痩せているかどうかの基準になる体重ですが、身長によって理想とされる体重は異なりますよね。そこで今回は、身長152cmの女性の平均体重や標準体重、理想体重、スマートな体型になる方法をご紹介します。
【目次】
身長152cmの女性は、少し小柄で可愛らしく見えるのが魅力ですよね。実際、厚生労働省が公開している、平成29年の「国民健康・栄養調査」では、20歳以上の成人女性の平均身長は154.1cmとなっていますので、152cmの女性より少し身長の高い女性が多いことがわかります。
20歳以上の成人女性の平均体重は53.6kgとなっています。しかし、身長が低めのため、152cmの平均体重の女性は、ぽっちゃりして見えてしまうこともあります。
■身長152cmの女性の標準体重
そのような場合に役に立つのが、身長に合わせて標準体重や理想体重がわかる「BMI」です。BMIとは、「ボディ・マス・インデックス」の略で、世界的に使用されている、身長と体重から計算する値です。
BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で求めることができます。
BMIの値には誤差がありますが、一般的な標準体重はBMIの値が22とされていることが多いですね。
BMI22の値は「身長(m)×身長(m)×22=標準体重(kg)」で求めることができます。
したがって、身長152cmの女性の標準体重は
1.52×1.52×22=約50.8kgとなります。
平成29年の「国民健康・栄養調査」では、20歳以上の平均体重は53.6kgですので、平均よりも約3kg程度軽いのが身長152cmの女性の標準体重となります。ただし、20歳~29歳の成人女性の平均身長は157.5cmで平均体重は51.3kgです。152cmの標準体重の女性は、平均と比べると身長差が5cm以上あるにもかかわらず、体重が0.5kgしか変わらないことになり、ふっくらして見えてしまう可能性があります。
BMIの数値が22の標準体重は、医学的に見て病気にかかりにくい理想的とされている体重です。ちなみに、BMI値は18.5以下の人は「痩せすぎ」、BMI値が25以上29未満は「やや肥満」、BMI値が29以上が「肥満」とされる傾向があります。
しかし、スタイルが良く見えたり、ファッションをかっこよく着こなしたいという「美」に注目すると、理想とされる体重は変化します。
例えば、BMIを使用した体重には「美容体重」や「モデル体重」「シンデレラ体重」などがあります。
BMIの値には若干の誤差がありますが、美容体重はBMI18~20の範囲内の体重で、標準よりは痩せており、洋服をスタイリッシュに着こなせる、美しい体型になりやすい体重です。程よく肉づきもあるので、男性からも「女性らしさもあってスタイルもいい」と好印象を持たれやすい体重の目安になる値ですね。
一方、モデル体重はBMI17~18以下、シンデレラ体重はBMI18以下で、平均よりもかなり痩せており、芸能人やモデルさんなど、ファッション業界で人の目に触れる仕事をしているような方が理想とされるようなスマートな体型になりやすい体重です。一般人と比べるとかなり痩せすぎて見えることもあり、体調不良や免疫力低下、生理不順など、健康に害が及ぼされる可能性もある体重です。
身長152cmの女性の場合、
BMI20:1.52×1.52×20=約46.2kg
BMI18:1.52×1.52×18=約41.6kg
BMI17:1.52×1.52×18=約39.3kg
となります。身長152cmの女性の理想体重は約41.6kg~約46.2kgとされることが多いですね。
身長152cmの女性が、理想のスマートな体型を目指してダイエットをする場合、体重は46kg前後を目指すのがおすすめです。
しかし、無理な食事制限をしてしまうと、体調不良になってしまったり、免疫が低下して、病気にかかりやすくなるリスクがあります。また、食事は、美しさを作る基本になるものですので、体に必要な栄養素が足りていないと、髪や肌のハリやツヤがなくなってしまい、老けた印象になってしまう可能性はあります。
■食事はタンパク質や野菜類を多めに
そして、基本的なエネルギーの代謝量である基礎代謝量は、身長や筋肉量、活動量によって変わります。身長152cmの女性は、元々基礎代謝量も少なめですので、筋肉量をアップさせたり、日中にアクティブに活動するなどして、基礎代謝量を上げる必要があります。しかし、筋肉量をアップさせるためには、タンパク質や適度な糖質などが必要になります。
タンパク質は1日50g程度は摂取するようにしたいですね。
また、無理な食事制限をすると体がエネルギーを節約しようとしてしまい、ますます基礎代謝量が減ってしまいますので、長い目で見て美しいスタイルをキープしたい方は、食事を減らし過ぎるのは逆効果になります。
脂肪の元になるご飯やパン、麺類や甘いものは少なめにして、その分タンパク質や野菜類を多く摂るようにしましょう。キノコ類や海藻類もヘルシーで栄養豊富なのでおすすめですよ。
身長152cmの女性が、ただ「体重を減らすぞ!」とダイエットを始めると、子どもっぽい印象を相手に与えてしまうケースがあります。
また、先ほどご紹介したように、小柄な女性は、元々基礎代謝量が少なめですので、太りにくい体を作るためにも、筋肉をアップさせるようなエクササイズも取り入れたいですね。
■メリハリボディを作るエクササイズがおすすめ
例えば、女性らしいメリハリボディを作る、腕立て伏せのようなバストアップエクササイズはおすすめです。
またウエストのくびれを作る腹筋や背筋などもいいですね。
■基礎代謝量を上げるエクササイズも
太りにくい体を作るためには、太ももやふくらはぎのような大きい筋肉を鍛えるのが効果的ではありますが、152cmの女性の場合、鍛えすぎると脚が太くなってしまう可能性があります。
したがって、キュッと上がったお尻を作るヒップアップエクササイズや、基礎代謝量を上げ、しなやかな体を作るインナーマッスルを鍛えるプランクやヨガなどを取り入れてみましょう。
ストレッチは血行を促進してくれるので、基礎代謝アップに役立ってくれますよ。
■体脂肪を落としたい場合は
体脂肪を落としたい場合は、有酸素運動が効果的です。週に3日程度でも良いので、30分以上のウォーキングやジョギング、スイミングなどを行ってみましょう。
理想の体型を叶えるためには、食事や運動だけでなく、毎日の生活習慣に気を配るだけでも効果的です。
例えば、毎日入浴をしたり、マッサージをして、血行を良くすると、むくみ予防に繋がります。また、元々基礎代謝量が少なめの身長152cmの女性の代謝アップにもおすすめです。
また、睡眠不足になると、食欲が増進されるホルモンが分泌され、ダイエットの妨げになってしまいます。したがって、理想の体重や体型に近づくためには質の良い睡眠は欠かせません。寝ている間に日中に受けたダメージも回復できますので、美容にも効果的ですね。
そして、常温の水を多く摂るようにすると、老廃物を排出しやすくなりますのでおすすめですよ。
MYTREX ANGEL
理想的な体型へ向けて効率的なエクササイズを行いたい人へおすすめです。腹筋、太もも、二の腕、ふくらはぎ、バストやお尻まで様々な部位をいつでもどこでも、気軽にエクササイズができますよ。
ALINCO クロスチューブ
手軽な運動やストレッチを取り入れたい方にイチ押しの、エクササイズチューブです。二の腕・腕・背中などの上半身を中心に、全身のエクササイズをサポートしてくれます。テレビを見ながらや、ちょっとしたスキマ時間にも、肩こりや姿勢改善のストレッチができますよ。
平均よりも小柄な身長152cmの女性は、食事制限のみで体重を落とすダイエットをしてしまうと、子どもっぽい体型になってしまったり、太りやすくなる可能性があります。ダイエットをする場合は、女性らしいスマートなボディラインを手に入れるために、運動や生活習慣にも気を配りたいですね。