脚を広げる開脚は、ダイエットや冷えの改善に効果的といわれているエクササイズです。そこで今回は、開脚の効果や、おすすめのストレッチやエクササイズをご紹介します。
【目次】
食事制限や脚やせに効果的といわれている筋トレ、脂肪を燃焼させるための有酸素運動を行っているのに、なかなか脚やせできないとお悩みの方は少なくありません。
脚やせダイエットを成功させるためには、脚が太くなっている原因に合わせたダイエット方法を選ぶことが重要です。
例えば、脂肪がついていることによって太ももやふくらはぎが太くなっている方の場合は、食事制限や運動によってエネルギーの摂取量を減らし、エネルギーの代謝を減らすことができれば、脚についている脂肪も減らすことができます。
しかし、血行やリンパの流れが滞ることでむくみや下半身太りが起きている場合は、食事制限や運動だけでは脚やせできないケースもあります。
例えば、脚を動かす際に使用する股関節は、太い血管が通っている場所であり、リンパ節がある場所です。したがって、股関節が動きにくくなると、血行やリンパの流れが悪くなって代謝が落ちてしまったり、老廃物が排出しにくくなります。それによって、冷えやむくみ、下半身太りの原因になっていることがあります。
また、骨盤に歪みやずれが起きている場合も、血行やリンパの流れが悪くなって代謝が落ちてしまったり、老廃物が排出しにくくなります。
さらに、骨盤の歪みやずれをそのままにしていると、全身の骨に歪みやずれが生じるようになったり、姿勢が悪くなる原因になることもあります。
バランスの悪くなった体を支えようとして筋肉に負担がかかり、余計な部分に筋肉がついて脚が太くなっているケースもあります。
■開脚でダイエット
そのような場合は、開脚ストレッチや足パカエクササイズ、骨盤矯正などで股関節がスムーズに動くようになれば、血液やリンパの流れが改善され、代謝アップをサポートできます。代謝が上がれば、脂肪も燃焼しやすくなり、運動の効果が得やすい痩せやすい体を作ることができます。また、むくみも解消されますので、脚をほっそり見せることもできますね。
さらに、ストレッチによって緊張していた筋肉もほぐされます。また、骨盤矯正によって全身の歪みが改善されれば、筋肉にかかる負担も軽くなります。ストレッチや骨盤矯正で筋肉にかかっていた余計な負荷が減ることで、過剰についていた筋肉が発達しにくくなるのも、脚やせに役立ちますね。
その他にも、姿勢が改善されるメリットもありますね。緊張している筋肉がリラックスできるようになれば、気持ちもリラックスできるようになり、ホルモンバランスがととのいやすくなり、疲れも取れやすくなる効果も期待できますよ。
開脚ダイエットの定番メニューといえば、足パカエクササイズです。
「足パカダイエット」は、足痩せや骨盤矯正だけでなく、ヒップラインやウエストの引き締め効果も期待できます。
足パカの手順は
①床に仰向けに横になり、手はお腹の上に乗せましょう。
②脚が床に対して90度になるように脚を持ち上げて真っすぐに伸ばしましょう。
③息を吐きながら1秒~2秒かけて脚を左右に広げ開脚します。
④今度は息を吸いながら1秒~2秒かけて脚を閉じます。
よりダイエット効果を高めたい方は、上体を少し起こしながら足パカを行いましょう。
開脚ダイエットは、股関節や脚の柔軟性を高めるようなストレッチも取り入れるのがおすすめです。
定番の開脚前屈ストレッチは、脚やせだけでなく、骨盤矯正や姿勢改善にも役立ちますよ。
開脚前屈の手順は
①床に座って脚を開きのばしましょう。この時お尻が痛いようでしたらマットを敷きましょう。
②背筋を伸ばしたまま、上体を前に倒して床につけ、そのままの姿勢を20秒キープします。この時、反動をつけずに、床につけた手を前に伸ばすようにしながらゆっくり上体を前に倒していきましょう。上体が床につかない方は、できる範囲で行いましょう。
③20秒を1セットとして、1日5セット行いましょう。
■壁開脚でサポート
開脚ストレッチは、脚の柔軟性によっては脚を真っすぐに伸ばすのが難しい方もいると思います。
そのような場合は、脚を壁につけて開脚を行いましょう。
①壁にお尻と脚をつけて横になりましょう。この時、脚が床に対して垂直になるようにしましょう。
②脚を真っすぐに伸ばして、壁を擦るようにして開脚を行いましょう。
③そのまま1分キープしましょう。
1分を1セットとして、1日5セット程度行いましょう。
■タオルでサポート
さらに、床の上に横になり、足の裏にタオルをかけて両手で引っ張るようにしながら脚をのばすエクササイズも脚のストレッチとしておすすめです。
股関節の柔軟性を高めるようなストレッチを取り入れるのも開脚ダイエットに効果的です。
■抱え込みストレッチ
抱え込みストレッチは、お尻や腰のストレッチにも効果的なエクササイズです。
①床に仰向けに横になりましょう。
②片方の脚を曲げて手で抱え込み、胸の方に引き寄せましょう。
③そのまま15秒キープしましょう。
左右の脚のストレッチをそれぞれ10回行いましょう。
■前後開脚ストレッチ
前後開脚ストレッチは、股関節が固くなっている方でも取り入れやすいエクササイズです。
①背筋を伸ばし真っすぐに立ちましょう。
②手を腰に添えたら、片脚をのばしたまま股関節を動かすように意識して前に出したら、今度はそのまま後ろにのばし、振り子のように前後に30回動かしましょう。
③もう片方の脚も同じように30回動かしましょう。
■四股ストレッチ
四股ストレッチは、お相撲さんのように四股を踏んでいるようなストレッチです。
①脚は肩幅よりも大きく開いて立ちましょう。この時、つま先は外側に向けておきましょう。
②膝を曲げて腰を落としたら、両手を太ももの内側に置きましょう。そのまま股関節を動かすことを意識しながら上下に腰を30回揺らしましょう。
③今度は、左右どちらかの肩を内側に入れて、再び上下に腰を30回揺らします。もう片方の肩を内側に入れて、上下に腰を30回揺らしましょう。
足パカや開脚ストレッチは、股関節の柔軟性を高め、血行や代謝アップなどをサポートしてくれるのが魅力です。下半身太りにお悩みの方のダイエットに特に効果的ですよ。気になった方は、ぜひ今日からチャレンジしてみてくださいね。