意外とむずかしい敏感肌さんの洗顔料選び。洗顔をするとヒリヒリしたり乾燥したりして、洗顔料選びで悩む方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、敏感肌さんにおすすめの洗顔料をご紹介。ほかにも選び方や注意点、洗顔方法などをご紹介します。
【目次】
敏感肌さんは、スキンケアアイテムによっては肌にしみたりヒリヒリしたりするので、選ぶ際にはついつい慎重になってしまうのではないでしょうか。特に洗顔料は、選び方を間違うと乾燥がひどくなったりより敏感になることもあって選ぶのが難しいアイテムの一つです。
そこで今回は、敏感肌さんにおすすめの洗顔料をご紹介。敏感肌の原因や洗顔料の選び方、おすすめの洗顔方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
肌質の種類は普通肌から乾燥肌、脂性肌とさまざまですが、そもそも敏感肌とはどんな状態の肌のことを言うのでしょうか。
敏感肌とは、肌のバリア機能が低下して、さまざまな刺激に敏感に反応してしまう肌のこと。肌にあるはずのうるおい成分が減少し角質層がスカスカになってしまって、乾燥しやすい肌状態のことを言います。
敏感肌さんはちょっとした刺激にも反応して肌トラブルが起きやすく、常に乾燥しやすいのが特徴。ほかにも、以下のようなお悩みがあります。
■敏感肌のお悩み
・クレンジングや洗顔で刺激を感じやすい
・洗顔後につっぱりを感じる
・化粧水がしみることがある
・化粧品が肌に合わなくてヒリヒリしたり赤みが出たりする
・生理前や季節の変わり目などで肌の調子が悪くなる
敏感肌さんの肌はなぜバリア機能が低下してしまったのでしょうか。肌が敏感になる原因には、生まれつき肌が弱い先天的な要因と間違ったスキンケアなどの後天的な要因があります。ここからは、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
敏感肌さんの中には、アレルギー体質などで生まれ持った肌が元々弱い場合があります。ほかにも、加齢により肌の天然保湿因子や細胞間脂質などが減少してバリア機能が低下する場合も。ただし、体質や加齢による敏感肌でも、スキンケアや生活習慣を見直すことで症状を改善することは可能です。
敏感肌の原因として意外と多いのが、間違ったスキンケア。特にクレンジングや洗顔の“落とす”ケアは、敏感肌の原因になりやすいステップ。洗浄力の強過ぎるものを選んだり落とすのに時間をかけ過ぎてしまうと、肌に必要なうるおい成分まで落としてしまいます。
ほかにも、肌に合っていないスキンケアアイテムを使い続けると肌に大きな負担がかかってバリア機能の低下につながります。
栄養の偏った食事や睡眠不足、運動不足といった生活習慣の乱れも、肌を敏感にさせる要因。食事をジャンクフードで簡単に済ませたり外食ばかり続くと、ミネラルやビタミンなどの肌に必要な栄養素が摂取できず肌の機能を低下させることに。
睡眠が足りなかったり運動が不足すると、成長ホルモンが分泌されず新陳代謝も低下します。中でも、肌ダメージを修復する働きがある睡眠は特に重要です。
空気の乾燥や気温・湿度の変化、紫外線などの外的要因も、敏感肌の大きな要因。乾燥や寒暖差、紫外線の外的刺激は、肌にダメージを与えて乾燥を進行させバリア機能を低下させてしまいます。
スキンケアの中でも洗顔は、肌をすこやかに保つのに欠かせないステップ。ただし、敏感肌さんが洗顔料選びを間違うと、ますます症状を悪化させてしまいます。ここからは、敏感肌さんの洗顔料の選び方を3つのポイントでご紹介していきます。
敏感肌さんの洗顔料は、洗浄力がマイルドで肌の負担が少ないものを選ぶことが大切。汚れはしっかり落としながらも肌に必要なうるおい分はキープしてくれるものが最適です。
洗顔料に含まれる成分としては、アミノ酸系や両性界面活性剤、脂肪酸石けん系がメイン成分のものが洗浄力がやさしい洗顔料。市販の敏感肌用の洗顔料は、ほとんどが洗浄力がマイルドな成分を使っています。
敏感肌さんが洗顔料を選ぶ時は、アルコールや香料、着色料などの添加物を含まない低刺激処方のものを選ぶのがベター。肌に合わない成分がある方は、事前に成分表で確認することも大切です。
どんなに肌にやさしい洗顔料でも、洗顔後の肌は洗顔前より乾燥した状態になります。洗顔料の中に保湿成分が入ったものは、洗顔後のつっぱりを軽減することができます。「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分は、うるおいを残しながら洗うのに有効な成分です。
敏感肌さんが洗顔料を選ぶ時に注意したいのが、洗顔料の洗浄力。洗浄力が強過ぎるものだと肌のうるおい成分まで落としてしまって、肌をより敏感な状態にしてしまいます。たとえば、脂肪酸の中でもラウリン酸は洗浄力が高く、敏感な肌だと刺激になりやすい成分です。
ほかにも、古い角質を取るようなスクラブタイプや肌をこすってしまうようなジェルタイプは避けた方がベターです。
いくら肌にやさしい洗顔料を選んでも、洗顔方法が間違っていたら選んだ洗顔料の効果も台無しになってしまいます。ここでは、敏感肌の正しい洗顔方法をご紹介します。
敏感肌さんの洗顔で大切なのは、肌にやさしい洗顔料を選んで肌をこすらないように洗うこと。肌をこすらないように洗うためには、洗顔料をしっかり泡立ててたっぷりの泡で洗うのがポイントです。へたらない弾力のある泡は、肌と手の間のクッションになって摩擦による刺激を軽減してくれます。
洗顔料をたっぷり泡立てたら、肌と手が直接触れることがないようにやさしく洗いましょう。洗顔料を泡立てる時は泡立てネットが便利。泡立てる時間がなかなか取れない方は、泡で出てくる洗顔料もおすすめです。
泡立てた洗顔料でやさしく洗ったら、体温より少し低めの32度くらいのぬるま湯ですすぎましょう。熱いお湯ですすいだり、シャワーを当てて洗い流すのは絶対厳禁。肌への刺激を避けるためには、洗顔にかける時間を1分以内に済ませることもポイントです。
最近の洗顔料は敏感肌さん向けのものが豊富になってきていて、いざ選ぶとなるとどれを選んだらいいのか迷う方が多いのではないでしょうか。
ここからは、敏感肌さんにおすすめの洗顔料をご紹介。ドラッグストアで手軽に買えるプチプラの洗顔料からおすすめの固形石鹸まで。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
毎日使う洗顔料は気軽に買い足せるものが安心。「d program(ディープログラム)」は、最寄りのドラッグストアで買える資生堂の敏感肌用スキンケアシリーズです。
「エッセンスイン クレンジングフォーム」は、たっぷりのクッション泡でうるおいを守りながら洗い上げ肌荒れケアまでしてくれる薬用の洗顔料。もちろん低刺激処方で、敏感肌さんが気になる洗顔後のつっぱりもありません。
d program(ディープログラム) エッセンスイン クレンジングフォーム (医薬部外品) / ¥2,090
Dove(ダヴ)の「センシティブマイルド 洗顔料」は、保湿成分のセラミド配合で肌にうるおいを与えながらしっかり洗浄してくれる洗顔料。セラミド以外にも天然由来の保湿成分やアミノ酸系の洗浄成分も配合。合成着色料やパラベンは無添加で、肌へのやさしさを考慮して香料もマイルドにおさえられています。
敏感肌を考えた成分がたっぷり配合されているのにワンコインで買えるコスパ抜群な洗顔料です。
b.glen(ビーグレン)の「クレイウォッシュ」は、天然クレイの吸着力で汚れだけを落とす洗顔料。毛穴にたまった皮脂や古い角質も吸着してくれるので、ニキビが気になる方にもおすすめです。
天然クレイは肌が本来持つ水分と油分のバランスを整えてしっとりとなめらかにする効果も。毛穴や肌のくすみにも効果的なので、複数の肌悩みを持つ大人世代にも◎。肌が特に敏感な方は、トライアルセットからスタートして使用前にパッチテストをするのがおすすめです。
b.glen(ビーグレン) クレイウォッシュ / ¥4,290
Avene(アベンヌ)の「クリナンス クレンジングフォーム」は、テカリやニキビなど肌がオイリーになりやすい脂性敏感肌さん向けの洗顔料。皮脂バランスを整えながら古い角質や余分な皮脂を取り除いてくれます。さっぱりとした使用感なので、メンズの方にもおすすめ。もちろんアベンヌ温泉水配合で低刺激設計です。
Avene(アベンヌ) クリナンス クレンジングフォーム / ¥1,980
敏感肌さんにおすすめの固形石鹸の洗顔料は、ETVOS(エトヴォス)の「クリアソープバー」。全工程手作りで手間ひまかけて作られた透明枠ねり石けんで、肌へのやさしさを追求したエトヴォス完全オリジナル処方です。
もこもこの濃密泡が毛穴の奥の皮脂汚れをオフ。エトヴォスといえばのヒト型セラミド配合でつっぱり感のないしっとりとした洗い上がり。香料やパラベンなど肌に刺激になる成分不使用の低刺激処方です。
ETVOS(エトヴォス) クリアソープバー / ¥2,200
敏感肌さんの中には、朝の洗顔に洗顔料を使うべきかどうかで悩む方が多いのではないでしょうか。美容マニアが注目する韓国コスメ「LAGOM(ラゴム)」の「ジェルトゥウォーター クレンザー」は、朝専用のジェルタイプの洗顔料。寝ている間に浮き出た皮脂や不要な角質を浮き上がらせてオフします。
肌に伸ばすとジェルが水のようなテクスチャーに変化して肌への刺激を軽減。肌の水分保持力に着目した成分配合で、洗顔後もつっぱらずにしっとり。夜も軽いメイク落としとして使えます。
LAGOM(ラゴム) ジェルトゥウォーター クレンザー / ¥2,750
花王の「Curel(キュレル)」は、乾燥性敏感肌を考えた「セラミド」を守りながらうるおいを与えるスキンケアブランド。「潤浸保湿 泡洗顔料」も、肌に必要なうるおいはキープして汗や汚れをすっきり落としてくれます。
泡で出てくるポンプ式で忙しい朝などに便利なのもおすすめポイント。弱酸性で低刺激設計、リピートしやすいつめかえ用もあります。
Curel(キュレル) 潤浸保湿 泡洗顔料 (医薬部外品) 本体 150ml / ¥1,320
do organic(ドゥーオーガニック)の「ウォッシング ムース」は、オーガニックでは難しいとされてきた泡の洗顔料を実現。もこもこの濃密泡が肌をやさしく包み込んで、しっとりと洗い上げてくれます。
アミノ酸系洗浄料をベースにハチミツや独自の穀物保湿成分など100%天然成分を配合。華やかなダマスクローズやゼラニウムなどのオーガニック精油の香りも魅力です。
do organic(ドゥーオーガニック) ウォッシング ムース / ¥3,300
敏感肌さんの洗顔料選びは、汚れをしっかり落としながら肌に必要なうるおいはキープしてくれるものを選ぶのがポイント。肌を摩擦しないように洗顔することも大切です。自分の肌に合う洗顔料を見つけて、刺激に負けないすこやかな肌を目指しましょう。