AUG.22.2019

巫女の服装を徹底解説!基本情報から揃えるべきアイテムまでご紹介

巫女の服装を徹底解説!基本情報から揃えるべきアイテムまでご紹介 巫女の服装を徹底解説!基本情報から揃えるべきアイテムまでご紹介

神社の境内に凛として佇む、日本の伝統的な職種「巫女」。巫女装束をまとってご奉仕する巫女さんに、憧れを抱いてる女性も多いのではないかと思います。そこで今回は、知っておきたい巫女の基本情報から服装のポイントをご紹介します。

巫女ってどんな職業?気になる仕事をご紹介

 

巫女は古来より、神託を得たり口寄せを行ったりと、重要な役割を担っていた存在でした。さらに雅楽の舞や占い、祈祷などに長けており、太古の昔には政治的にも宗教的にも重要視されている存在だったのです。そんな神秘的な巫女が神社で神事の奉仕を行うようになったのは、明治以降だったと言われています。

現在となっては、巫女は主に神社の授与所でお守りやお札などを販売する存在。そんな巫女のアルバイトは「助務」や「助勤」と言われ、主に年末から正月にかけて募集されます。巫女の助務を経験すれば、伝統的な日本の作法を身に付けることができるのが嬉しいポイントです。さらに神社によっては、神道についての教えを受ける場合もあり、普段学ぶことのできない貴重な経験を積むことができるでしょう。

巫女装束って何?構造を徹底解説

 

神社の巫女が着用しているお洋服は、「巫女装束(みこしょうぞく)」と呼ばれます。次にご紹介しますが、巫女装束のようにアレンジされた安価な衣装は、コスプレ用であって神社で身にまとうものではありませんのでご注意ください。

そこで巫女装束は、何枚もの着物を重ねているところがポイント。和服は重ね着が『美』だとされていて、下着から袴までいくつもの着物で構成されているのです。ざっくりとご紹介すると、肌着に肌襦袢、その上に襦袢という白色の着物を重ね、さらに白衣と袴を着用するのが巫女装束の基本となります。

アレンジされた巫女服はコスプレ衣装!黒や青も人気

 

先程ご紹介したように、巫女装束のようにアレンジされたコスプレ衣装も数多く存在します。巫女服はコスプレに非常に人気があり、需要が高いところがその所以です。ただコスプレ服は、本物の巫女装束と比べるとリーズナブルで手を出しやすいのですが、作りが異なっていたり生地が薄かったりと、本格的な見た目を実現することは難しいと言えます。

アレンジされたコスプレの巫女服は、デザインも色展開も様々。例えば袴の丈が短いものは見た目が可愛いことから人気ですし、黒や青などのクールな雰囲気の巫女服も話題を呼んでいます。趣味で着用するくらいであれば、このようなコスプレ用の巫女服に手を出すのもアリです。

巫女の髪型って?基本のヘアスタイルを解説

 

さらに気になるのが、巫女の髪型。巫女は神様に仕える職業のため、落ち着いた雰囲気の清らかな髪型が求められます。茶髪や奇抜な髪型はふさわしくありませんので、巫女として働きたいとお考えの女性は、ぜひ頭に入れておいてください。

そこで巫女にふさわしいのが、清楚で落ち着いた印象を与えることができる「黒髪」。さらに、日本人らしく凛とした雰囲気のストレートヘアが好ましいと言えます。また、後ろで1本に束ねて「垂髪」にするのも巫女の髪型の基本。低い位置でポニーテールを作る感覚で、シンプルかつ清楚なヘアスタイルにまとめてください!

巫女の服装【1】緋袴は巫女装束の最大の特徴

 

巫女装束の最大の特徴と言っても過言ではないのが、「緋袴(ひばかま)」です。緋袴は腰から下に着用する和服で、平安時代中期以降から、主に宮廷において女性が下衣として着用されたもの。緋袴には大きく分けて2種類存在し、一般的なスカート型の「行灯袴」、 股下に襠がある「差袴」があります。

ここで、緋袴の着用方法をご紹介。まず前から体にあて、帯を一旦後ろでクロスしてから前に持ってきてまたクロスし、できた帯を上下で半分にして後ろへまわします。後ろで蝶々結びをしたら、緋袴の後ろを着用して白いヘラを帯の結び目に入れ込み、前で蝶々結びをしたら完成です!

巫女の服装【2】白衣は緋袴と対になる着物

 

さらに「白衣」は、緋袴対になる純白の着物。主に上半身を装飾・保護する役割を果たします。また、医療現場で使われる白衣との混同を避けるため、「はくえ」「びゃくえ」「しらぎぬ」と呼ばれるところもポイント。さらに白衣を着用する際には、腰巻や襦袢も併せて着用します。

白衣は男性用と女性用で構造が大きく異なるため、もしもご自分でご購入する際にはご注意を。女性用には側面に「身八つ口(みやつぐち)」という穴が開いており、ここから手を入れて崩れた襟を直します。

巫女の服装【3】襦袢は見えないが必ず着用しよう

 

先程軽くご紹介したように、白衣の下には「襦袢(じゅばん)」を着用します。襦袢には上半身のみを覆う「半襦袢」と、白衣と同じように裾近くまでの長さの「長襦袢」の2種類がありますが、お好きな方を選ばれて構いません。

洋服で言えば、「インナー」の役割を果たすのがこの襦袢。白衣の下に着用するため見た目には影響しませんが、巫女装束を快適に着こなすために大切なアイテムですので、必ず着用しましょう。また、白衣と同様に男性用と女性用で構造が異なるため、ご購入の際にはご注意ください。

巫女の服装【4】足袋と草履は巫女装束に必要不可欠

 

巫女装束の足元には、「足袋」と「草履」を。まず足袋は、巫女装束を美しく引き立たせるためにも、シワがないように履くのがポイント。種類は大きく分けて二つで、金属板を差し込んで履く通常の構造の「こはぜ」と、靴下のようにストレッチ性がある「ソックス」となります。

また巫女の草履は、鼻緒が緋色と白色の二種類あります。物にもよりますが、緋色の鼻緒は布製のもの、白色は合皮製のものが多い印象。布製は耐久性に劣りますが、合皮製は足指の間が痛くなりやすいので、実際に履いてみて選ぶことをおすすめします。

巫女の服装【5】掛襟は重ね着しているように見せる襟

 

「掛襟(かけえり)」は、重ね着が美しいとされる和服において必要なもの。緋色の襟のみを重ねることで、簡易的に重着しているように見せることができます。ただ、神社によってはつけていないところもあり、巫女装束に必須というわけではありません。

掛襟をつけると見た目が美しく仕上がるのはもちろん、汚れを防げるところも嬉しいポイント。左側の襟が上にくるように、クロスをして白衣の下に仕込みます。

巫女の服装【6】快適に着こなすために肌襦袢のご用意を

 

さらに巫女装束を快適に着こなすためには、「肌襦袢」が必要です。これは先程ご紹介した襦袢とは違い、「キャミソール」のような役割を果たすもの。つまり肌襦袢は下着であって、襦袢と2枚あわせて着用するのが基本です。

肌襦袢は、上下一体型のワンピースタイプ、上半身だけのきもの肌着、下半身の肌着である裾よけ(腰巻)など様々。特にどれが良いというわけではありませんので、好みで選ぶと良いでしょう。

いかがでしたか?今回は、巫女の基本情報から服装まで、知っておきたいポイントを一挙ご紹介しました。境内で凛として佇み、神職を補佐する「巫女」という神秘的な存在に、より一層憧れが募った女性も多いのではないでしょうか。年末年始には特に、数々の神社が巫女のアルバイト(助勤、助務)を募集しているので、この機会にチェックしてみるのもアリです。ぜひ参考にして、正しい知識を持って巫女の助務を勤めてください!