世界的に人気の観光地ドバイ。ただ、イスラム教や女性の黒い民族衣装のイメージがあって、気軽に旅行に行っても大丈夫か不安ですよね。そこで今回は、ドバイ旅行の季節別のおすすめの服装や服装選びなどの注意点、おすすめの持ち物をご紹介します。
【目次】
ドバイというとイスラム教の国で女性は黒装束を着ているイメージがありましたが、近年は世界中から観光客が訪れ、観光客の女性は普通の夏の装いで観光を楽しんでいます。
砂漠でラクダに乗ったり、エキゾチックな雰囲気の街並みを楽しんだり、ゴージャスな雰囲気のホテルでくつろいだりと、中東ならではの雰囲気が楽しめるドバイには、一度行ってみたいと憧れている大人女子の方も多いのではないでしょうか。
ドバイ旅行を計画する上で一番重要なのが、旅行する時期。ドバイを旅行するベストな時期はいつなのでしょうか。
■ドバイの季節ごとの気候
ドバイは大きく分けて2つの季節に分かれています。4月から10月頃の間は夏季、11月から3月頃の間は冬季にあたります。
■夏季(4~10月)
この時期は夜でも30度、昼間の気温は50度以上になることもあります。4月や5月、10月は季節の変わり目で多少暑さは和らぎます。夏季はかなりの熾烈な暑さなので、旅行時期としては不向きになります。できる限り夏季の間の旅行は避けた方が賢明です。
■冬季(11~3月)
この時期は冬と言っても寒くなく、気温は20度から30度。過ごしやすい気温です。日本の春や夏、秋に着る服装が最適な時期です。ドバイ旅行のベストシーズンはこの冬季の時期と言えます。
ドバイの4月から10月の間の夏季は、かなりの酷暑で昼間に屋外を歩くのはおすすめできません。もしこの時期に観光に行かれる方は、紫外線対策や熱中症対策などをしっかり行ってください。帽子や日傘といった日よけになるものも必要です。
服装は、トップスならノースリーブや半袖、ボトムは長め丈のスカートやパンツがおすすめです。キャミソールやミニスカート、短パンを着たくなる気温ですが、露出が過ぎる服装はドバイの街中を歩く際は避けた方がいいでしょう。
屋外を歩く場合は上記のような服装がおすすめですが、屋内は逆に冷房が効いて寒いので、バッグには羽織りものやストールなどを入れておきましょう。
夏季のドバイは暑いので、一枚で過ごせるワンピースも最適です。おすすめなのはマキシ丈ワンピ。露出を避けた方がいいドバイでは、スカートはマキシ丈が無難です。
エスニックな柄のワンピなら、中東のムードに馴染んで◎。冷房の効いたホテル内や露出を避けた方がいい場所の対策で、羽織れるストールなどがあると便利です。
ドバイの11月から3月の間の冬季は過ごしやすい気温です。基本的には日本の夏の装いに近い服装で過ごせます。12月から1月頃はドバイで最も気温が低くなります。とはいっても、気温が15度を下回ることはないので、半袖トップスや長袖トップスに羽織りものをプラスする服装で過ごせる気温です。
半袖の白Tシャツ×柄パンツのコーデは、冬季のドバイに最適な服装。ドバイには無地のアイテムを使ったモードなコーデより、柄ものアイテムを使ったエキゾチックな演出が似合います。
ドバイの冬季の服装には、刺繍入りのワンピやチュニックなどのエスニックなものがマッチします。ワンピにボトムを合わせるなら、トレンドのレギンスよりデニムなどのパンツがおすすめ。
ドバイの冬季は夏季に比べて涼しい程度で暑い日も多いので、肌に密着するレギンスは避けた方がいいでしょう。体のラインが出るアイテムはドバイではNGなのもおすすめできない理由です。スキニーデニムやタイトシルエットなものも避けましょう。
ドバイで人気のアクティビティといえば、デザートサファリのツアー。ドバイに行くなら絶対に体験したいのが砂漠でのアクティビティですよね。砂漠で夕陽を眺めたり、ラクダに乗ったりといった中東気分を満喫できる体験は外せません。
砂漠に行く際の服装は、長袖の刺繍入りコットンワンピのようなエスニックな雰囲気のアイテムがおすすめです。半袖のトップスは昼間は問題ありませんが、砂漠の気温は夜ぐっと下がるので、カーディガンなどの羽織るものを持参しておきましょう。
砂漠でのアクティビティの際に使う羽織りものでおすすめなのが、エスニック柄のストール。デザートサファリではペルシャ絨毯がひかれていたりするので、エスニックな柄のワンピやスカート、ストールといったアイテムが中東ムードを盛り上げてくれます。
ドバイ旅行で欠かせないのがモスク観光。モスク観光で注意しなければいけないのが服装です。モスクには定められた服装でないと入ることができません。
イスラム教徒の女性が着るアバヤでなくても大丈夫ですが、腕や脚、髪を隠せる服装でないといけません。長袖のマキシ丈のワンピースに、頭部にはスカーフを巻いたコーデなら問題ありません。この時着るワンピースなどのアイテムは、体のラインが隠せるものにしましょう。
ドバイはイスラム教の宗教的制約がある地域です。服装もそれを踏まえて選ぶことが重要です。
【ドバイでの服装選びなどの注意点】
■時期を問わず羽織りものはマスト
ドバイでは現地の女性は肌の露出を禁止されています。ですから、街中を歩く場合などは、羽織りものを一枚羽織ると安心です。夏季でもホテル内などは冷房が効いて寒いので、羽織るものはマストになります。
■過度な肌の露出は避けた方が無難
ドバイの夏季は酷暑でかなり暑いので、キャミやミニ丈のボトムを着たくなりますよね。肌の露出はホテルの敷地内などなら問題なくても、場所によってはジロジロ見られることもあります。そんな時はストールを羽織るなどして、肌を隠しましょう。
■高級レストランに入店の場合はドレスコードもあり
ドバイにはゴージャスなホテルがたくさんあります。そういった高級ホテルで食事をする場合はドレスコードがあるので、ワンピースやドレスなどにヒールのあるパンプスを履くなどドレスアップをしましょう。
ドバイ旅行には持参する持ち物でおすすめのものがいくつかあります。ドバイ特有のものも多いので、ぜひチェックしておいてください。
【ドバイにおすすめの持ち物】
■サングラスや帽子など日差しよけはマスト
ドバイは日差しが強いのでサングラスは必ず持参しましょう。特に夏季に屋外を歩く場合は帽子や日傘があると◎。
■羽織りもの
露出厳禁の場所や冷房の効いた屋内、タクシーの中などとにかく大活躍します。
■服装以外の持ち物:パスポート、クレジットカード、現金、海外旅行保険、常備薬、日焼け止め、除菌シートやおしぼり(砂漠ではあると便利)、変圧器(ドバイの電圧に対応していない電化製品を使う場合)
ドバイは中東ならではの体験ができる注目の観光地。日本からの観光客もこれから増えていくことは間違いありません。ただ、宗教的な制約がある国なので、観光する際はそれなりの配慮が必要です。旅行する時期も、夏季に行かれる場合は暑さ対策が必要です。今回ご紹介したおすすめの服装や注意点もぜひ参考にしていただいて、快適なドバイ旅行を楽しんでください。