ニキビ跡がなかなか治らない……そんな経験ありませんか?ニキビはニキビ跡として残る場合もあれば、残らない場合もありますよね。ニキビ跡が残る原因は何なのでしょうか?ニキビ跡を残さないための正しいスキンケア方法についてご紹介します。
ニキビにはいくつかの種類があります。まずはニキビの種類についてご紹介します。
■白ニキビ
白ニキビは皮脂が毛穴に詰まっている状態のニキビのことをいいます。毛穴が閉じたまま白っぽくなっているニキビです。白ニキビはニキビの初期段階で、正しいケアをしていれば跡には残りにくいです。
■黒ニキビ
白ニキビが空気に触れて酸化した状態のニキビを黒ニキビと言います。白ニキビは毛穴が詰まっているのに対し、黒ニキビは毛穴が開いています。炎症が起こっていないので、こちらも跡は残りにくいです。
■赤ニキビ
赤っぽく見えるニキビは、炎症を起こしているニキビです。毛穴の内側部分が炎症を起こしているニキビで、ほとんど傷跡と同じです。赤ニキビの場合は正しい扱いをしないと、跡に残る可能性が高くなります。
■黄色ニキビ
ニキビの中でももっとも悪化した状態が黄色ニキビです。黄色ニキビは炎症が酷くなり、膿を持った状態のことを言います。かなり悪化している状態のニキビなので、跡に残りやすくなります。
ニキビ跡は一体なぜ残ってしまうのでしょうか?ニキビ跡が残る原因についてご紹介します。
■真皮まで到達している
ニキビ跡はニキビの状態が深刻で、真皮まで到達してしまっている時に起こります。炎症の範囲が広く深くなってしまうと、真皮までダメージを受けてしまいます。深くまでダメージを受けてしまった肌は、ターンオーバーでもどうしようもできません。特に黄色ニキビの時に起こりやすくなります。この場合はクレーターのような凹みができることが多いです。
■毛細血管が破裂した
ニキビ跡が赤や紫として残ってしまっている場合は、毛細血管が関係していることが多いです。ニキビが炎症を起こすことによって毛細血管を破壊します。その影響で血液中のヘモグロビンが残ってしまうことにより、赤や紫の色を残してしまいます。
■メラニンの影響
ニキビ跡はメラニンの影響を受けていることもあります。炎症を起こすことによって、メラニン細胞が活性化されてしまいます。そのせいでメラニンが大量発生し、色素沈着してしまいます。
ニキビがニキビ跡になる可能性が高くなるNGなスキンケア方法があります。ニキビ跡の原因になるNGケアをご紹介します。
■肌をたくさん触る
ニキビができている時は、なるべく肌を刺激しないようにしましょう。肌を強くたたいたり、何度も肌を触ったりすることでニキビが悪化しやすくなります。ニキビができている時は、なるべく刺激しないことを心がけましょう。
■リキッドファンデーションを使う
ニキビができていてファンデーションを塗らなくてはいけない時はたくさんあると思います。しかしこの時のアイテム選びは非常に重要です。炎症を起こしている状態のニキビには、ファンデーションの油分さえ敵になることがあります。
そのため油分が多いリキッドファンデーション選びは注意が必要です。できるだけニキビ影響を与えないような、ノンコメドジェニックのものを使うようにしましょう。
■紫外線ケアをしない
ニキビができている肌はなるべく化粧をしない方がいい、という考えは良いのですが、紫外線対策をしないのは、ニキビに悪影響を及ぼします。ニキビに直接紫外線を当てると、紫外線によるダメージを受けて色素沈着が起こりやすくなります。ニキビができている時でも紫外線対策をしっかり行うようにしましょう。
ニキビができてしまった時には、どんなケアをすればいいのでしょうか?ニキビ跡を作らないためのケア方法についてご紹介します。
■ビタミンC配合の化粧品を使う
ニキビ跡を作らないためには、ビタミンC誘導体配合のアイテムがおすすめです。ビタミンC誘導体を使うことで、色素沈着が残りにくくなります。肌荒れ防止にも繋がるので、ニキビができている肌でも安心して使うことができます。
■肌に触れる時は手を清潔にする
ニキビがある場所に触れる時は、必ず手を清潔な状態にするようにしましょう。無意識にニキビに触れている場合は、手についている雑菌がニキビについてしまい、ニキビが悪化することがあります。なるべく肌に触れる回数を減らすようにしながら、肌に触る時は必ず清潔な状態に整えておくようにしましょう。
■ニキビパッチなどを使う
ニキビ跡に残さないためには、ニキビパッチも有効です。ニキビパッチはニキビの上に貼るだけで、ニキビができている部分を保護してくれます。ある程度時間が経てば自然にニキビがつぶれているので、ニキビ跡に残りにくくなります。
ニキビ跡におすすめのスキンケアについてご紹介しました。ニキビ跡ができてしまった時は、スキンケアを見直すところから始めてみましょう。ニキビができた時に正しいケアをすることで、効率よく治るようになりますよ。