家や職場に設置することが増えてきたウォーターサーバーですが、メンテナンスフリーであっても定期的に掃除する必要があります。今回は、ウォーターサーバーの汚れの原因や掃除頻度、掃除の仕方をご紹介します。
【目次】
安全で美味しい水がいつでも飲めるウォーターサーバーを設置している家庭は増えてきていますよね。
冷たい水が飲めるだけでなく、温かいお湯もすぐに使うことができるウォーターサーバーは、飲料水としてだけでなく、料理や赤ちゃんのミルクにも使用できるので便利です。
10L前後の水のボトルを宅配してくれますので、重い水をわざわざ買いに行って、お店から自宅まで運ばなくて済むというメリットもあります。
■ウォーターサーバーの掃除が必要な理由
ウォーターサーバーを選ぶ際には、水の種類だけでなく、デザインやサービスなど、さまざまなポイントを比較しますよね。ウォーターサーバーは「メンテナンス不要」「メンテナンスフリー」とされているものもあります。
しかし、ウォーターサーバーのメンテナンスとは、ウォーターサーバーの内部のメンテナンスや自動クリーンシステムのことです。ウォーターサーバーのメンテナンスは年に1回~2回行われることが多いですね。自動クリーンシステムは、ウォーターサーバーによっては、機能の一つとして搭載されていて、1日1回熱水によって雑菌の除去を行ってくれます。「プレミアムウォーター」のように、セルフクリーニングキットを使用して洗浄液で内部のクリーニングができるキットを販売しているメーカーや、「クリクラ」のようにウォーターサーバー自体を定期的に交換してくれるメーカーもありますよ。
しかし、ウォーターサーバーを使っている間に、ウォーターサーバーは自然と汚れていくものです。例えば、
・蛇口
・受け皿
・水の入ったボトルとウォーターサーバー本体の連結部分
・ウォーターサーバーの外側
などですね。
ウォーターサーバーは、水を使用する場所ですので、空気中に存在している雑菌が水に付着して繁殖しやすいですね。また、ウォーターサーバーを使用した際に飛んだ飲食物が原因となって、雑菌やカビなどが繁殖しやすいですね。
その他にも、ヌメリや水垢、手垢や空気中の油分、ホコリなどがウォーターサーバーに付きやすいですね。そのまま使用していると、衛生面に問題がありますし、水の安全性も損なわれてしまいますので、汚れた部分の掃除をする必要があります。
■ウォーターサーバーの掃除の頻度
ウォーターサーバーを掃除するペースは、ウォーターサーバーの使用頻度によっても異なりますし、メーカーによっても異なりますので、取扱説明書を参考にしましょう。
ウォーターサーバーの背面以外の場所は、週に1度程度の頻度で掃除を行うのがおすすめです。
ウォーターサーバーの背面に溜まったホコリは、半年に1度程度のペースで掃除を行いましょう。
ウォーターサーバーの掃除をする際には、取扱説明書をよく読んでから行いましょう。安全のためコンセントを抜いておくと安心ですね。
ウォーターサーバーとボトルの連結部分の掃除は、ボトルを交換する際に行うのがおすすめです。
まずは、連結部分に溜まっている水をキッチンペーパーで拭き取りましょう。
次に、ウォーターサーバーとボトルの連結部分はボトルを交換する際に空気中のホコリや菌が入り込みやすいので、キッチンペーパーをキッチン用のアルコール除菌スプレーで湿らせ、拭き掃除を行いましょう。
ウォーターサーバーの中でも汚れやすいのが、水やお湯を出す蛇口や、水やお湯が溜まりやすい受け皿です。
■蛇口やコック
蛇口部分は、取り外しができるものが多いので、取り外して水洗いするのがおすすめです。食器洗い用の中性洗剤で洗う場合は、しっかりすすぎを行いましょう。
取り外しができない部分は、キッチン用のアルコール除菌スプレーをキッチンペーパーに吹きかけ、蛇口を拭き掃除しましょう。蛇口の中は、アルコール除菌スプレーで湿らせた清潔な綿棒か、蛇口用の清掃ブラシで擦り、汚れを剥がしましょう。その後、水やお湯を流して汚れを洗い流します。
■受け皿
受け皿も、取り外しできる場合は水洗いを行います。あとは、キッチン用のアルコール除菌スプレーをキッチンペーパーに吹きかけ、拭き掃除しましょう。
ウォーターサーバーの外側のお掃除は、清潔な布巾で水拭きをするのがおすすめです。
汚れが取れない場合は、布巾に食器洗い用の中性洗剤を2滴~3滴程度垂らし、水拭きを行います。水拭き後は、清潔な布巾で数回水拭きを行い、洗剤や汚れをしっかり拭き取ったら、乾拭きをして仕上げましょう。
ウォーターサーバーの背面に溜まったホコリは、掃除機で吸い取りましょう。
ウォーターサーバーのお掃除は、週に1度程度の頻度で行うのがおすすめです。クリーンで美味しい水やお湯を飲むためにも、ウォーターサーバーの衛生面には気を配りたいですね。