健康的なダイエットをするなら、インナーマッスルを鍛えることが効果的だとよく言われていますが、なぜ効果的なのかよく分からない女性も多いのではないでしょうか。そこで今回は、インナーマッスルとダイエットの関係性をご紹介します!
【目次】
最近よく耳にするワードですが、「そもそもインナーマッスルって何?」と思ってしまう女性もいますよね。
■インナーマッスルとは
インナーマッスルとは、身体の深いところに位置する筋肉で深層筋のことです。
体幹と同じ意味で捉える女性もいるかもしれませんが、体幹は胴体全体のことを指し、インナーマッスルは体の内部の筋肉を指すので、似ていても意味合いが違うことを覚えておくといいですよ。
このインナーマッスルは、身体の中心部、肩関節、股関節にあり、身体の骨格を保つ働きをしてくれています。
一体ダイエットとどのような関係があるのか、もっと詳しく見ていきましょう。
基礎代謝というのは、年齢とともに衰えていくと言われています。
基礎代謝とは、じっとしていても生命活動を維持するために消費されるエネルギーのことなので、年をとると体重が落ちにくく、太りやすいと言われているのは、この基礎代謝が若い頃に比べて低下していることが関係しているからだそうです。
しかし、インナーマッスルを鍛えることができれば、筋肉量を増やすことができ、それによって基礎代謝は向上すると言われているんですよ。
さらにインナーマッスルは、脂肪をエネルギーに変えて消費してくれるそうなので、脂肪燃焼効果も高まってダイエットに繋がるそうです。
インナーマッスルを鍛えると、腸の働きも改善することが期待できると言われています。
腸の動きも改善できるということは、便秘改善にも繋がるということ。
多くの女性が悩まされる便秘は、代謝や免疫力の低下、ぽっこりお腹、肌トラブルなどを招きやすいと言われているので、便秘を改善することはダイエットを成功させるために必要不可欠だと言われているんです。
インナーマッスルが衰えると、姿勢が悪くなりやすいと言われており、姿勢の悪さによってぽっこりお腹を招いたり、血行不良を招いたりしてしまうことも。
何より、見た目も良くないですよね。
インナーマッスルを鍛えて土台をしっかりすることができれば、正しい姿勢を維持しやすくなり、立ち姿や仕事をする姿勢が美しい女性であることをアピールできます。
正しい姿勢を保つことは、意外と腹筋を使うと言われているので、ウエスト周りのダイエットにも効果的だと言えるでしょう。
骨盤回り、腰回りのインナーマッスルを鍛えれば、骨盤矯正にもなるそうです。
身体の重心がずれた立ち方や荷物の持ち方、出産などで骨盤は簡単にズレてしまうそうで、骨盤が歪んだままの状態にしていると血行不良でむくみを招いたり、下半身太りに繋がったりしてしまうんだとか!
骨盤の歪みを改善できれば、下半身太りを防ぐことはもちろん、内臓が下がることを防いでぽっこりお腹を回避することも期待できるので、ダイエットにプラスの働きをしてくれること間違いなしです。
インナーマッスルを鍛えることは、嬉しいダイエット効果にも繋がることが分かりましたね。
しかしインナーマッスルは、筋トレでは鍛えることができないと言われています。
全く鍛えられないわけではないようですが、筋トレは目に見えるアウターマッスルを鍛えるときに効果的なトレーニングなので、インナーマッスルを鍛えたいときには不向き。
インナーマッスルを鍛えることができる方法を、継続して取り入れていくことが大切です。
最初は週2~3回くらいのペースで取り組み、慣れてきたら少しずつ間隔を狭めて、毎日行っていくことがベストだと言われています。
ドローインは、最も簡単に腹筋のインナーマッスルを鍛えられる方法として有名です。
■ドローインのやり方
①背筋をまっすぐ伸ばし、息を鼻からゆっくりと吸い込みます。
②吸い込んだとき、目一杯お腹を膨らませ、限界まで吸い込んだら息を止めてお尻に力を入れます。
③今度はゆっくり吐くのですが、吐くと同時にお腹を引っ込めましょう。
できるだけ繰り返し続けることがポイントです。
慣れてくれば、信号待ちや移動中、仕事中、テレビを見ながらなど、さまざまなところで取り入れることができます。
インナーマッスルを鍛えることはもちろん、全身の引き締めにも効果的な方法として有名なのがプランクです。
■プランクのやり方
①腕立て伏せをするポーズになり、手ではなく肩の真下に肘をつける状態になりましょう。
②つま先を立てたまま、頭からかかとが一直線になるように身体を支えてキープしてください。
腰が上がったり下がったりしないように注意し、まずは20秒試しましょう。
慣れたら30秒、50秒、1分10秒と伸ばしていくといいですよ。
ヒップリフトはインナーマッスルを鍛えながら、お尻や太ももなどの下半身を引き締めてくれます。
■ヒップリフトのやり方
①仰向けになってひざを立てたら、手のひらを下にして身体の横に置きます。
②おへそを突き出してお尻を持ち上げたら、片足をひざの高さまで上げ、一直線に伸ばしたら10秒キープしましょう。
これを交互左右に20回ほど繰り返してみてください。
インナーマッスルについてご紹介しました。ダイエットにプラスの働きをしてくれるので、程よく引き締まった美ボディを目指すなら積極的にインナーマッスルを鍛えていきたいですね。今日から鍛えることができるので、ぜひ取り入れてみてください。