日本人からは北欧旅行が大人気。特に、スウェーデンは街並みがきれいでオーロラなどの自然も楽しめると注目されています。ここでは、スウェーデン旅行の情報とおすすめの服装をご紹介します。
【目次】
スウェーデンは北欧の国。街並みがきれいで、自然にも触れあえると日本人旅行者から人気です。まずは、スウェーデンで外せない観光スポットをチェックしてみましょう。
■ストックホルムの観光スポット
ストックホルムは北欧の首都の中でも特に美しい街。ジブリが『魔女の宅急便』の参考にしたと言われています。中でも、古い町並みが残るガムラ・スタンやストックホルム王宮は、人気の観光スポット。周辺にはビストロやパブなども並んでいます。
■アビスコ国立公園
北部にある国立公園。野生のトナカイを見たり、スキーを楽しんだりできます。また、オーロラ観測地としても有名です。
■ヨーテボリ植物園
南部にあるヨーロッパ最大規模の植物園。16,000種類の植物が育てられていて、春には桜、秋には紅葉を見学できます。
スウェーデンは日本でも親しまれているミートボールが生まれた場所。他には、伝統的な魚料理の「ルートフィスク」やサフランとレーズンが使われたパン「ルッセカット」、シナモンロールとして知られる「カネルブッレ」が有名です。
スウェーデンのお土産の定番は、幸せを運ぶ馬と呼ばれる「ダーナラホース」などの伝統工芸品や神話として伝わるトロールの人形などです。
また、bliw(ブリュー)のソープやMarabou(マラボー)のチョコレート、KBBS(コブス)の紅茶なども人気を集めています。
スウェーデンは国土が南北に広いため、地域によって天気や気温が大きく異なります。特に、北極圏のキルナや南部のマルメは、首都のストックホルムと天気が違うことが多いので、注意が必要です。
ストックホルムはメキシコ湾流が流れ込む影響で同じ緯度のカナダやアラスカよりは暖かいです。ただし、暖かいとはいえ年間を通して平均気温が東京よりも5~9度程度低いので、寒さ対策が必要でしょう。
スウェーデン旅行のベストシーズンは過ごしやすい気温で日照時間が長い6月から9月上旬です。日本と比べて雨が少なく、梅雨もないので、ベストシーズンに訪れると天気を気にせずに観光を楽しめるでしょう。
スウェーデン旅行に行く時は、パスポートやクレジットカード、現金、スマホ、着替えなどに加えて次のようなものを準備しておくと安心です。
■使い捨てカイロ
スウェーデンをはじめとして、北欧諸国で日本のように低価格で品質の高い使い捨てカイロを見つけるのは簡単ではありません。夏以外に訪れる場合は、日本から多めにカイロを持っていきましょう。
■スマホやカメラの予備バッテリー
日本と比べて寒いスウェーデンは、バッテリーがどんどんと消耗されます。スマホを地図として使いたい人や写真を撮りたい人は、多めに予備のバッテリーを用意しましょう。
■折り畳み傘
スウェーデンでは、折り畳み傘があまり売られていません。急な雨をしのぐためにも日本から持っていくと安心でしょう。
■アイマスク
スウェーデンは夏の日照時間が長く、北極圏以北のラップランド地方では、一日中太陽が沈まない白夜もあります。明るい場所で寝るのが苦手な人はアイマスクを持参しましょう。
スウェーデン人は節度と協調性を重視する人が多いです。街では、派手な服装や目立つ服装の人が少ないので、旅行の場合もダークカラーやベーシックカラーをメインにコーデを作りましょう。
赤やピンク、パープル、ブルーなどの服は街に馴染みにくいので、パーティーなどに参加する予定がない人は避けた方が無難です。
スウェーデンの春は4月上旬から5月末まで。春とはいえ、4月はまだまだ寒いので、冷えを予防できる服装を選びましょう。薄手のニットにスプリングコートを重ね着すると、室内と屋外の気温差にも対応できます。
5月末ごろになると、スウェーデンも暖かくなってくるので、薄手のトップスとアウターでOKです。マウンテンパーカー×長袖Tシャツは動きやすく、長時間の観光でも疲れにくいでしょう。
スウェーデンの夏は7月から8月末まで。夏といっても東京ほどは暑くならず、快適に過ごせます。旅行で訪れる場合は、東京の5~6月と同じような服装を選ぶと良いでしょう。半袖カットソー×デニムは旅行にぴったりの大人カジュアルコーデです。
夏のスウェーデンの日中は過ごしやすい気温ですが、朝晩は冷え込むこともあります。半袖トップスを着る場合は、薄手のジャケットを持っておくと、冷えを予防できるでしょう。薄手のジャケットはレストランやショップなどでのエアコン対策にも役立ちます。
スウェーデンの秋は9月から10月末まで。9月から10月初旬までは、寒さもあまり厳しくないので、街歩きを楽しめます。黒のライダースジャケットとグレーのニットワンピースを組み合わせた服装は、落ち着いた雰囲気のスウェーデンの街に馴染むでしょう。
秋が深まる10月半ば以降になると、スウェーデンの気温は東京の冬と同じくらいまで下がります。旅行に行くなら、ウールコートやボアコートなどでしっかりと防寒しましょう。コンパクトに折りたたんで持ち歩けるダウンジャケットがあると、気温が下がったときに便利です。
スウェーデンは冬が長く、11月から3月ごろまでは寒いです。冬は旅行中に体調を崩さないためにも、お尻まですっぽりと隠れる厚手のコートで体温を守りましょう。インナーはタートルネックを合わせると、首元が冷えません。
1月~2月ごろのスウェーデンは特に寒いので、ロング丈のダウンジャケットを着るのがおすすめです。ボトムスはロングパンツにして、下に裏起毛レギンスなどを穿くのが良いでしょう。
服装だけで十分に防寒できない場合は、ニット帽やマフラー、カイロなども使ってください。
スウェーデンは歴史を感じる街並みからオーロラまで、文化も自然も楽しめる国。スウェーデンを旅行する時は季節に合った服装で快適に観光を楽しみましょう。