香水の香りの中でも人気が高いローズ。しかし、ローズの香水にもさまざまな種類があります。自分に合ったローズの香水を選ぶためには、どこに注目して選べばいいのでしょうか?今回はそんなローズの香水の選び方やおすすめの使い方をご紹介します。
まずはローズの香水の魅力についてお伝えします。
ローズの香水の最大の魅力は、女性らしさを演出できることです。花の香りの香水は、どちらかというと女性に人気がある香りです。その中でもローズの香りの香水は、女性らしい上品さを演出できます。
ローズの香水は年齢問わず使える香りでもあるので、女性らしい雰囲気の香りを1つ持っておきたいという人におすすめの香水でもあります。
ローズの香水は、甘さと辛さのバランスがちょうどいいという魅力もあります。フローラル系の香りは女性らしい柔らかさのある香りが多いですが、少し甘さが出すぎてしまう香りもあります。そういった香りは、どちらかというと10代~20代くらいに最適な香りで、大人っぽい雰囲気を出すのは難しいです。
そういった面では、ローズの香水はとてもバランスが良いです。甘さを感じながらも、大人っぽさのある辛さも感じるので、どの年代でも使いやすいのが特徴です。さらに、時間帯も気にせずに使えるのでとても使い勝手の良い香りです。
ローズの香水は、その種類の多さも人気の1つです。ローズの香りといっても、ローズの種類によって香りが変わります。また、調香次第で香りも大きく変わってくるため、いろいろなローズの香りを楽しめます。
香水はたくさんの香料を調合して作られているので、同じ香りはほとんど存在しないと言われています。その中でも人気が高いローズは、たくさんの種類の香水が販売されています。香水の選択肢が広いのが、人気の秘密でもあります。
ここからは、ローズの香水の選び方についてご紹介します。
ローズの香水を選ぶ時は、種類によって選ぶ方法もあります。実はローズというのは、1万以上の種類があるといわれています。だからこそ、使用されるローズによって香り方も変わってきます。
その中でもよく使われているのは、ダマスクローズです。甘さのあるローズ系の香りが好きな人には、ダマスクローズがおすすめです。また、センティフォリアも、よく使われる香りです。生産している数が少ないバラなので、高価な場合が多いです。
他にもスパイシーさのあるティーローズなども人気があります。自分の好みのローズを見つけると良いでしょう。
ローズ系の香水を選ぶ時は、香水の種類で選ぶのもおすすめです。香水は大きく分けて4種類があり、濃度によって持続時間が違います。もっとも濃度が濃いと言われているのがパルファンで、持続時間は約5~7時間だと言われています。
次に濃度が濃いのがオードパルファンで、持続時間は約5時間です。オードトワレは持続時間が3~4時間、オーデコロンは1時間~2時間だと言われています。濃度が濃い香水は、持続力があるため重さを感じる香りも多いです。
反対にすっきりつけたいのであれば、オーデコロンのように濃度が濃くないものを選ぶのがおすすめです。つける場面やタイミングによって適切な種類の香水を選ぶようにしましょう。
ローズの香水にはさまざまな種類のものがあり、価格帯もさまざまです。値段が高価な香水は、高価なローズを使って作られているものが多く、上品な香りが楽しめるものがほとんどです。
しかし、高価だからこそ良い香りである、とは限りません。1番は自分の好みの香りを選ぶことが大切です。自分が出せる範囲の金額で、好みのローズの香水を見つけるようにしましょう。
ここからは、おすすめのローズの香水について詳しくご紹介します。
Diorのミスディオールローズ&ローズはグラースローズの花びらが、みずみずしいベルガモットと弾けるフローラルの香りです。溢れんばかりのバラをイメージして作られています。摘みたての花びらのように、みずみずしく香ります。
資生堂のメモアールは、甘く優しい花の香りがするオーデコロンです。ローズとヘリオトロープの2つの花の香りによって、優しく包みます。ロマンティックな思い出のように優しい香りで、軽やかにつけられるローズ系の香水です。
L’OCCITANEのローズオードトワレは、高品質なローズウォーターを使った香水です。摘みたてのローズを使っているので、澄み渡るような透明感のある香りが楽しめます。ひと吹きするだけで、幸福感を与えるような香りです。
サムライウーマンのホワイトローズオードパルファムは、華やかさの中に気品高さと清楚さを感じられる香りが特徴。トップノートがレモンリーブとグリーンアップルなので、つけたては爽やかさを感じられます。その後アプリコットやレッドピオニーに変化し、ラストノートはムスクの香りが残ります。
ポール・スミス ローズは、デザイナーポール・スミスが描く永遠の愛を追求した香り。トップノートのローズに続き、ムスクとシダーウッズの香りが優しく広がることが特徴です。生きた花の香りをそのまま再現する「セントトレック法」によって、ローズの香りを鮮やかに再現しています。
ローズドクロエ オードトワレは庭から摘み取ったバラのようなフレッシュな香りが特徴。華やかで可憐な女性にぴったりの香水です。リボンが結ばれたボトルもかわいらしく、部屋のインテリアにぴったりです。
ランバンのエクラ・ドゥ・フルールは、洗練された花の香りとフルーツの香りを配合した香水。ローズの気高さはもちろん、ラストノートにはムスクとサンダルウッドが残り、エキゾチックさを感じられるでしょう。
Salvatore Ferragamo(サルヴァトーレ フェラガモ)のシニョリーナ オーデパルファムは、少し強気でフレッシュさを感じるフレグランス。ほんのりスパイシーなピンクペッパーから気品あるジャスミン、ピオニー、ローズへと移り変わり、クリーミーなパンナコッタと爽やかなムスク、ウッディーなパチョリが香り立ちます。
ジョーマローンのレッドローズコロンは、世界で最も洗練された7本のバラの官能的なブレンドからインスピレーションを受けて作られた香り。砕いたスミレの葉とほのかなレモンが潜んでおり、切り立てのブーケのような透明感ある香りが広がります。
ディプティックのオーローズ オードトワレは、ローズの花びら、緑の葉と茎、蕾を惜しみなく使用し、まるで本物のバラのような香りを再現しています。ローズならではの優雅さと、フルーティーさ、酸味のあるグリーンの香りを感じられるフレグランスです。
続いては、ローズの香水のおすすめの使い方についてご紹介します。
ローズの香水の香りをダイレクトに感じたい人には、手首がおすすめです。香水をつける位置として定番の場所ですが、手首につけるメリットは、手を動かすたびに香りを感じられることです。
ただし、手首に香水をつける時は、絶対にこすらないようにしましょう。こすり合わせることで、香りの成分が壊れてしまうことがあるからです。手首につける時は手首に吹きかけたらそのままアルコール成分が飛ぶまでじっと待っていることが大切です。
香水は太ももにつける方法もおすすめです。香水の香りは下から上に上がってくる性質があるため、太ももにつけるとふわっと柔らかく香ります。手首のようにダイレクトに届くわけではないので、きつくなりにくいのも特徴です。
体温が高い部分につけることでしっかり香るので、太ももの内側部分にふりかけるのがおすすめです。量を調整すればそこまできつくならないので、あまり香水をつけていけないような場面で、自分だけ香りを楽しむ時にぴったりですよ。
ローズの香水はお腹につける方法もおすすめです。お腹も体温が高い部分なので、自然と香りが上に上がってきます。太ももより鼻に近いので、それよりもしっかり香りを感じることができますよ。
香水はあまり香りがきつすぎると、下品に思われることが多いです。周りに不快にならない程度に香りを楽しみたいなら、お腹につけるのがベストです。
香水は耳の後ろにつける方法もおすすめです。耳の後ろは鼻からとても近い部分なので、香りをダイレクトに感じられます。髪が動くたびに香りが流れてくるので、自分でしっかり香りを楽しみたい人におすすめです。
ただし、鼻からとても近い部分なので、量の調整は必要になります。また、濃度の濃いパルファンなどは、きつく感じてしまうこともあるため、注意が必要になります。耳の後ろにつけても、自分が不快に感じないような香りを選ぶことが大切ですよ。
ローズの香水を使用する時は、いくつかの注意点があります。詳しく見ていきましょう。
ローズの香水を使う上でもっとも注意したいのが、香りの好き嫌いです。自分にとって良い香りだと思っても、周りは良い香りだと思っていない場合があります。それくらいローズの香りは好き嫌いが分かれるので、注意するようにしましょう。
柑橘系やフローラル系のように、万人ウケする香りではありません。また、どちらかというと女性に人気がある香りで、男性ウケはあまり良くないケースが多いです。自分だけで楽しむのであれば何を選んでも良いですが、初対面の人と会う時などは避けた方が良いでしょう。
ローズの香水は、残念ながらビジネスシーンにはあまり向いていません。特に人とたくさん会う職場で働いている人は、避けた方が良いでしょう。ローズの香りはどちらかというと上品さやセクシーさなどが感じられる香りでもあります。
そのため、そういったイメージが必要ではない職場には向いていません。また、ローズの種類によっては「おばさん臭い香り」と思われてしまうこともあります。昔から使われている香りだからこそ、そういった感じ方をされることもあるので、好印象を与えたい機会で使用するのはとても危険です。
ローズ系の香りは、ビジネスシーンよりは普段の生活の中で使っていくのがおすすめですよ。もともと賛否両論ある香りでもあるので、どうしても職場につけていきたいという場合は、少量にするか、濃度が濃くないものを選ぶと良いでしょう。
ローズ系の香水を購入する時は、必ず香りを嗅いでから買うのがおすすめです。ローズの香水は種類がかなり多く、商品によって香りの雰囲気がまったく違います。名前がローズだからといって、自分が好きなローズの香りであるとは限りません。
オンラインなどで手軽に購入したいと思う人もいるかと思いますが、できるだけしっかり香りを確認してから買うのをおすすめします。また、価格が安い香水の場合、テスターなどで香りを確認できないものもあります。
そういった場合一か八かで購入するしかないので、失敗する可能性もあるということは理解した上で購入するようにしましょう。自分の好みのローズの香水を確実に手に入れるためには、必ず店舗で香りをチェックしてから選ぶのが1番おすすめですよ。
ローズの香水についてご紹介しました。ローズの香水といえば、昔からとても人気のある香りの1つです。だからこそ、たくさんの種類が販売されています。ローズの香りといっても、1つ1つの香りは全く違います。たくさんある中から自分にぴったりな香りのローズの香水をぜひ見つけてみてくださいね。