まれています。消化酵素抑制物質は、半日程度生アーモンドを水に浸した上に皮も取り除かなくてはいけません。アーモンドの皮は、抗酸化作用を持つといわれているポリフェノールが含まれており、皮も一緒に食べたいので、アーモンドダイエットでは、素焼きアーモンドを食べた方が手軽でアンチエイジングもできますのでおすすめです。
そして、アーモンドを選ぶ際には、砂糖、塩や添加物をなるべく使用していないものを食べるのがおすすめです。砂糖の摂りすぎはダイエットの妨げになりますし、塩分の摂りすぎはむくみの原因になります。
アーモンドダイエットを行う際に注意したいのは、アーモンドだけを食べれば劇的に痩せるというわけではありません。アーモンドは、20粒でおよそ120kcal程度と、決してローカロリーではありません。
ダイエット目的でアーモンドを取り入れる場合は、甘いものや脂っこいものを避けるなど、食事の量や内容を見直し、まずは1ヶ月継続してみましょう。
そして、アーモンドは、人によっては20粒食べると、消化が追い付かなくなり、腹痛や便秘になることもあります。20粒でも食べ過ぎになることもありますので、お腹の調子を見ながらアーモンドを食べる量を調整しましょう。
その他にも、アーモンドは、酸化しやすい食品です。開封後は、瓶やカンなどの密閉できる容器に入れて空気に触れないようにするか、保存袋に入れ、冷凍庫で保管しましょう。
ダイエットだけでなく美容や健康にも貢献してくれるアーモンドですが、食べすぎには注意が必要です。ぜひ、噛み応えがあり、満足感を得やすいアーモンドをダイエット中に活用してみてくださいね。