薬膳鍋ブームになっている今、女性たちの間で注目されているのが薬膳ダイエットです。健康的に痩せることができると言われているのですが、どんな効果があってどんなやり方をすればいいのか分からない女性もいるかと思いますのでご紹介します。
【目次】
薬膳ダイエットとは、その名の通り薬膳を中心にした食生活でダイエットをする方法のことです。
そもそも薬膳って何?と思う女性もいるかと思いますが、薬膳とは中医学理論に基づいた食材、中薬と組合せた料理のこと。
栄養、効果、色、香り、味、形など全てが揃った食養生の方法だとされています。
薬膳料理や薬膳鍋が流行っていますが、家で作ることはできるのか、薬膳ダイエットでどのようにやればいいのかなど、分からないことがたくさんありますよね。
そこで今回は、薬膳が持つ効果ややり方、おすすめの薬膳レシピをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
薬膳は、体の不調が出る前に予防を行う中医学の知恵と技術を用いた食事療法とされていますが、具体的にどのような効果を期待できるのでしょうか。
■薬膳が持つ健康面での効果
・生活習慣病を予防する
・冷え性を予防する
・肩こりや足腰の衰えを予防する
・アレルギー疾患を予防する
■薬膳が持つ美容面での効果
・便秘を予防して肌トラブルから肌を守る
・アンチエイジング効果で老化を予防する
・むくみを予防する
これらの効果がダイエット効果にも繋がり、体の内側から健康で太りにくい体質にすることが期待できます。
薬膳ダイエットは健康的に体質改善をしたい人にぴったりな方法だと言えそうですね。
薬膳ダイエットのやり方は、普段の食生活を薬膳料理に変えていくだけです。
薬膳料理って難しそう、食材を集めるのが大変そうっといったイメージがあるかもしれませんが、家でも手軽に作れる薬膳料理はたくさんあるんですよ。
最近では薬膳料理用のレシピ本も出ているので、無理なく継続することができます。
1日3食、腹八分目を意識して薬膳料理を食べていきましょう。
このとき、しっかり噛んで食べることと、1日に水分をしっかり摂ることを意識するとより効果的です。
スーパーでも買える食材で、無理なくゆるい薬膳ダイエットを楽しみたいのであれば、下記の食材を使って献立を考えることがおすすめです。
■スーパーで買える薬膳食材
・海藻類
・長芋
・青ジソ
・黒きくらげ
・きのこ類
・豆類
・サバ(サバ缶でもOK)
ゆる薬膳ダイエットをするなら、1日に1食は必ずこの7つの基本食材を取り入れることがおすすめされています。
薬膳ダイエットを成功させるためには、まずは薬膳食材が持つ効能や体への働きを正しく理解しておくことが大切になります。
薬膳で使われる食材は大きく分けて「温熱性」「平性」「寒涼性」と呼ばれる3つの種類に分類されているのですが、これらは体に摂り入れた際に与える温熱性や寒涼性を表しています。
平性の場合は、温かさや寒さの影響を与えない食材です。
■温熱性の食材
食べることで体を内側から温める食材で、血行促進や新陳代謝アップを期待することができ、薬膳ダイエットをするのであれば積極的に取り入れていきたい薬膳食材です。
・かぼちゃ/ニラ/ネギ/にんにく/生姜/鶏肉/マグロ/紅茶
■平性の食材
体へ温熱や寒涼などの影響を与えないので、他の薬膳食材と組み合わせやすく、栄養バランスが良くなるように組み合わせることで、栄養素の吸収効率や薬膳効果を高めることが期待できますよ。
・ジャガイモ/ニンジン/ピーマン/黒豆/白菜/牛肉/豚肉/イカ/ほうじ茶
■寒涼性の食材
食べることで体の熱を体外へ逃がしてくれる食材で、献立に取り入れることで体に適度な水分を蓄えたり、血圧の上昇を抑えたりする効果が期待できます。
ナス/トマト/キュウリ/もやし/昆布/バター/緑茶
これらの性質を上手に組み合わせて、薬膳ダイエットに役立ててみてくださいね。
薬膳料理で定番なのが、薬膳食材をたっぷり使った薬膳スープです。
ボリューム満点なので、これだけでお腹が満たされますし、疲労回復にも効果的ですよ。
手軽に薬膳料理を楽しみたいときや、ゆるく薬膳ダイエットをしたいとき、就寝前に温かいものが飲みたくなったときは、なつめとゆずの薬膳茶でホッと一息。
イライラやストレスを感じたときにもおすすめの一杯です。
薬膳料理って美味しいのかな……という女性であれば、お店に出てきそうな薬膳パエリアで薬膳料理の美味しさを味わうのもおすすめです。
和食だけでなく、イタリアンやフレンチにも合わせることができるので、薬膳ダイエットは飽きないで楽しめるのも魅力ですよ。
薬膳ダイエットによる効果ややり方をご紹介しました。体にいい薬膳料理なら健康的に痩せたいという女性にぴったりです。最初は難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れてくるとスムーズに作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。