健康志向の女性が増える中、ダイエットにいい食品として注目されているのが玄米です。昔からある玄米ですが、どうして痩せるのか、ダイエットに活用するならどのようにやればいいのか分からないこともありますよね。ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
江戸時代より前は玄米が主食で食べられていたものの、現代の食卓では白米が主流になっています。
白米の炊きやすさや、モチモチとした食感から玄米の人気がなくなってしまったようですが、健康食品としてとても優秀な食品だと言われていることをご存知でしたか?
アメリカなどの海外でも注目されており、実際に玄米ダイエットをした女性たちの間でも「痩せることができた」「健康的になった気がする」という嬉しい口コミも多いです。
その一方で、玄米ならではの香りや食感が苦手で続けることができなかったという女性も……。
そこで今回は、なぜ玄米がダイエットに良いのか具体的に見ながら、玄米ダイエットのやり方やおすすめのレシピをご紹介しますね。
玄米とは稲からもみがらだけ取り除き、ぬかや胚芽が残った状態のお米のことです。
この残ったぬかや胚芽には、ダイエットに嬉しいビタミン類、ミネラル類、食物繊維がギュッと詰まっているので「玄米はダイエットにいい」と言われている理由になります。
なんと、白米と比べると2倍〜14倍も栄養に違いがあると言われており、ビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいる完全栄養食とも言われているのです。
食物繊維には、腸内環境を整えて体内に老廃物を排出するデトックス効果がありますし、ビタミンB群には脂肪代謝を助け、筋肉細胞や皮膚細胞の生成を促す作用があります。
そして、ミネラルも体内の水分バランスを整えたり、血行促進を促したりする効果があるので、ダイエットにプラスとなる働きをしてくれますよ。
またビタミンEには強い抗酸化作用があり、アンチエイジングにも役立ってくれるので、ダイエットをしながら美容も意識するのは嬉しいですね。
気になる玄米ダイエットのやり方ですが、とっても簡単です!
それは、主食の白米を玄米に変えるだけ。
置き換えダイエットのように何かを減らしたりする必要はないので、お味噌汁やおかずなどは今まで通りで大丈夫ですよ。
白米を玄米に変えるだけだったら、ダイエット中の食欲に関するストレスも軽減できそうですね。
ただ、玄米が食べにくいという感じる方もいると思うので、慣れないうちは白米と混ぜて炊いたり、1日2食だけ玄米に変えたりするなど、続けやすいように工夫するといいですよ。
また、「玄米を食べているから大丈夫」という考えはNG。
お菓子や炭酸飲料を控えたり、適度な運動を取り入れていくことも意識してくださいね。
玄米ダイエットをするなら、まずは玄米の美味しい炊き方のレシピをチェックしてみてください。玄米が上手に炊けていないと、食べにくさを感じてしまうことがあります。
■基本的な美味しい炊き方のポイント
・玄米を洗うときは優しく
・水の濁りがなくなるまで3回ほど水を変える
・6時間~12時間を目安に浸水させる
・時間があるときは炊飯器ではなく土鍋を使う
炊飯器でも美味しいのですが、土鍋を使うことでより美味しい玄米に炊き上がります。
こちらは玄米だけでなく、野菜と豆も混ぜた一品。
ヘルシーで健康にいい野菜と豆が加わることで栄養価がアップしますし、玄米を単品で食べるよりも食べやすくなります。
お弁当に入れてもOKなので、ダイエットをしながら女子力も上げられるようなレシピです。
普通の玄米が食べにくいという女性であれば、トマトと一緒にリゾットを作ることがおすすめです。
独特の食感や香りがカバーされ、とっても食べやすくなります。
さらにトマトに含まれるリコピンという成分のおかげで、美容効果もアップしますよ。
ダイエットと美容の両立をしたい女性にぴったりです。
玄米の焼きおにぎりレシピも人気がありますよ。
焼きおにぎりにすることで、外側はカリカリに、中はふわっとすることができるので、パクッと美味しく食べることができます。
ダイエット中の朝ごはんやお昼ごはんでも活躍してくれるので、何個か作って冷凍しておくのも◎。
食欲がないときや、サラッと食べたいときは、玄米を使った雑炊がおすすめです。
ほっこりとした優しい味で、ダイエット中の気分転換にもなってくれそう!
水分を含んでもっちりし、食べやすくもなるので、玄米特有の食感が苦手な女性にもぴったりなレシピです。
ダイエットに嬉しい効果を持つ玄米ですが、覚えておきたい注意点もいくつかあります。
■短期戦には不向き
1週間ほどで便通などを体感できる女性が多いようですが、玄米ダイエットは続けなければ意味がありません。
体内から少しずつ健やかな体を作っていってくれるので、最低でも半年以上は続ける覚悟で少しずつ取り入れていきましょう。
■カロリーは白米と変わらない
「玄米はカロリーが低いから」といって食べすぎるのも禁物。
実はカロリーや糖質は白米と大きく違いはないので、当然多く食べれば太りやすくもなってしまうので、食べすぎないようにきちんと管理しましょう。
■体に不調を抱えている場合は控える
食物繊維が豊富に含まれているので、胃腸が弱い女性の場合はお腹を壊してしまう可能性があると言われています。
また、貧血症の女性も、玄米によるデトックス効果で鉄分や亜鉛などが排出されてしまうこともあるので、医師に相談するなどしてみてください。
玄米ダイエットについていかがでしたか?炊き方をマスターしたり、レシピを工夫したりしていけば、玄米も美味しく食べることができます。ただダイエットするだけでなく健康にもいいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。