結婚式で和装を選ぶ際に大切なのが、花嫁衣装を引き立ててくれるブーケです。そこで今回は、和装のブーケの選び方や花の種類、おすすめのブーケの形をご紹介します。
【目次】
近年、白無垢や色打掛、引き振袖などの着物を着たウェディングは人気になっていますよね。神社や神殿での神前式で挙式するのはもちろん、ウェディングドレスを着た後のお色直しで和装を着たり、ウェディングフォトで和装を着るカップルも多いですね。
日本人らしい伝統の婚礼衣装を身にまとったウェディングは、格式があり、上品な雰囲気になります。
■和装のブーケを選ぶコツ
和装を選んだ際に気になるのが、衣装を引き立ててくれるブーケです。ブーケを選ぶ際は、
・花の色や種類
・ブーケの形
・ブーケのボリューム
などがポイントになります。和装とのバランスや、結婚式会場との色やテーマなどとの相性も考慮したいですね。
花の種類は、
・百合
・カサブランカ
・バラ
・トルコキキョウ
・カラー
・ガーベラ
・ダリヤ
・芍薬
・かすみ草
・ピンポンマム
・胡蝶蘭
・菊
・牡丹
・ブルースター
・チューリップ
・ビバーナム
・木の実
などがおすすめです。
例えば、白無垢には、ホワイトの花のブーケで統一感を上げるのもいいですし、ホワイトとグリーンで清潔感のあるブーケに仕上げるのもおすすめです。ピンクやレッドの花を使ってフェミニンな雰囲気を演出するのも素敵です。カラフルなブーケも白無垢に映えますよ。
色打掛や引き振袖の場合は、ホワイトの花のブーケですと、着物の色が引き立ちますね。着物の色とブーケの色をリンクさせるのもいいですね。あえて着物とブーケの色を補色の関係にして、コントラストを出すのもおすすめです。
ただし、花の種類や色によって花言葉が異なりますので、気になる方は花言葉もチェックしてみてくださいね。
ウェディングプランの基本パックに含まれているブーケは、シンプルなクラッチブーケや、こじんまりとしたブーケが多いですね。
和装だけでなく、洋装の場合も、ブーケが小さいと、写真撮影の際にブーケが目立たなくなってしまうので、ボリュームや花の本数が足りない場合はアップグレードしましょう。アップグレード費用は花の種類や量などによって変わりますが、25,000円~65,000円程度かかります。
また、生花の場合は、ブーケを加工して保存する「アフターブーケ」を選ぶ花嫁さんも多いですよ。押し花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなどにすることができ、インテリアとして飾ることができます。値段は30,000円~70,000円程度となっています。
使いたい花が含まれていなかったり、使いたい花の色がないことも珍しくないので、あらかじめどのようなブーケにしたいか検討してから、ウェディングプランナーに相談してみましょう。
ただし、季節によっては、使用したい生花が手に入らないこともあります。ドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花も検討してみましょう。
和装のブーケで人気を集めているのが、持ち手の下にまるで手毬のような丸いボールの形のブーケが付いた「ボールブーケ」です。
丸いカラーバリエーションが豊富なピンポンマムとダリアを組み合わせたボールブーケが定番です。その他にも、バラやカーネーション、ガーベラや胡蝶蘭を使ったボールブーケも素敵ですよ。
持ち手にも和風の紐やフリンジを使えば、着物にぴったりのブーケに仕上がります。リボンを使えばキュートな印象になりますね。
花束の持ち手が見える「クラッチブーケ」や、丸い形の「ラウンドブーケ」は、ベーシックなブーケの形で、和婚にもおすすめです。花の種類を選ばず、ドレスにも合うブーケですので、お色直しでブーケを変えない場合にもおすすめですよ。
和装の場合の定番になりつつあるピンポンマムはもちろん、菊や牡丹などの日本風の花を使うと、全体に統一感が出ますね。
バラや胡蝶蘭を使ったラグジュアリーな雰囲気のブーケもいいですね。
和装の場合のブーケは、とことん和風に仕上げるのもおすすめです。
例えば、扇子に生花をプラスしたブーケは人気がありますね。
和風の紐やフリンジはもちろん、つまみ細工やちりめん細工、水引や帯締めを使ったブーケもおしゃれです。
その他にも、竹や松の葉、ミニサイズの手毬をプラスするのもいいですね。
和装でひと味違った印象になるのが、ドライフラワーを使ったブーケです。
長い花束を持つアームブーケが人気ですね。
前撮り写真でドライフラワーを持ったウェディングフォトを目にしたことがある方もいると思います。生花にはない特別な風合いとくすんだ色が、持つだけでクラシカルでおしゃれな印象にしてくれるので、近年注目を集めています。
また、生花のような質感のプリザーブドフラワーをブーケに取り入れるのもおすすめです。プリザーブドフラワーは、生花を加工し、着色しているので、着物が汚れないよう、持ち方には注意が必要です。季節によっては手に入らない花も、プリザーブドフラワーならブーケに取り入れることができますし、花の色合いも着色によって変えることができます。ドライフラワーと組み合わせるのもいいですね。
和装の際のブーケの選び方は、衣装や会場のテイストとのバランスを考慮するのがおすすめです。和装の場合は、手毬のようなボールブーケや、和風の花や小物をブーケに取り入れると、全体に統一感が生まれおしゃれに見えますね。ぜひブーケ選びの参考にしてみてくださいね。