FASHION
2019.12.27

お茶会の服装を徹底解説!持ち物からおすすめコーデまで一挙ご紹介

お茶会の服装を徹底解説!持ち物からおすすめコーデまで一挙ご紹介 お茶会の服装を徹底解説!持ち物からおすすめコーデまで一挙ご紹介

お茶会に招待されたものの、どのような服装で足を運べば良いのか分からず、頭を抱えている女性も多いはず。初めての参加でも周りから浮かないよう、正しい服装をチェックしておきたいところです。そこで今回は、お茶会の服装について丸ごとご紹介します!

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お茶会の服装にお悩みの女性へ!マナーから着こなしまで丸ごとチェック

 

「お茶会に誘われたけど、どんな服装が良いのか分からない!」とお悩みの女性も多いはず。そこでまずお茶会は大きく分けて3種類あり、大人数で行う「大寄せの茶会」、少人数をもてなす「茶会」、お食事(懐石)が出る正式な「茶事」に分けられます。ややカジュアルなものが「大寄せの茶会」で、初めて招かれる場合には、このような茶会であることが大半だと意識しておくと良いでしょう。

そこで今回は、お茶会の服装について一挙ご紹介します!まずはお茶会の流れや作法、持ち物などの絶対に知っておくべきポイントを解説した上で、具体的におすすめするコーディネート例まで丸ごとご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

お茶会の流れと作法をチェック!会話のタブーについても解説

 

まずは、お茶会の基本的な流れについてご紹介します。大寄せの茶会では、受付を終えたら廊下や別室に不要な荷物を預けて身支度を。身支度が終わったら、会記(道具や茶、菓子の名前一覧)や掛け軸などを拝見し、終わったら座って待ちましょう。席入りの際には畳の縁を踏まないように注意しつつ、前の人が座ったらその隣へ着座。お菓子を取り分けお茶を飲み、おしまいの挨拶が済んだら退席、といった流れになります。

さらに気になるのが、お茶会での会話のタブー。お茶の席では基本的にお正客と亭主がお席を代表して会話を盛り上げるため、一般の人が話題を振ることはありませんが、避けた方が良い話題は知っておいた方が良いです。そこでNGなのが、宗教や政治の話、家のゴタゴタ、人の悪口など。神聖な場では、聞いていて嫌な気持ちになる話をしてはいけないのがルールです。

お茶会の服装は着物でなくてもOK?まずはポイントをご紹介

 

「お茶会では着物でなければならないの?」と疑問に思っている女性も多いはず。確かにお茶会というと着物で参加するイメージが強いのですが、実際のところ私服姿でも問題ありません!正式な茶事となると話は別ですが、一般的に参加するカジュアルな茶会であれば、着物を着用しなくても良いとされています。

ただしいくらカジュアルだとは言っても、フォーマルな場であることには変わりありませんので、ラフな普段着で足を運ぶのはNG。最低限のマナーのある、きれいめなコーディネートを意識しましょう。さらに華美な服装は避け、落ち着きのある上品な着こなしにまとめるとOKです。

お茶会に必要な持ち物って?あると便利なものもご紹介

 

お茶会には何を持っていけば良いのか、お悩みの女性も多いはず。そこでここでは、お茶会に必要な持ち物からあると便利なものまで丸ごとご紹介しますので、参加が初めての方はぜひ参考にしてみてください。

■お茶会に必要な持ち物
・扇子(横一文字に置いて使う)
・懐紙(無地白色が好ましい)
・菓子切り
・白い靴下

■お茶会であったら便利なもの
・数寄屋袋(すきやぶくろ)
……扇子や懐紙、菓子切りなどの小物をひとまとめにして入れる袋。

お茶会の服装【1】着物なら色無地を!オールマイティーで使いやすい

 

ここからは、具体的にお茶会におすすめの服装についてご紹介していきます。そこでもしも着物を着用して足を運ぶのであれば、「色無地」の着物がおすすめ。柄がないため華美な印象を与える心配がありませんし、帯の合わせ方で格を上げたり華やかに仕上げたりとマルチに対応できるため、一着持っておくと重宝できるでしょう。

色無地の着物の選び方のコツは、自分自身の肌色に合い、顔映りの良いものをチョイスすること。中でも彩度の低い渋みのあるカラーが年中使えて便利なのですが、年齢なども考慮して、ご自身に合ったものを選ぶと良いでしょう。また、お茶会で色無地を着る場合は、準礼装として着られる染め抜きの一つ紋が入っているものもおすすめ。

お茶会の服装【2】着物は春夏秋冬で季節感を意識するとgood

 

茶道では、季節感を大切にするところがポイント。そのためお茶会でも、季節感のある着こなしを意識すると好印象を与えることができるでしょう。例えば着物なら、その季節に合わせた花の柄や、鳥などのモチーフの入った帯などを加えるとgood。さらに一般的なマナーとして、季節に遅れるのを避け、少し先取りするくらいのイメージで取り入れることが重要となります。

例えば春なら、梅や桜、椿、鶯など。夏は藤、菖蒲、燕、蜻蛉などで季節感を演出してみてはいかがでしょうか。季節感たっぷりのワンランク上の着物姿で、周りとグッと差をつけてください!

お茶会の服装【3】水屋手伝いなら!セミフォーマルを意識して

 

今後「水屋手伝い」として、お茶会に参加する機会も出てくるかもしれません。そもそも水屋とは、茶室に付属する台所のような場所で、お茶碗を清めたり、茶室で使う道具の準備をするところ。そんな水屋のお手伝いでは、茶室内の次の流れや動きが分かった上での作業が求められるため、静かでありながらも忙しく仕事を行う大変重要な役割となります。

そこで水屋手伝いでは、着物でも私服でもどちらでもOK。着物ならきちんとしつつも汚れても良いものを、私服ならセミフォーマルできれいめなものを選びましょう。また、水屋手伝いは裏方ではありますが、砕けたカジュアルな服装はもっての外ですので、十分にご注意ください。

お茶会の服装【4】私服なら!きれいめなワンピースがおすすめ

ワンピースを使ったお茶会の服装

私服でお茶会に参加するのなら、きれいめな服装を意識しましょう。例えば、きれいめで女性らしいワンピースをさらっと1枚で着こなして、上品な雰囲気に。ワンピースやスカートは、広がりの大きなものだと正座時に邪魔になる可能性があるため、ご注意ください。

ブラウスとワンピースがレイヤードされたような、洗練度の高いベージュワンピースを着こなしたコーディネート。ヌーディーなベージュは女性らしさを演出できる上に、きちんと感を引き立てることができるため、お茶会にもぴったりだと言えます。また、アクセサリーはお茶碗やお道具を傷つける可能性があるため、席入り前に必ず外しておきましょう。

お茶会の服装【5】ジャケットでかっちり感を加えよう

ジャケットを使ったお茶会の服装

肌寒い季節にフォーマル感を演出するには、「ジャケット」を着用するとOK!カーディガンは上品ですがフェミニンな印象が強くなってしまうため、場違いになってしまう可能性も。したがって、かっちりとしたジャケットをさらっと羽織り、フォーマル度を高めましょう。

白ブラウスに淡いブルーのミディスカート、黒のジャケットで、上品な雰囲気のコーディネート。ブラウスは首元が空いているものだと、お辞儀をする際に胸元が見えてしまう恐れがあるので、詰まっているものを選ぶのがマナーです。さらにスカートは、膝下丈の上品なものをお選びください。

お茶会の服装【6】ストッキングは肌色の無地を!白い靴下もお忘れなく

白靴下の写真

さらにお茶会の服装において重要となるのが、ズバリ「足元」。というのも、お茶会で私服を着用する場合には、足袋の代わりに「白い靴下」を着用するのがマナーだとされているのです。さらに、裸足では畳を傷つけてしまう可能性もあることからも、白い靴下の着用が必須になっています。

スカートスタイルの場合には、肌色のストッキングに白の靴下の重ね履きが一般的。また白い靴下は、家から履いて行くのではなく、茶会が始まる前の身支度の時点で履き替えるのが基本です。清潔な靴下に履き替えて茶室に入る、という心構えが重要だと言えます。

いかがでしたか?今回は、お茶会におすすめのコーディネートを一挙ご紹介しました。ややカジュアルなお茶会では、無理して着物を着用する必要はないのでご安心を。ただしラフな普段着はふさわしくありませんので、きれいめなワンピースやスカートスタイルで足を運ぶことをおすすめします。また、アクセサリーや腕時計はお茶碗や道具を傷つけてしまう可能性があるため、外しておくのがマナーです。ぜひ参考にして、正しい服装でお茶会へと足をお運び下さい!

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