鏡を見たら「ニキビができている!」という経験をしたことがある女性は多いと思いますが、ニキビができたときのショックは大きいですよね。 一日でも早く治すために、さまざまな方法を試す女性もいますが、そのためにはまずニキビができる原因を知ることが大切です。 そして原因を見直しながら、ニキビの種類別に対策をとることがポイントなので、今回は原因やニキビ別に治す方法をご紹介します。
【目次】
ニキビを一日でも早く治すために、まずは原因から見ていきましょう。
■不規則な生活習慣によるホルモンバランスの乱れ
大人ニキビの大きな原因と言われているのが、ホルモンバランスの乱れです。
女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあるのですが、この2つがバランスよく保たれることで女性の身体は成り立っています。
しかし、偏った食生活や睡眠不足、運動不足などで不規則な生活習慣を送っているとホルモンバランスが乱れてしまい、皮脂分泌を促す男性ホルモンの分泌量が増えてニキビに繋がってしまうそうです。
■ストレスの蓄積
過度なストレスを受けると、脳や身体は自らを守ろうとします。
そのときに男性ホルモンやノルアドレナリンが分泌されるので、皮脂の分泌が促されてしまうのです。
さらに、ストレスによって肌を硬くしてしまうことがあるそうなので、皮脂の過剰分泌と毛穴の収縮によって皮脂が詰まり、ニキビを招くことになります。
■肌の乾燥
ニキビと関係ないように思える乾燥ですが、肌が乾燥すると潤いを守ろうと皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。
これによって毛穴に詰まり、ニキビに繋がってしまうこともありますし、乾燥することで肌のバリア機能も低下してしまうので、ニキビを招きやすくなってしまうのです。
■間違ったニキビケア
ニキビができたときは、塗り薬やスキンケアアイテムで改善することが一般的ですが、ニキビにも思春期ニキビと大人ニキビがあります。
思春期ニキビは皮脂の過剰分泌によって起こることが主な原因ですが、大人ニキビはホルモンバランスや免疫力の低下が挙げられるので、含まれている成分が違うのです。
大人ニキビに思春期ニキビの薬を使ってしまうと、乾燥を招いてしまうこともあるので、どちらのニキビに対応しているのか、しっかり確認することが大切ですよ。
ニキビを治すためには、原因を見直すとともに、今のニキビ状態に合わせた対策方法を取り入れていることが大切です。
まずは、白ニキビから見ていきます。
白ニキビはニキビの中でも初期段階にあたります。
毛穴の中に溜まっている皮脂で白く見えたり、皮膚が少し盛り上がったりしていますが、炎症は起こしていないので痛みのないことが特徴です。
治す方法としては、スキンケアを見直してみましょう。
メイクや汚れは残っていないか、洗浄力の強い洗顔料は使っていないか、ゴシゴシ洗いはしていないかなど、日々のケアを丁寧に、優しく行うことで自然に治すことが期待できます。
黒ニキビも白ニキビと同じように初期段階ではありますが、白ニキビよりもやや進行してしまっている状態。
毛穴が開くことによって溜まった皮脂が酸化して黒く見えるので、鼻などの周辺にできやすいと言われています。
治す方法としては、これ以上悪化しないように、肌に優しい成分であり古い角質を除去できるような洗顔料を使って酸化した黒ずみを取り除くことです。
ただし、ゴシゴシ洗いなど、肌に負担のかかるケアは控えるようにしましょう。
また、保湿ケアも徹底するようにして、肌が乾燥しないようにすることも大切です。
黒ニキビが悪化し、炎症を起こしているものが赤ニキビです。
毛穴に詰まった皮脂を栄養にして雑菌が繁殖してしまうもので、痛みやかゆみを感じてしまいます。
治す方法としては、清潔な状態を保つことが大切なので、極力赤ニキビには触れないようにしましょう。
また、洗顔料などの洗い残しや、前日使ったタオルで拭いたりすることも悪化する原因になるので、ぬるま湯で丁寧に洗ったり常に洗濯したものを使ってみてください。
そして保湿ケアもしっかり行いながら、ニキビ跡が残らないようにビタミンC誘導体配合のスキンケアアイテムを使うこともおすすめです。
炎症を起こしている赤ニキビがさらに悪化してしまい、膿が溜まった化膿ニキビが黄ニキビです。
炎症が角質層の下にある真皮層まで届いていると言われているので、ニキビ跡や色素沈着が残りやすくなってしまいます。
どにニキビでもつぶすことがよくありませんが、黄ニキビは一番つぶしてはいけない種類です。
治す方法としては、赤ニキビと同じように清潔を保ち、保湿と炎症を抑えるケアが大切ですが、皮膚科で相談することがおすすめですよ。
ニキビの色で進行状況や対策方法が変わってくるのですが、ニキビがいつも同じところにできる場合は、パーツ別の原因や治す方法をチェックしておくことがおすすめです。
■額
脂分泌量が多く、テカりやすい額を何とかしようとゴシゴシ洗ったりすると、乾燥から守ろうと余計に皮脂が分泌されてニキビを招きます。
また、洗顔料の洗い残しや前髪についた整髪料が原因になることもあるので、洗顔料や整髪料はぬるま湯で丁寧に洗い落とし、油分が控えめなスキンケアアイテムで保湿しましょう。
■鼻
一番皮脂量が多いので、皮脂が溜まりやすく、大人ニキビもできやすいパーツです。
必要な皮脂は残しながらも、不要なものは取り除けるようにたっぷりの泡で優しく丁寧に洗ってみてください。
また、皮脂が過剰に分泌されないよう脂肪分の多い食事は避け、野菜、果物、大豆製品などをバランスよく摂るようにしてみましょう。
■頬
頬は皮脂量が少なく、乾燥しやすいパーツなので、乾燥によって毛穴が小さくなっているところに詰まりが重なってしまうとニキビを招く原因になります。
また、寝具に付着している雑菌による炎症でニキビになることもあるので、しっかり保湿することを意識しながら、寝具を清潔に保つことを大切にしてみてください。
■顎
皮脂分泌が多いのですが、毛穴があまり開いていないので詰まりやすいことが原因です。
また、無意識のうちに手で触れることも多いので、触れないことと清潔さを保つことを徹底してみましょう。
食事やサプリメントなどで、ビタミンを積極的に摂ることもおすすめです。
■フェイスライン
Uゾーンとも言われているフェイスラインは、ホルモンバランスの乱れや月経周期後半に分泌が増すプロゲステロンの影響でニキビを招きやすいと言われています。
ホルモンバランスを整えるために、バランスのとれた食事や良質な睡眠など、生活習慣を見直してみてください。
ニキビを治す方法についてご紹介しました。
まずはニキビができる原因や繰り返してしまう原因を知り、見直しながらニキビの状態やパーツ別に対策をとることがポイントです。
大人ニキビは治りにくく、繰り返しやすいからこそ、日々の生活やケアを大切にしていってくださいね。