引っ越しする際のペットの移動は、なるべくペットに負担のかからない方法を選びたいですよね。そこで今回は、引っ越し時のペットの輸送方法や、手続き、注意点などをご紹介します。
【目次】
ペットと暮らしている方にとって、引っ越しする際には、荷物の移動だけでなく、ペットの引っ越しにも気を使いますよね。
引っ越しの際のペットの移動手段は、大きく分けると3つあります。
・引越し業者に依頼する
・ペット輸送の専門業者に依頼する
・自家用車や公共の交通機関などを使って自分と一緒に引っ越しをする
などの輸送方法ですね。
ペットにとって、慣れない場所への移動は大きなストレスになります。ペットの種類や旧居から新居までの距離を考慮しながら、輸送方法を選びたいですね。
ある程度の荷物の量がある場合の引っ越しは、引っ越し業者に依頼する方が多いと思います。
引っ越しを依頼する会社によっては、赤帽のペット輸送サービスの「ペットと一緒にお引越し」のように、家具や家電、生活用品などの引っ越しだけでなく、バイクや車、そしてペットの引っ越しを依頼できることもあります。
引っ越し専門の業者ですので、ペットにストレスがかかりにくい方法を選んでくれます。また、引っ越しを依頼する際に追加で申し込みをすればいいので、比較的手間をかけずにペットの引っ越しができるのもメリットですね。
特に、遠距離の引っ越しの場合は、自家用車や公共交通機関でペットを輸送するのはペットに負担がかかってしまいます。
ただし、追加料金がかかるケースもありますし、輸送できるペットの種類には制限がある場合も多いですね。
ペットを飼っている方は、引っ越し業者を検討する際にペットの輸送についても確認してみましょう。
遠距離のペットの引っ越しにおすすめしたいのが、ペット輸送専門の業者に依頼する方法です。飛行機や新幹線で移動しなくてはいけないような長距離の移動は、ペットにとって大きなストレスになります。ペット輸送専門の業者に依頼することで、専門知識のあるスタッフが、大切なペットに負担がかかりにくい方法で引っ越しをしてくれます。
「ヤマトホームコンビニエンス」の場合、犬や猫、ウサギやハムスター、鳥類などの小動物はペット輸送を受け付けています。一般的には、犬や猫、ウサギやハムスター、鳥類などの小動物は比較的色々なペット輸送専門業者に依頼することができます。爬虫類や魚類、水生生物などは、相談する必要がありますね。
また、引っ越し会社でも、「アート引越センター」や「サカイ引越センター」のように、ペット輸送専門業者を仲介してくれるケースもあります。
東京から大阪までの犬の輸送費用は、40,000円前後が相場となっています。
自家用車や公共交通機関を使って自分で運ぶ場合は、リーズナブルな価格でペットと一緒に引っ越しできるのがメリットです。
自家用車での移動でしたら、人見知りや憶病なペットも飼い主と過ごすことができます。
バスや電車などの公共交通機関の場合は、基本的に「手荷物」という扱いでケースに入れて持ち込みます。ただし、利用する公共交通機関やペットの種類によっては持ち込みができない場合もありますので、確認してから持ち込むようにしましょう。
バスの場合は持ち込み料が無料の路線が多いですが、JRや新幹線に乗車する場合は、小犬、猫、鳩などで、長さ70センチ以内、縦・横・高さの辺の長さの合計が90cm以内のケースに入れ、10kg以内であれば、280円の手回り品料金を支払って乗車することができます。
フェリーの場合は、フェリーの中に入れた自家用車内でしたら持ち込むことができる路線が多いですね。
飛行機の場合は、機内に一緒に乗る事はできませんが、ペットを飛行機に搭乗させることはできます。3,000円~6,000円程度の費用がかかります。
■海外の場合は
海外へ渡航する際の国際線の場合でも、小型犬や猫、小動物でしたら搭乗できる航空会社もありますよ。
ペットの引っ越しをする際には、さまざまな注意点があります。
■万が一に備えて
ペットが万が一脱走してしまった場合を考えて、迷子札やGPS付きの首輪を付けるのがおすすめです。
■キャリーバッグやケースの中は
ペットの引っ越し時に使用するキャリーバッグやケースは、衝撃で扉が開いてしまったり、壊れている箇所がないかチェックしてから使うようにしましょう。
また、キャリーバッグやケースの中には、いつも使っている毛布や、おもちゃなどを入れておき、不安を軽減させてあげましょう。トイレシートを入れるのも忘れないようにしましょう。真夏は冷却マットを敷いてあげると良いですね。
ストレスに敏感な小動物や鳥類の場合は、布やシーツを被せて外が見えない状態にしてあげましょう。
ただし、飛行機に搭乗する場合には、基準を満たしていないケースの場合は、航空会社にケージを借りることになります。
■ストレスや体調に配慮する
自家用車や公共交通機関を利用した移動では、スキンシップをしたり、トイレ休憩や散歩をして、こまめにリフレッシュさせてあげましょう。
かかりつけの動物病院で、あらかじめ酔い止めをもらっておくと安心ですね。
旧居や新居での引っ越し作業中も、できるだけ人の出入りが少なく、騒がしくない場所に隔離してあげるのがおすすめです。
■引っ越し後の手続きも必要
また、ペットの引っ越しは、引っ越し後の手続きが必要な場合もあります。
例えば、犬の引っ越しの場合には引っ越し前に「登録事項変更届」を提出し「鑑札」をもらいます。引っ越し後に「鑑札」を提出し、住所変更の手続きをする必要があります。
その他、国から指定動物に指定されているペットの場合も、引っ越しの手続きが必要ですね。
■海外に引っ越しする場合は
ペットと一緒に海外に引っ越しする際には、ペットが搭乗できる飛行機を選ぶ必要がありますが、その他にも、動物検疫所で「輸出検疫」を行ったり、予防接種が必要な場合もあります。
引っ越し先の国の制度を確認しておきましょう。
■どうしても飼えなくなってしまったら
引っ越しの際に、どうしてもペットを飼えない場合は、信頼できる方に引き取ってもらうことになります。周囲で飼える人がいない場合には、里親を探す必要がありますね。短期間で里親を探すためには、動物愛護団体への協力も依頼するようにしましょう。
引っ越し時のペットの輸送は、ペットに負担やストレスがかかりにくい方法を選びたいですね。ペットの種類によっては、より専門的な業者に輸送を依頼する必要がありますので、早めに輸送手段を手配したいですね。