だんだん伸びてくるとどうしたら良いのかわからなくなる前髪。毎日ヘアセットは欠かせない女性は多いですが、前髪もしっかりセットすることでよりおしゃれなこなれ感を出すことができます。今回はその中でも外ハネアレンジについてご紹介します。
まずは外ハネ前髪の魅力についてご紹介します。
外ハネ前髪は、大人っぽい雰囲気を作ることができます。前髪の巻き方というと、内巻きや大きめのカールをつける人が多いですが、どちらかというと幼い印象になることが多いです。
反対に外ハネ前髪は大人っぽさを出すことができるので、童顔で悩んでいる人におすすめのヘアアレンジ方法でもあります。
外ハネ前髪は、大人っぽさの中にも女性らしいフェミニンな雰囲気をプラスすることができます。前髪を分けただけのヘアスタイルだと、大人っぽすぎてクールな印象に見えてしまうことがあります。
しかし、そこに少しだけ外ハネでカールを作ると、一気に女性らしさが加わって上品な印象に見えますよ。今日は少しだけ女性らしく仕上げたいという時に、外ハネカールを少し加えるだけで、一気に雰囲気が変わります。
外ハネ前髪を作ることで、こなれ感を出すことができます。何もセットしていない状態の前髪は、どこか地味な印象になってしまう場合があります。伸びてしまった前髪をただまっすぐに整えるのではなく、外側にカールをつけることによって、こなれ感のあるヘアスタイルに仕上がりますよ。
あまりヘアセットをしない人や、ヘアアイロンしか持っていないような人でも、少し毛先を巻くだけでイマドキのヘアスタイルに変身できますよ。
外ハネ前髪は、小顔に見せる効果もあります。これは特に前髪が頬骨くらいの長さがある人の方がより効果が見えやすいです。丸顔で悩んでいる人や頬骨部分の出っ張りに悩んでいるという人は、ここにかかるように外ハネにすることで、顔がすっきり見えるようになります。
おでこを出したいけど自信がないという人におすすめなヘアスタイルです。
ここからは外ハネ前髪の作り方についてご紹介します。
まずは分け目を決めるところから始めていきます。外ハネにすると、必ず分け目が必要になります。左右反対方向に向かって巻いていくことになるので、その中心となる部分を事前に決めるようにしましょう。
前髪の量がもともと多い人や長い人は、必要な部分だけを下ろして少なく見せることも可能です。不要な分の髪は上にまとめておいて、前髪として外ハネをつけたい部分のみを残すようにしましょう。
前髪にボリュームがなくふんわりと見せたい場合は、髪を巻き始める前に前髪用マジックカーラーをつけておくのがおすすめです。
外ハネ前髪を作るためには、コテかアイロンを使います。どちらを使っても良いですが、それぞれに特徴があります。コテを使った外ハネは、テクニックいらずで均一なカールをつけることができるというメリットがあります。
ただしコテを使うと、やけどしやすいという危険性があります。緩やかなカールをつけたいのであれば、32mmくらいの太さが必要になるため、太さがあればあるほどおでこにつきやすくなるので注意しましょう。
アイロンはそういった危険性は低くなりますが、同じカールをいくつも作っていかなくてはいけないので、テクニックがいります。何度も練習して取得していくようにしましょう。
実際に前髪を外ハネにしていきます。分け目に沿って、外側に巻いていきます。髪の毛をコテやアイロンで挟んだら、耳の方向に向かって手首を回しながらカールさせていきましょう。
コテの場合は巻きつけて横にスライドさせるだけで簡単にできます。アイロンを使う場合は、少しだけテクニックが必要となるのでコツをつかむまでしっかり練習しましょう。
コテを話したら、冷める前にカールの強さや位置を指で調整していきます。多少のカールの微調整は叶うので、外したらすぐに調整していくのがおすすめですよ。
これを左右両方行います。
外ハネの前髪が作れたら、最後にスタイリングしていきます。濡れたような質感に仕上げたい時は、バーム状のスタイリング剤を毛先にのみつけていくようにしましょう。
前髪を崩したくない場合は、前髪の根元部分と毛先部分に少量スプレーを吹きかけます。カールの位置をしっかり固定したい場合は、コームなどを使って少しずつ微調整していくようにしましょう。
ここからは外ハネ前髪におすすめなヘアアレンジについてご紹介します。
外ハネ前髪はふんわりと巻いたダウンスタイルと似合います。全体的にふんわりとした雰囲気のヘアスタイルが似合う人にはぴったりです。この時前髪の外ハネ部分と繋げるように、顔周りも外巻きにしていくのがおすすめです。
また、ボブヘアくらいの短さの場合は、毛先部分も外ハネにするのがおすすめです。全体的に外ハネに仕上げたら、表面の毛を外し巻きにしていくことで、ふんわりとした外ハネヘアができあがりますよ。
髪を結べない長さの人におすすめです。
外ハネ前髪はハーフアップとあわせると、とてもかわいらしい雰囲気のヘアスタイルに仕上がります。特に髪の短いボブヘアに合わせると、こなれ感のあるおしゃれヘアに仕上がるのでおすすめです。
全体の髪は、外ハネにしてもウェーブ巻きにしてもかわいいです。耳上部分をまとめて、くるりんぱしたりシニヨンを作ったりするのがおすすめです。前髪をシースルーに見せたい場合は、ハーフアップでまとめた部分に一緒に前髪を入れ込んでしまうか、おしゃれなピンで止めてしまうとおしゃれ感がアップします。
外ハネ前髪はポニーテールにもぴったりです。子供っぽく仕上がってしまいそうなイメージもあるポニーテールですが、前髪のアレンジ方法によって、大人でも挑戦しやすいヘアアレンジに仕上がりますよ。
前髪は長めに残して、センター分けにしながら外ハネに仕上げます。そのほかのすべての髪をポニーテールでまとめて、後れ毛を出したり髪を引き出してふんわり見せることで、おしゃれなポニーテールに仕上がります。
オフィスでも使えるようなアレンジなのでおすすめですよ。
万が一外ハネ前髪を失敗してしまったら、どうすればいいのでしょうか?その対処法についてご紹介します。
そこまでカールが強くなれば、ヘアアイロンをかけるだけで戻ることがあります。毛先の部分を中心に、しっかりアイロンをかけてあげてください。アイロンは冷める時に形がつくクセがあるので、アイロンをかけてからそのままの状態で少し時間を置きます。
それでもクセが直らない場合は、コームを使ってとかしながらアイロンをかけるのがおすすめです。
ヘアアイロンでも戻らない場合は、ブラシとドライヤーを使ってしっかり伸ばしていきましょう。手間はかかりますが、元通りに戻しやすいです。ブラシに失敗した前髪部分を取り、その上からドライヤーの熱を与えていきます。
何秒間かしっかり熱を加えたら、ブラシでとかして確認します。クセが戻っていなかったら、再度ドライヤーをしっかりかけていきましょう。ある程度形が戻ったら、冷風を使ってしっかり形づけていきましょう。
いろいろな手を使っても全然直らないという場合は、水を使って最初からやり直す方法がおすすめです。手間はかかりますが、確実に直すことができるので時間があるならこの方法を試すのが1番です。
前髪全体に水をつけて、しっかり濡らしていきます。この時水滴がいろいろな部分に垂れないように気をつけましょう。寝癖直しスプレーなどがあれば、そちらを使ってみてください。
万が一ヘアスプレーなどを使った後に直したくなった場合は、シャンプーをしてしまうのがおすすめです。しっかり水で濡らしたら、ドライヤーを使ってしっかり乾かしていきましょう。
最後に外ハネ前髪を作る時の注意点についてご紹介します。
外ハネ前髪を作る時は、必ず寝癖を直してから行いましょう。寝癖を直さずにそのままヘアセットに進んでしまう人もいますが、寝癖があるとヘアセットがうまくいかないことが多いです。
寝癖は表面にあるだけでなく、内側についていることもあります。だからこそ、最初からコテに進んだりせず、時間があるならドライヤーとブラシを使ってブローしたり、ヘアアイロンを使って全体をしっかりまっすぐにしてからヘアアレンジに移っていくのがおすすめですよ。
コテやヘアアイロンを使う時は何度もかけないようにすることが大切です。クセがつきにくいからといって、何度も何度も同じ部分に通してしまうと、髪が傷んでしまいます。
できるだけ1回か2回で、きれいに形がつけられるようなアイテムを使うようにしましょう。また、コテやヘアアイロンは熱が高いアイテムなので、ヘアオイルなどを先につけてから使うようにしましょう。
コテやヘアアイロンの温度についても、200度以上の温度は髪を傷めてしまう原因になります。150度前後でも十分クセはつくので、あまり高い温度を使わずにヘアセットをするようにしましょう。
外ハネ前髪についてご紹介しました。前髪のヘアセットといえば、内巻きスタイルが人気ですが、外巻きにすることで大人っぽさと上品さを兼ね備えたかわいらしいヘアアレンジに仕上がります。さまざまなヘアスタイルと合わせられるので、前髪のアレンジに悩んだら、ぜひ外ハネ前髪に挑戦してみてくださいね。