夫婦の生活スタイルがそれぞれ違うように、家事や生活費の分担方法も、夫婦によって色々な方法があります。そこで今回は、夫婦の生活費の実情や分担方法、二人でできる節約方法などをご紹介します。
【目次】
結婚生活で切り離せないのが、お金の話ですよね。生活費とは、生活する上で必要な支出のことです。
生活費の内訳は、
・家賃
・水光熱費
・通信費
・食費
・日用品や生活雑貨費
・医療費
・保険料
・被服費
・理容費
・レジャーや交際費
・趣味
などです。生活費は、東京都内と地方では、家賃や物価も違いますし、世帯の収入によっても変わりますが、新婚夫婦二人世帯の1ヶ月の生活費は、20万円前後が平均となっています。
また、生活費の分担についても、夫婦によって分担方法や割合は違います。また、夫婦の生活費の分担は、実は金銭面だけでなく、家事の分担や、将来の生活にも大きく影響しています。
今回は、そんな夫婦の生活費の分担や節約方法をご紹介します。
共働きの新婚夫婦におすすめしたい生活費の分担方法が、「どちらかの給料で生活費を賄う」分担方法です。
共働き世帯によくあるのが、二人で働いていて収入が多く、気持ちにも余裕があるため、収入が多い分、支出も多くなってしまうことです。
また、生活費を分担することで、「相手が貯金しているだろう」と安心してしまい、生活費以外のお給料は、自分のお小遣いとして自由に使ってしまうと、結局どちらもあまり貯金できていないということもあります。
結婚後しばらくして、急に「生活費の分担を変えて節約しよう」と提案するよりは、新婚の内に生活費を節約するようにしておくことで、貯金が増えるだけでなく、節約することに対しても抵抗感が薄くなります。
「二人のお金」としてお互いのお給料を管理できるので、夫婦としての連帯感もアップしますね。
また、妻側が妊娠や出産、子育て中は専業主婦になることもあるので、その場合の生活費のシミュレーションもできますね。
共働きの夫婦で、どちらもバリバリと仕事をこなす夫婦に多いのが、生活費を折半する方法です。生活費の合計を二人で半分に分ける方法や、月の始めにあらかじめ決まった金額を生活費として出し、そこから生活費を支払う方法などがあります。
結婚したからといって、今までの生活を変えたくない夫婦や、元々同棲していたカップルにも多いですね。
しかし、この生活費を折半する方法は、注意点があります。
生活費を折半にしている場合、妻側ばかりが家事を行うと「生活費は同じだけ負担しているのに、家事は自分の負担が大きい」と、自分だけが損をしているような気持になってしまうこともあります。
生活費を折半する場合は、家事の分担についても、きちんと話し合いをしておく必要がありますね。
また、生活費以外のそれぞれのお給料についても、共通の貯金用の口座を作り、貯蓄していくようにするなどして、貯金額を増やしていく意識付けも大切ですね。
共働きの夫婦の中でも、妻がパートの場合や、時短勤務を行い、家事を引き受けている場合は、生活費を項目ごとに分担していることが多いようですね。
家賃や水光熱費、通信費などの、毎月固定で出ていくような支出の項目は夫側が負担し、食費や日用品、生活雑貨などは、家事をしている妻側が支払うのが一般的です。
節約しやすい項目の食費や生活雑貨を妻側が負担することは、料理や買い物する際のモチベーションにもつながるのでおすすめです。
■小さなことからコツコツと
生活費でコツコツ節約できる項目は、水光熱費や通信費、保険料などの、毎月固定で出ていく支出を減らすことです。
特に、水光熱費は、毎月節約できる金額は多いとは言えませんが、節水や節電を意識することで、節約することはできます。
また、格安スマホに変えたり、保険料を見直すなども、下調べや手続きは手間がかかりますが、節約できるポイントです。
また、生活費の支払いは、クレジットカードを使用することで、毎月ポイントを貯めることができますね。
■おうちご飯を楽しむ
生活費の中でも節約できるのが食費です。
夫婦二人のデートや、おうちでのリラックスタイムまで「節約」を考えると、窮屈になってしまいます。
しかし、二人で簡単節約レシピを自炊をしたり、お散歩がてら少し遠くの安いスーパーに買い出しに行ったりと、楽しみながらできる節約方法もあります。夫婦二人の生活の間に、夫が作れる料理を増やしたり、節約するポイントがわかると、子育て中の負担も減りますね。
また、夫婦二人の場合は、割安な袋入りの野菜を買って、無理に使い切ろうとするよりも、必要な分だけ買うことが、節約にもなります。
週に何日かでも良いので、夫婦でお弁当やドリンクを持参するだけでも、節約できますよ。
■貯金の目標を作る
また、生活費の分担について話し合っている夫婦は多いですが、貯金についても、二人の意識を合わせるようにしましょう。
30代、40代は、子どもの教育資金が必要な時期になり、支出も多くなるので、新婚時と比べると貯金できる金額は少なくなります。貯金は夫婦二人の間や、子どもが幼い間にするのがチャンスです。夫婦で目標の貯金額を決めるのはもちろん、貯金の目標も話し合ってみましょう。
節約が義務になってしまうと、節約に対して抵抗感が出てしまいます。しかし、貯金したお金で
・素敵なマイホームを建てる
・旅行に行く
・車を購入する
・結婚式をする
・子どもを私立に入れる
などの目標や楽しみがあると、節約も頑張れますね。
特に、ローンを利用すると、その分金利を余計に支払わなくてはいけなくなります。欲しい物が高額な場合は、できるだけ現金で支払えるように貯金しておくことも、賢い節約方法ですね。
夫婦の生活費の分担や割合は、夫婦のライフスタイルや、将来のビジョン、収入に合った方法を選ぶのがポイントです。ぜひ、楽しく生活しながら、将来を見据えて賢く節約もしていきたいですね。