夫の実家である義実家への帰省は、楽しみな反面、緊張したり憂鬱になる方も少なくありません。そこで今回は、義実家への帰省の頻度や期間、帰省時の注意点や持ち物をご紹介します。
夫の実家である「義実家」への帰省は、楽しみな反面、自分の実家ではないので、気を使って疲れてしまう方も少なくありません。
■義実家への帰省の頻度は?
義実家への帰省の頻度は、義実家との距離や、関係、家族の仕事のスケジュールなどによって異なります。車や高速バスで長時間移動したり、新幹線や飛行機を使わなくては行けないような遠距離に義実家がある場合は、年末年始やお盆、ゴールデンウィークやシルバーウィークなどの大型連休に年に1回~2回帰省する家族が多いですね。
家族の仕事のスケジュールや子どもの予定の関係で大型連休には帰省しない場合でも、家族のスケジュールを合わせて、年に1回以上は帰省するようにしている方が多いですね。
義実家への帰省回数が少ない場合や、義実家への滞在日数が短い場合は、義実家との距離が縮まりにくく、会う度に緊張して気を使ってしまう傾向がありますね。
■義実家への帰省は何泊?
義実家へ帰省する期間も、義実家との距離や、関係、家族の仕事のスケジュールなどによって異なります。大型連休中の1週間程度義実家に滞在するという家族もいますが、多くても3泊程度の滞在に留めている方が多いですね。
義実家への帰省は、気を使いますが、息子夫婦や孫の滞在中にお世話をする義実家側も気を使います。1泊~2泊程度の滞在ですと、お互いに心身の負担がかかりすぎないですね。
義実家への帰省中は、まるで自分の実家のようにリラックスして過ごせるので楽しみにしているという方もいる一方で、義実家への帰省は気が進まない憂鬱なものだと感じている方も少なくありません。
■気を使う
例えば、大型連休に帰省することが多い場合、連休でも疲れたからといって休めないので、憂鬱になる方は多いですよね。「気の利かない嫁」だと思われないよう、仕事をしている時のように気を使って、家事を手伝ったり、マナーや振る舞いなどに注意して、連休が終わるころにはぐったりしている方も少なくありません。
頑張りすぎず、無理をしすぎないように振る舞おうと意識することが、帰省が憂鬱になりにくくなりますね。
■折り合いが悪い
また、義実家とは折り合いが悪く、帰省する度に嫌味を言われるのが分かっている場合は、帰省するのが憂鬱になりますよね。
義実家とは折り合いが悪いことから、義実家に滞在する時間や頻度を減らすなどして、上手に距離を取って付き合っている方も少なくないですね。
■夫が非協力的
そして、義実家にいると夫がリラックスしすぎてしまい、家事や子育て、義実家への気遣いなどに非協力的になってしまうのも、帰省が憂鬱になる理由になることがあります。
自分の実家だということもあり、くつろぐのは当たり前かもしれませんが、別人のように偉そうな態度を取ったり、妻をないがしろにする夫との帰省は気が進まなくなるのも当然かもしれませんね。
義実家への帰省前に、夫に協力してもらえるよう、具体的に話しておきましょう。
■他の家族や親戚と比べられるのが辛い
さらに、義実家に帰省した際に他の家族や親戚と比べられるのも、義実家に帰るのが憂鬱になる理由になります。
妊娠や子どもの成長、学歴の他、他のお嫁さんと言動を比べられるのは辛いですね。他の孫と扱いが異なり、不平等だと感じる方も少なくありません。
面と向かって文句を言うことはできませんので、夫にさりげなく「傷ついている」ことを伝えてもらうのも一つの方法です。
■金銭的な負担が大きい
そして、義実家への帰省は、金銭的な負担も大きいケースもあります。交通費はもちろん、宿泊費や手土産などで、毎回出費がかさむことも、義実家への帰省が憂鬱になる理由になりますね。
毎月の生活費から義実家への帰省費用を積み立てている方は多いですね。
例えば、義実家側にも帰省する家族を迎える準備が必要になりますし、他の予定が入っているケースもありますので、義実家に帰省する日時や期間は、前もって連絡している家族が多いですね。
■家事は
そして、家事については、個人によって考え方が大きく異なります。一般的には、義実家に帰省した際には、家族のお世話や家事をするのがマナーです。
しかし、勝手に台所に入ったり、冷蔵庫や戸棚を開けるのはマナー違反だと考える姑もいますので、できることを手伝うのが無難ですね。「お手伝いしていいですか?」と声をかけて積極的に動きましょう。
また、お風呂場や寝室などは、使った後に片づけや掃除をしている方が多いですね。
■順番に注意
そして、食事に手をつける順番や、お風呂に入る順番などは、義実家の家族を優先にしている方が多いですね。
片づけを手伝い、家族よりも少し遅く寝て、翌朝は家族よりも少し早めに起きるようにしているお嫁さんも少なくありません。
■話題に困る場合は
「義実家に帰省する際にいつも話題に困る」という方は、ショッピングや観光に出かけるのも一つの方法です。
義実家の家族の趣味に合わせて、スポーツ観戦や映画鑑賞、観劇などを行うのもいいですね。
子どもがいる場合は、子どもの写真を印刷して持参すると、会話のきっかけになりますね。
夫が非協力的な方は、前もって会話に加わるように頼んだり、外出のアイディアを一緒に考えてもらいましょう。
義実家に帰省し、宿泊する際には、
・着替え
・タオル
・シャンプーやトリートメント
・スキンケアコスメ
・メイク用コスメ
・エプロンや髪留め
などの宿泊用の持ち物は必要最低限持って行くようにしましょう。
宿泊する場合は、滞在費として少額のお金を封筒に入れて渡したり、外食や出前をご馳走する家族もいますね。
また、仏壇がある場合は、仏壇にお供えするお菓子やお線香、お花などもあるといいですね。
子どもが集まるお正月はお年玉も忘れずに持参しましょう。
■手土産の選び方
義実家に帰省する際には、手土産を持参するのがマナーですが、何を選べば喜んでもらえるのか迷いますよね。
手土産は、義実家の家族が好きなものがおすすめですが、他の家族や親戚が集まる場合は、家族の数や人数分以上の手土産を用意する必要があります。
・名産品やスイーツ、肉や魚介類などの高級感のある食べ物や珍しい食べ物
・お酒やジュース
などが喜ばれやすいですね。お客様の多い義実家の場合、そのまま出せるようなおかず類やおつまみも喜ばれやすいですよ。
■生理中の場合は
生理中の場合は、使用済みのナプキンを持ち帰る方もいますが、中身が見えにくい黒色の袋に使用済みのナプキンを入れて捨てさせてもらえるよう頼んでいる方が多いようですね。
■赤ちゃん連れの場合は
赤ちゃん連れの場合は、
・オムツ
・ミルク、哺乳瓶、消毒グッズ
・離乳食や食器類
・着替え
・お手入れグッズ
・タオル
・薬類
・おもちゃ
などは多めに持って行くようにしましょう。
義実家への帰省は、さまざまなことに気を使い、気疲れする方も少なくありません。義実家へ帰省は、義実家の家族と良い関係を築くチャンスですので、楽しみながら絆を深めていきたいですね。