夫婦共働きの主婦にとっては、職場でも家庭でも毎日が忙しく、一日がめまぐるしく過ぎていくので、夫に家事の分担をお願いしたいという方も多いと思います。そこで今回は、共働きのメリットや、夫に家事を分担してもらう、おすすめの方法をご紹介します。
【目次】
■家計に余裕ができる
共働きのメリットは、何といっても収入が増え、家計に余裕が出ることですよね。
最近では、結婚後や妊娠、出産後もフルタイムの正社員で働く女性も増えています。また、時短勤務やパートなどで働いている兼業主婦も共働きの定義とされていることも、専業主婦の割合が減ってきて、共働き率が上がっている理由ですね。
若い世代にとっては、子どもが小さく、幼稚園までが貯金ができる期間と言われています。小学生になれば、習い事や塾代なども増えていきますし、高校や大学、専門学校への進学では、かなりの出費がありますよね。
共働きの場合、収入が多い分、支出も多くなることも多いので、支出の予算を決めてやりくりをしたり、貯金は別口座に移して、計画的に貯蓄しておくことが大切ですね。
■子どもに我慢させなくていい
また、習い事や進学、普段の洋服やおもちゃなどについても、共働きをしていることで子どもに経済的に我慢させなくていいという所もメリットですね。
■夫にトラブルがあっても不安が軽い
そして、万が一、病気やリストラなど、夫に何かあった場合も、妻が働いていることで、安心できるというメリットもあります。
■家事や育児との両立が大変
共働きのデメリットは、家庭と仕事の両立が大変ということです。すでに共働き中で実感している方も多くいると思います。
掃除や洗濯、料理などの家事に加えて、妻として、家族や近所付き合いなどもきちんとしなくてはいけなくなってしまいます。
また、家事に妊娠、出産、子育てがプラスされると、幸せな反面、家庭と仕事の両立で体力的にも疲れが蓄積してしまいます。
■自由な時間が少ない
また、共働きの場合、肉体的な疲労だけでなく、友人とゆっくり過ごしたり、ショッピングや美容の時間がなくなったりと、自由な時間がなくストレスが溜まってしまうことも多いですね。
夫が家事や育児を手伝ってくれないことによって、さらに心身に余裕がなくなってしまうこともあります。
仕事や家事に追われてしまい、もっと子どもと楽しく過ごす時間を増やしたいと悩む女性も多いですね。
■離婚に対するハードルが下がることも
また、共働きしていることで経済的に余裕があると、離婚に対するハードルも下がると言われています。「無理して夫に合わせるよりは、自分で稼いで生活した方が楽」と離婚を考える女性も少なくはありません。
共働きの場合、少しでも夫に家事を分担してもらいたいと思うのは、妻や母親としては当然です。
しかし「ちょっとは手伝ってよ」と夫に文句を言っても、お互いに嫌な気持ちになるので、なかなか自分から家事を手伝ってくれるようにはなりませんよね。
夫が家事をしてくれたら、喜んで褒めることが大切です。
「ありがとう」「すごく助かる」「優しいね」「頼りになるね」「これすごく美味しい!」など、笑顔で、多少オーバーな位に褒めるのが、夫の家事のやる気アップを促すコツです。
共働きの夫婦で、家事の分担が上手くいっているカップルは、妻側が頑張りすぎないこともポイントです。
夫が家事を「手伝う」という感覚が薄くなり、「大変そうだからできる事をする」というように、夫が自主的に家事をしてくれるようになるのが理想ですよね。
例えば、妻が頑張りすぎていて「夫が察してくれない」と不満に思っていても、夫は言わないと気づかないことも多いものです。
それよりは、疲れている時は休んだり、無理な場合はこまめに夫にお願いをするなどして、「家事や育児が大変」ということをわかってもらうのも大切ですね。「こんなに我慢して辛いのにわかってくれない!」というイライラも軽減されますよ。
共働きで夫に家事を分担してもらいたいと思っても、まずは小さな事から始めてもらうのがポイントです。
いきなり料理や食器洗いをお願いするよりは、食事の前にお皿を出したり、食事後にお皿をシンクまで持って行く方が、家事のハードルが下がります。
洗濯物を畳む、ごみ捨てをお願いするなどもおすすめです。
そうして、小さな事から教えながら、少しずつお願いする範囲を広げていきましょう。
また、一人暮らしや、実家で家事の経験がある男性の場合は、得意な家事を分担してもらうのもおすすめです。
苦手な事をするのは誰でも気が重いですが、得意な事なら少しはハードルが下がりますよね。
夫が家事をしている間は、あなたも別の家事を片付ければ、早く家事が終わりますので、時間のない共働きカップルも時間に余裕ができますね。
注意が必要なのは、夫のやり方にはダメ出しをしない事です。
もし我慢できないレベルの場合は、優しく少しずつ直していくように働きかけていきましょう。目の前でやり直しをしたり、怒って教えようとするのは「じゃあ自分がやればいいじゃん」と思われて、夫のやる気がダウンしてしまいますので避けましょう。
また、共働きの新婚カップルの場合は、最初に家事を分担するのも一つの方法です。曜日でも良いですし、掃除や洗濯などの家事ごとに分担してもOKです。
しかし、この方法にはデメリットもあります。
夫に家事の分担をしてもらうと、自分の担当だけしか家事をしない場合もあります。買い物やクリーニング、部屋のちょっとした片づけなど、「見えない家事」の負担も意外に大きいものです。家事を完全に分担する際は注意が必要ですね。お互いに一緒に家事をしたり、気づいた方や得意な方がやるというようなスタイルですと、ストレスも溜まりにくいですね。
夫婦共働きのカップルにとっては、家事もお互いに助け合えるような関係が理想ですよね。夫に家事を分担してもらいたいと思っている方は、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。