FASHIONDEC.08.2017

#OOTD SNAP&INTERVEW-Vicente- 黒木なつみさんキャリアインタビュー

モデル黒木なつみさんディレクションの “Urban natural style” を提案するファッションブランドVicente(ヴィセンテ)。 そんな注目ブランドでデザイナーも務める黒木なつみさんをSNAP&インタビュー!
モデル黒木なつみさんディレクションの “Urban natural style” を提案するファッションブランドVicente(ヴィセンテ)。 そんな注目ブランドでデザイナーも務める黒木なつみさんをSNAP&インタビュー!

-ヴィセンテ-

ビーチテイストを意識したリゾートスタイルと、洗練された大人のタウンスタイルを融合。着心地の良さとシルエットにこだわったデザインを提案する。

SNAP

ブランド一押しの最旬スタイルを デザイナーの黒木なつみさんが披露!

“秋らしいレトロ感を演出した
花柄のマキシワンピースが主役”

「ヴィンテージっぽい花柄が印象的なマキシワンピースを主役に、秋のレトロシックなスタイルに仕上げました。秋マストの羽織ものは、ビックシルエットや裾のフリンジ使いが可愛いケーブルニットカーディガンをチョイス。足元は、どんなコーデにもマッチするシンプルなショートブーツを合わせました。」

Fashion Point

さりげないアクセ使いで大人のおしゃれ感をアピール
そのときどきのシーンに合わせて 胸元のレースアップは結んでも可愛い!
シンプルなショートブーツは ブラウンカラーで秋らしく

INTERVIEW

PINKYの専属モデルとして活躍後、ファッションブランドyupendiを経て、Vicenteの立ち上げに至った黒木さん。そんな彼女にインタビュー!
“モデルからアパレル業界に挑戦。
モデルの経験もたくさん活かされました!”


−アパレル業界で働くきっかけは?

元々モデルになる以前の中学生の頃から、将来の夢は洋服のデザイナーになることでした。当時からファッションが大好きで、雑誌の切り抜きをスクラップして、自分なりにデザイン画を描いたりしていましたね。それから数年が経ち、大学卒業後の就職先も決っていたのですが、出版社の方からお誘いがあったこともあり、「これからいくらでも会社勤めはできるんだから、一度モデルに挑戦してみようかな!」と思い立って、PINKYという雑誌の専属モデルに。それからモデルとして経験を積んでいた頃、あるアパレル会社の社長さんとお話しする機会があり、それが直接的なきっかけになってアパレルの仕事をスタートさせることになりました。そのときはVicenteの前身となるyupendiというビーチテイストをメインに打ち出したブランドで、1年間はその会社でブランドをやったのち、社長が辞められたタイミングで自分の会社を立ち上げてyupendiをやっていくことになったんです! それが25歳の頃のことでした。


−ではそのyupendiからなぜVicenteの立ち上げに至ったのですか?

yupendiは私ともう一人の女性スタッフの2名で、すべての業務をこなしていました。私がちょうど28歳のときに妊娠・出産を経験し、翌年にはその女性スタッフもママに。たびたびyupendiのアイテムをshop in shopという形で置かせていただいていたのが、アパレル会社の恵山グループ傘下にあるセレクトショップRoomy’sというショップ。ちょうどその時に恵山の社長さんとお話しする機会があり、「スタッフ二人だけでyupendiをやっていくのは大変で…。でもブランドは続けていきたいんです! 何かご一緒にお取り組みできませんか?」と会話したことがきっかけです。30歳になっていた私は、デザイナー契約という形で恵山の一員になり、yupendiをリブランド化させたVicenteを立ち上げました。


−yupendiからVicente、どのようにリブランドさせたのでしょう?

自分自身が30代になっていたこと、またママになり、人生のステージを1つ重ねたこともあって、より大人シンプルでナチュラルなファッションがいつしか自分らしいスタイルになっていました。よって自分自身がファッションを発信するにあたって、一番寄り添える20代後半〜30代の幅広い女性をターゲットにしたVicenteを新たにスタートさせました。


−アパレル業界に携わって長い月日が経ちますが、今でも苦労する点はありますか?

やっぱり元々専門的な知識を学校で学んだ訳ではないので、素材の名前すら分からなかったり、デザイン画に苦労したり…今でも苦労することは多々ありますが(笑)。当初は、業者の方との打ち合わせの際に自分の持っている洋服を直接持ち寄ったこともありました。最近では、やっと素材名も出てくるようになり、デザイン画もすらすら描けるようになりました! 何においても言えることですが、継続することで身についてくることもあると身を持って実感しています。
“「モデルよりデザイナーとして、 世界観を魅せる仕事が自分に向いている」
改めてそう気付かされました!”


−恵山に入って良かった点は?

自分で会社をやっている頃は、改めて自分の好きなことしかやらなかったなと思います。デザイナーとして恵山に入った今では、Vicenteのためにたくさん動いてくれているスタッフ、会社内の他ブランドで働く人たち、そういう人たちと関わることが刺激的だし、すごく楽しいです! またそういったブランドと近しい立場にいる人たちから、さまざまな意見が聞けるのも貴重ですね。最近では、リアルなファッション業界の現場を経験させてもらうことで、売れ筋の分析もそうですし、デザインする体数や進行スケジュールまで、会社側がしっかりと指揮をとってくれるので、そこも含めて良かったなと感じています。


−黒木さんが働く上で、一番のやりがいを感じるのはどんな部分でしょう?

自分自身はすでにVicenteの服を着慣れているので、可愛い!と言ってくれる声が直接聞ける展示会の場は、達成感を感じる瞬間でもあります。Vicenteの洋服を実際に手にとってくださるお客様もそうですが、展示会に来てくださる方々にブランドの世界観を全シーズンでしっかり伝えていくことを大事にしています。また街中で自分のデザインした洋服を来ている方をたまたま見かけたときには、この仕事をやっていて良かったなと思えますね!


−今後の展望はありますか?

現在、VicenteはEC展開を中心としているので、いつか旗艦店となるような路面店を出すことが目標です。私自身も店頭に立ってお客様とコミュニケーションをとったり、お客様には買い物だけではなくゆっくりお茶ができるスペースがあったり、そんな理想的なお店が実現できたら良いなと思います。またブランド内でトータルコーデできるように、靴やバッグといった小物にも力を入れているのですが、シンプルなファッションのアクセント役になるアクセサリーを展開する“Vicente eternal”にも今後は力を入れていきたいですね!


−最後にアパレル業界を目指す方々に向けて、アドバイスをお願いします!

私のように自分のやりたいことを口に出すことももちろん重要だと思うのですが、そこに行動も伴わなければ、現状は変わりません。その夢にたどり着くためには何ができるのかということを考えてみてほしいです。例えばアパレル業界で働きたいのなら、まずは具体的にどんなブランドで働きたいのかを絞って、実際にそのブランドにアポイントを取るとか…。とにかく分からなくても一歩踏み出せば、誰かしら手を差し伸べてくれるものだし、強い意思が伝わればそれに賛同してくれる人も必ずいるはずです。まずは自分の頭の中に止めておくのではなく、行動に移してみてください!
Photographer:Yusuke Tanaka

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