乾燥する季節や水仕事の影響で手が荒れてしまう方は多いです。カサカサした手やあかぎれ、ひび割れはそのままにしておきたくないですよね。今回は手荒れにおすすめのハンドクリームや塗り方などをご紹介します。手荒れを予防する方法も要チェックです。
【目次】
乾燥する時期は手が荒れやすいですよね。
毎日の家事で手にひびやあかぎれができてしまうことも少なくありません。
なかには、仕事の影響で手が荒れる場合もあります。特に水仕事が多い美容師や調理師、手を洗う機会が多い看護師、書類仕事が多いOLさんは手荒れに悩んでいる方が多いです。
様々な要因で荒れてしまった手には、ハンドクリームでケアするのがおすすめです。
手荒れ対策向けのハンドクリームにはいろいろな成分が含まれています。テクスチャーや香り、効果なども様々。各ブランドから販売されており、スベスベな肌に導いてくれるハンドクリームが多く展開されています。
普段からハンドクリームでケアしておかないと、手肌の老化が進んでいくので、早い対策が大切です。
そこで今回は、手荒れ対策におすすめのハンドクリームについてまとめてご紹介します。
選び方や正しい塗り方、ハンドクリームと一緒にしたいケア方法、おすすめのアイテムを見ていきましょう。最後に、ハンドクリーム以外で手荒れを予防する方法もお届けします。
手荒れ対策向けのハンドクリームは、症状別に選ぶのがベストです。
自分の手の状態に合うものを選べば、より高い効果に期待できるでしょう。
ひび割れやあかぎれで悩まされている方は、ヘパリン類似物質が配合されたハンドクリームがおすすめです。ヘパリン類似物質は血行促進を促す効果と乾燥対策に期待できます。
また、ビタミンCやビタミンE配合のハンドクリームを選ぶのもいいでしょう。
血行促進効果以外に、水分や油分を補給すると言われています。美白効果もあるので、荒れていた手もハリが戻ってくるかもしれません。
乾燥してカサカサした手には、保湿重視のハンドクリームがベストです。
ヒアルロン酸やコラーゲン、セラミド、シアバター、グリセリンなどの成分が含まれたものを選びましょう。
保湿成分が手肌の角質層まで行き渡り、肌の内側から潤いを閉じ込めてくれます。すると、肌の表面もつやつやと潤いが感じられるようになるはずです。
手荒れでかゆみが感じられる場合は、乾燥とともに肌が炎症しているかもしれません。
かゆみには、低刺激性のハンドクリームがおすすめです。ヘパリン類似物質やホホバオイル、ユーカリオイル、カミツレなどの天然成分配合のハンドクリームを探してみましょう。
あまりにもかゆみがひどい場合は、皮膚科を受診するようにしてください。
手湿疹(主婦湿疹)とは、手荒れが進行した状態の肌のこと。乾燥や赤み、かゆみがひどくなっていることが多いです。
もし乾燥がひどい時は、かゆみ止めや炎症を抑える成分が含まれた保湿力が高いハンドクリーム、発疹が現れている時は、ステロイド配合のハンドクリームがおすすめです。
しかし、手湿疹を早めに対処したい場合は、皮膚科に相談するのがいいかもしれません。
手荒れが悪化して、手の指や手の甲が硬くなってしまうこともありえます。
その場合は、尿素配合のハンドクリームが適しているでしょう、
尿素には硬くなった角質を柔らかくしてくれる効果があるとされています。しかし、使いすぎると必要な角質まで取り除いてしまいかねないので、商品に書かれた使用頻度を守るようにしてください。
また、手全体に塗るよりは、気になる角質部分にピンポイントで塗り込むのがおすすめです。
手荒れの症状からハンドクリームを選んだ後は、香りで選択肢を絞るのも一つの手です。
好みの香りを選べば気分が上がりますし、リラックス作用をもたらしてくれることもあります。
いい気分転換にもなり、リフレッシュできますよ。好みは好き嫌いが分かれるので、テクスチャーを嗅いでみたり、口コミを確認するようにしてみましょう。
ハンドクリームは、手の乾燥が気になる時や手を洗った後、水仕事後に塗るのがベストタイミングです。水で手の油分が失われているので、手の乾燥を防ぐことができるでしょう。もちろん手荒れ対策にも最適です。
また、夜寝る前にハンドクリームを塗るのもおすすめ。寝ている間は乾燥しやすいので、特に冬場はしっかり保湿するようにしてください。
しかし、手荒れした肌にただハンドクリームを塗りこむだけでは意味がありません。
正しい塗り方があるのでこの機会に確認しておきましょう。
■ハンドクリームの正しい塗り方
【1】手の平にハンドクリームを適量取ります。
【2】ごまをするような感覚で両手の平を擦り合わせて、全体に塗り込んでいきます。ハンドクリームを温めるように意識してください。
【3】優しく抑えるようにハンドクリームを手の甲に塗っていきます。ゴシゴシすると摩擦の影響で手肌にダメージを与えてしまうので要注意。
【4】手の指を1本1本、指先から付け根まで握るようにハンドクリームを塗っていきます。
手荒れ対策のためにハンドクリームを塗る際、一手間を加えることでより高い効果が得られるでしょう。
いくつか方法があるので、気になる方法があったら試してみてください。
手荒れ対策用のハンドクリームを塗る前に、化粧水をつけるようにしましょう。
化粧水で水分を手肌にプラスしておくことで、ハンドクリームの油分が浸透しやすくなります。
また、スペシャルケアとして手にローションパックしておくのもおすすめ。
化粧水をコットンで浸して手の甲に乗せ、ビニール手袋をつけるだけです。より浸透力がアップして、みずみずしい手肌に近づけるでしょう。
手荒れ対策用のハンドクリームを塗った後に、手袋をつけて温める方法もおすすめです。
ハンドクリームと手をじんわりと温めてくれるため、ハンドクリームの油分が溶けやすい環境になります。しっかりと成分が手肌に浸透していき、保湿力がアップするでしょう。
保湿力を重視したい場合は、手荒れ対策用ハンドクリームにワセリンやプロペトを少し混ぜてみましょう。
ベタつかないのに保湿力がよりプラスされるとSNSで人気のやり方です。
ドラッグストアで売っているBioil(バイオイル)は、世界各国で人気のスキンケアオイルです。
さらっとしたテクスチャーでべたつきにくいのが特徴的。傷あとやニキビ跡を保湿するアイテムとして知られています。
乾燥が気になる場所にBioilを塗っておき、その後、手荒れ対策用のハンドクリームを塗りこむと保湿力が高まるとされていますよ。
プチプラで購入できる手荒れ対策用ハンドクリームです。
手洗いや消毒、ガサガサした超乾燥肌に嬉しい超高保湿タイプ。99%の純グリセリンが配合されています。成分が角質の隅々まで浸透し、肌の内側から潤っていくでしょう。
ハンドクリーム特有のベタつき感もなく、肌馴染みがいいさらっとしたテクスチャーです。適量の使用頻度を守れば、1本で約200回使えます。コスパ抜群ですね。
Neutrogena(ニュートロジーナ) ノルウェーフォーミュラ インテンスリペア ハンドクリーム / ¥536
Aesop(イソップ)の手荒れ対策用ハンドクリームは、吸収性が高い保湿タイプ。
エモリエント成分が肌を柔らかくしてくれ、植物由来成分が手肌のキューティクルに潤いを届けれくれます。
シトラスとウッディ、ハーバルの香りも心地いいです。量は75ml、120ml、500mlの3種類から選べますよ。
Aesop(イソップ) レスレクション ハンドバーム / ¥3,080
太陽油脂の手荒れ対策用ハンドクリームは、保湿力が高い石鹸で乳化したアイテムです。
石油由来の合成界面活性剤や合成防腐剤を使用していないのもポイント。手肌の潤いをキープするアロエエキスやオリーブスクワランも配合しています。
ハンドクリームの種類は全部で3つ。
無香料タイプ、セラニウム&ラベンダーの香り、イランイラン&ミュゲの香りから選べます。
ユースキンAは、ひびやあかぎれ、しもやけの手荒れに効くハンドクリームです。
ビタミンB2が配合されているビタミン系クリームで、グリチルレチン酸などの消炎成分やグリセリンの柔軟保湿成分が含まれています。
保湿力を高めてくれるので、荒れていた手も水分で満たしてくれるでしょう。
赤ちゃんからお年寄りまで使えるので、一家に1個あると便利ですよ。他にも、チューブタイプやスタンディングチューブタイプなどあるので、使いやすいサイズ感のものを手に取ってみてください。
Hands A P.P.は、手荒れに悩まされている美容師から支持されているハンドクリームです。
撥水性のシリコン系ポリマーが手肌の角質層の保湿環境を整えてくれます。外的刺激から潤いを守り、バリア機能を高めて肌荒れを防ぐ役割をしてくれるでしょう。
手元のエイジングケアや小じわ対策にも最適です。
ベタつかないサラサラした使用感にもこだわった高機能ハンドクリームを使ってみませんか。
Caetus Technology(カエタステクノロジー株式会社) Hands A P.P. / ¥2,420
HPクリームは赤ちゃんから安心して使える手荒れ対策用ハンドクリームです。
乾燥による赤みや炎症が出た指先・手首に対し、水分を与えて手肌内のバリア機能にアプローチしてくれる保湿成分が配合されています。
また、赤みの炎症作用を鎮静する成分や荒れた手の肌代謝を整える血行促進効果が狙えるでしょう。
ベタつかないなめらかな使用感は幅広い年代で使いやすいです。手だけでなく、顔にも使用可能。粉吹きする部分や乾燥でヒリヒリする部分に使ってみましょう。
ノバルティス ファーマ HPクリーム / ¥1,912
アトリックスのビューティーチャージは、美容液タイプのハンドクリーム。
高浸透の保湿成分である浸透型ヒアルロン酸EXやボタニカルエキスが配合されています。ピーチティーの香りに包まれながら、潤いたっぷりのハリツヤ肌に導けるでしょう。
カサカサした手荒れ肌にぴったりな資生堂の薬用尿素10%クリーム。
硬くなった角質を柔らかくしてくれる尿素が配合されています。手以外にもひじやひざ、かかとなどのケアにおすすめです。
また、ビタミンEやグリチルリチン酸、ワセリンも含まれているので、血行促進や炎症防止効果も期待できます。あかぎれした手肌の対策にも使えますね。
L'OCCITANE(ロクシタン)の手荒れ対策用ハンドクリームは、プレゼントで喜ばれるアイテム。
保湿成分であるシアバターが配合されており、手肌の潤いを閉じ込めて保ってくれます。
チェリーブロッサムの甘酸っぱい香りは、女性に人気の香りの一つ。なめらからでみずみずしいテクスチャーはべたつきにくいので、仕事の合間に塗っても書類やキーボードがベタベタすることはないでしょう。
L'OCCITANE(ロクシタン) チェリーブロッサム ソフトハンドクリーム / ¥1,540
KOSE(コーセー)のハンドクリームは、手荒れの原因にアプローチする成分がいろいろと含まれています。
コエンザイムQ10が水や乾燥から手荒れを守ってくれます。また、ひびやあかぎれを防ぐ薬用成分が角質層まで浸透し、クリームの密着効果で手肌の内部で成分を保持してくれるでしょう。
さらに、ホホバオイルやアーモンドオイル、スクワランの保湿成分が乾燥の影響を受けた爪やささくれに成分を届け、綺麗な指先に導いてくれます。
他にも美容保湿成分やハリ・ツヤを持続する成分が、年齢の出やすい手元を若々しく演出してくれるとされています。
アトリックスのハンドミルクは、食器洗いや手洗い後におすすめのアイテムです。
濡れたままの手に使えるのがポイント。手肌にミルクを馴染ませると潤いのベールが隅々まで行き渡り、しっとりした仕上がりになりますよ。
ワセリンも配合されています。無香料タイプなので臭いが手につかないのがいいですね。
ツバキオイルの薬用ハンドクリームは、天然国産ツバキオイルが配合されています。天然保湿成分がたっぷり含まれているので、潤いに満ちた手肌になるでしょう。
また、セラミドⅡも加わっており、乾燥ケアもバッチリ。皮膚のバリア機能が高まり、手荒れした肌もサラサラになるかもしれません。
他にも血行促進効果や消炎効果、肌荒れ防止効果が見込める有効成分が配合されています。
荒れた手肌対策に嬉しい成分が複数入っているのに300円以内で買えるプチプラ価格が嬉しいですね。
黒ばら純椿油 ツバキオイル 薬用ハンドクリームチューブ / ¥264
潤い成分がギュッと詰まった手荒れ対策用ハンドクリームです。
水分たっぷりのジェルが手肌に素早く馴染み、カサカサした手肌を保湿してくれます。使用後はべたつかないので、家事も仕事も問題なくできるでしょう。
また、ヒアルロン酸や植物性コラーゲンなどの保湿成分も配合されています。
MAMA BUTTER(ママバター)のハンドクリームは、オーガニックシアバター配合のアイテム。
指先から手首までしっかり潤いを届けてくれます。爪や爪の周りなどの乾燥ケアにも使えますよ。
天然由来成分は95%以上配合されており、保湿性が高いので塗り直しの頻度は少なくすみます。合成着色料や合成香料、鉱物油、パラベンなどは不使用です。
仕事や家事の合間に使いやすいべたつかない使用感も人気です。
MAMA BUTTER(ママバター) ハンドクリーム / ¥968
ドラッグストアで買えるAvene(アベンヌ)の薬用ハンドクリームは、乾燥やひび、あかぎれなどの手荒れ対策におすすめのアイテムです。
アベンヌコールドクリーム成分配合で、高い保湿効果がポイント。乾燥や外的刺激から手肌を守り、ハンドクリームを塗るほど荒れにくい手肌に近づくことができるでしょう。
アベンヌブランド特有の温泉水も配合しています。肌内部の潤い環境を整えてくれるでしょう。また、グリチルリチン酸やビタミンEなどの成分が手肌トラブルにアプローチし、なめらかな肌に導く効果に期待できます。
べたつかないテクスチャーなので、水仕事や家事、デスクワークの合間に使用しても大丈夫です。
手荒れ対策用ハンドクリーム・サンホワイトP-1の最大の特徴は、高品質の白色ワセリンが100%配合されていること。水仕事や日焼け跡の乾燥防止、赤ちゃんのスキンケア、化粧下地、乾燥性敏感肌の保湿・保護など幅広いシーンで活用できます。
0歳の乳幼児からお年寄りまでマルチに使えますよ。
無添加かつ、無味無臭なのもポイント。アレルギーテスト済みなのも安心ですね。
テクスチャーは厚めなので、しっとりしています。持ち歩き用にはチューブタイプ、一家みんなで使うなら大容量のボトルタイプを選びましょう。
コエンリッチQ10のハンドクリームは夜用です。爪やささくれ、手荒れした肌を集中ケアしてくれるアイテム。
マイクロカプセル化した高濃度コエンリッチQ10が配合されており、ハンドパック効果と合わさって寝ている間に気になる肌トラブルにアプローチしてくれます。
また、美容液カプセルと3種の美容オイルも配合されています。ハンドクリームを塗る際は、マッサージするように塗り込むと手肌の内部まで潤いが行き届くでしょう。
ハリツヤが蘇り、年齢が感じられる手肌が翌朝潤っていることを実感できるはず。
フルーティーフローラルの香りは、リラックス効果と安眠効果が狙えますよ。
20%尿素配合クリームは、商品名の通り、尿素が20%配合されているアイテムです。
硬くなった肌も柔らかくしてくれます。肌内部の水分を取り込んで蓋をしてくれるので、角質層に潤いをキープしてくれます。皮膚内の肌環境が正常に整うでしょう。
毎日の水仕事や家事、仕事で荒れてしまった手をいたわるためにも、手荒れ対策用ハンドクリームで優しくケアしていきましょう。
KISSME mommy(キスミー マミー)のハンドクリームは、ママの声から誕生したアイテムです。
100%食品成分で作られており、小さな子供から大人まで安心して使えるでしょう。
無添加処方かつ低刺激性、弱酸性なのも嬉しいですね。アルガンオイルやアーモンドオイルなどの天然由来成分がささくれや荒れた手肌にアプローチしてくれます。シトラスの香り付きです。
KISSME mommy(キスミー マミー) ハンドクリームC / ¥660
手荒れは普段の生活習慣で予防することも大切です。
手肌の油分を守ることが予防になるので、刺激を与える行為はできるだけ避けるようにしましょう。
下記で具体的な方法を確認してみてください。
・食器洗い用の洗剤を薄めて使用するor刺激が少ないもの(界面活性剤が少ないものや肌に優しい成分)を選ぶ
・食器を洗う際は手袋を着用する
・すすぎをする際は、ぬるま湯を使用する
・手洗い後に手を拭く時は、ゴシゴシ拭くのではなく、タオルでおさえるように拭く
・外出時は手袋を着用するorUVケアをする
など
手荒れ予防を意識すれば、手荒れの悪化を防ぐことができるようになるでしょう。
ぜひ、ハンドクリームも塗りながら、それ以外の対策にも力を入れてみてください。
手荒れで悩まされている方におすすめしたいハンドクリームなどをご紹介しました。乾燥やあかぎれ、湿疹などの手肌トラブルには悩み別にあったハンドクリームを使いましょう。正しい塗り方で使用し、効果を高めるケア方法を一緒に行うことでみずみずしい手肌に一歩前進するはずです。ハンドクリーム以外で行う手荒れ対策も行い、手肌トラブルに悩まされない肌環境を目指してみませんか。