ルーマニアは中世のお城などを見られる国。地域によってはリゾートステイやスキーも楽しめます。ここでは、ルーマニアの基本情報や治安、気候とルーマニア旅行におすすめの服装をご紹介します。
【目次】
ルーマニアは中世の雰囲気を感じられるお城やルーマニア正教の教会など、さまざまな観光スポットがある国。西洋諸国ほどメジャーではありませんが、「人が陽気で素朴な雰囲気を味わえる」と注目を集めています。
まずは、ルーマニア旅行の前に知っておきたい情報をチェックしておきましょう。
■基本情報
・首都:ブカレスト
・言語:ルーマニア語、ハンガリー語
・宗教:ルーマニア正教、ギリシア正教、ローマ・カトリックなど
・時差:日本から-7時間(サマータイム期間中は-6時間)
■主な観光スポット
ドラキュラ城のモデルになったブラン城や中世にルーマニア王の離宮として使われていたペレシュ城が定番の観光スポット。また、ブカレストの国民の館やクレツレスク教会、第二の都市であるブラショフの旧市街なども人気です。
ルーマニアは旅行者から治安が悪いと噂されている国です。観光客を相手にしたスリやひったくりの被害が多く、過去には日本人女性に対する集団暴行事件も発生しているので、旅行時は身の安全に十分注意しましょう。
■危ないエリアには近づかない
カジノやクラブ、風俗店などが集まる歓楽街周辺は予期せぬトラブルに巻き込まれるリスクが高いです。観光客はむやみに訪れないようにしましょう。また、デモが行われているエリアにも近づかないでください。
■主要駅や空港は詐欺に注意
主要駅や空港では、観光客をターゲットにした詐欺が発生しています。ホテル探しや両替、タクシー手配の手伝いをするように見せかけて高額な手数料を取られることがあるので、親切にされても騙されないようにしましょう。
ルーマニアは北海道とほぼ同じ緯度にあり、大陸性気候に区分されています。日本と同じように四季がありますが、中央にあるカルパチア山脈を境に山岳部と平野部でかなり気候が異なります。
■春(3~5月)
春といっても3月は寒いです。東京や大阪の冬とほぼ同じくらいの気候なので、十分に防寒しましょう。4月や5月はブカレストの一日の平均気温が11度~16度程度で、日中は快適に過ごせますが、朝晩は冷え込むこともあります。
■夏(6~8月)
ブカレストの平均気温は21度~22度です。最も暑い7月は40度近くまで気温が上がる場所もありますが、日本と比べて湿度が低いので、過ごしやすいです。
■秋(9月~11月)
一年のうち、もっとも過ごしやすいのが9月から10月です。この時期の平均気温は10度~16度程度で降雨量は少なく、空気はカラッとしています。ただし、11月になると、平均気温が5度程度まで下がり、寒くなります。
■冬(12月~2月)
ルーマニアの冬は寒いです。ブカレストの平均気温は-1度程度で、山岳部では-30度になることもあるので、ダウンや厚手のコートでしっかりと防寒しましょう。
ルーマニア旅行のベストシーズンは5月~6月か9月~10月だと言われています。ただし、夏でも湿度は低いので、黒海沿岸のリゾートであれば、7月~10月も気持ちよく過ごせるでしょう。スキーを楽しむ場合は、11月~2月がおすすめです。
4月~5月の日中は長袖や七分袖のトップスとロングパンツでOKです。ワイドなシルエットのデニムは疲れにくいので、さまざまな観光スポットを訪れる旅行にぴったりでしょう。朝晩は冷え込むので、長時間ホテルから離れる場合は、薄手のアウターを持っておくと便利です。
ルーマニアの夏は暑いので、6月~8月に訪れるなら、涼しい服装を選びましょう。Tシャツ×ロングスカートのコーデは暑い日でも疲れにくく、汗をかいても不快感が少ないです。帽子を被れば、おしゃれ度がアップするだけでなく、紫外線対策もできるでしょう。
秋のルーマニア旅行は白のスウェットとカーキのスカートでカジュアルな服装に。日中は過ごしやすいですが、朝晩は気温が下がるので、スカートの下にレギンスを穿いておくと、温度調節しやすいです。
冬のルーマニアはとても寒いです。旅行で訪れる場合は、体調を崩さないように防寒できる服装を選びましょう。厚手のニットなどにロングコートを羽織ると、下半身の冷えもしっかりと予防できます。
マフラーや手袋、耳当て、カイロ、タイツ、機能性下着などの防寒グッズも上手に使ってください。
ルーマニアには歴史を感じる建造物などの観光スポットが数多くあります。一日で多くのスポットを訪れようと思っている人は、Tシャツ×ワイドパンツなどの動きやすい服装を選びましょう。石畳の場所もあるので、靴はローヒールがおすすめです。
ルーマニアの黒海沿岸には、ホテルなどが立ち並ぶリゾートもあります。リゾートステイを楽しむならリラックスできる服装で日ごろの疲れを癒しましょう。ロングワンピースを主役にした服装はカジュアルすぎず、リゾートホテルにも合います。
ルーマニアは朝晩の気温差が大きい場所が多いです。晴れの日でも朝晩は気温が下がることが少なくないので、さっと羽織れるアウターを用意しておきましょう。ロングシャツはこなれ感があり、羽織るとコーデを格上げできます。
雨の日は水をはじくマウンテンパーカーをコーデの主役にしましょう。マウンテンパーカーを着ておくと、雨で体が冷えたり、服が肌に張り付いたりせず、快適に旅行を楽しめます。合わせるパンツは裾をロールアップしておくと、濡れにくく、スタイルも良く見えます。
ルーマニアには雪が降ります。特に、山岳部は降雪量も多いので、寒い季節に訪れる時は雪対策をしておきましょう。旅行中に降雪したら、滑りにくいスノーブーツを履くのがおすすめです。
ルーマニアは中世の建造物やルーマニア正教の教会などさまざまな観光スポットがある国。旅行で訪れる場合は、気候や天気、シーンに合った服装で快適にルーマニア観光を楽しみましょう。