ライダースなどの革ジャン。持ってはいても、意外とお手入れがおろそかになっていませんか?レザーなので頻繁に洗うものではないものの、何もお手入れしないとやはり生地が劣化してしまいます。そこで今回は、革ジャンのおすすめのお手入れ方法と、メンテナンスアイテムをご紹介するのでぜひ参考にしてください。
【目次】
ライダースなどの革ジャン、お手入れしないままで次のシーズンがきてしまった、なんてことはないですか?革ジャンは、頻繁に洗うものではないものの、お手入れせずに時間が経つと、生地が劣化して痛んでしまいます。
革は油分を与えることが大切です。定期的に油分でお手入れしてあげましょう。お手入れしていれば、長く着られるのが革のアイテムです。1度覚えれば簡単なお手入れ方法なので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
ここからは、革ジャンの具体的なお手入れ方法をご紹介していきます。まず、お手入れのタイミングですが、衣替えの時にしっかりお手入れをしてあげましょう。日頃から、まめに乾いたクロスで表面の汚れを取ったり、ブラッシングしておくのがおすすめです。
しっかりお手入れの手順として、まず最初にこのブラッシングをしていきます。ブラシがない場合は、乾いた布で表面をふいていきます。
■おすすめのお手入れアイテム
Collonil(コロニル)の「馬毛ブラシ」は、革ジャンのブラッシングにおすすめのブラシです。柔らかくて弾力性があるので、革を傷めずにお手入れすることができますよ。
Collonil(コロニル) コロニル 馬毛ブラシ / ¥1,620
ブラッシングをしたら、次に固く絞った布で表面をふきます。
次に、オイルを薄く塗りこんでいきます。この時、必ず指で塗るのがポイントです。指で塗ることで、体温でオイルが溶けるので、革になじみやすくなります。
※この時、ラムやシープといった羊革は、革ジャンの内側などの目立たない場所で試し塗りを必ずしましょう。羊革は繊細な革なので変色してしまっては大変です。
■おすすめのお手入れアイテム
Renapur(ラナパー)の「レザートリートメント」はおすすめのレザーケアオイルです。汚れ落としから保護、ツヤ出しなどの効果があって、レザーを蘇らせてくれます。
革ジャン全体にオイルを塗り終わったら、陰干しで乾かします。一日乾かしておきましょう。その間にオイルが革に馴染んでいきます。一日経過したら、最後に乾いた布で表面をふきます。
お手入れが終了した革ジャンは、肩幅にあった厚めのハンガーで保管します。保管する時は、除湿剤などを使って、湿気がないようにしましょう。不織布など通気性のいい洋服カバーをかけるのがおすすめです。
革ジャンのお手入れに使うオイルは、馬油で有名な「ソンバーユ」でも代用可能です。馬油100%で無添加、無香料のソンバーユは、スキンケアで女子に人気ですが、革ジャンのケアにも使えます。ソンバーユ以外の馬油でも大丈夫ですが、必ず100%のものを使いましょう。
ソンバーユ ソンバーユ 無香料 75ml / ¥2,160
革ジャンのお手入れに使うオイルの代わりは、ワセリンでも大丈夫なのでしょうか?今回おすすめでご紹介したRenapurのオイルは、革に栄養を与えてくれる効果があります。ワセリンは保護はしてくれますが、栄養までは与えることはできません。一時的なケアには使えますが、定番で使うのであれば、栄養を与えることができるオイルを使いましょう。
革ジャンのお手入れに使うオイルの代わりは、革靴用のクリームでも代用できます。M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) の「デリケートクリーム」は、代用のクリームとしておすすめです。皮革用クリームで、レザーに栄養を与えてくれます。ツヤ出しの効果はないので、マットに仕上げたい時におすすめのクリームです。
M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) デリケートクリーム / ¥1,080
一家に一個と言っても過言ではないくらい大人気のKao(かおう)のニベアクリーム。安くて手に入りやすいので、革ジャンのお手入れオイルに代用できたらいいですよね。
ニベアクリームは、潤いを与える栄養が配合されているので、革ジャンのお手入れオイルに代用可能です。革専用のオイル同様ではないですが、効果はありますよ。
革ジャンに湿気は大敵なので、シーズンオフは必ず除湿剤を置いて保管することをおすすめします。うっかりカビが生えてしまった時は、今回ご紹介したお手入れ方法を一度試してみてください。それでも、きれいにならないカビは、革の汚れを落とす専用のアイテムを使いましょう。
おすすめなのが、M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ)の「ステインリムーバー」。水性の革専用のクリーナーです。本来は革靴用なので、お手持ちのブーツなどにも使えて、1本あると便利です。革に残った古いクリームや汗(塩分)をすっきり落としてくれて、防かび剤まで配合しています。リムーバーでふいたら、陰干しをして終了です。
M.MOWBRAY(エム・モゥブレィ) ステインリムーバー 60ml / ¥648
■新しく購入したとき
革ジャンは街中で着ていると、空気中のチリやほこり、排気ガスによる汚れや、雨や雪などによる水分が付くことがあります。こうした汚れや水分から革を守るために、革ジャンを新しく購入した後はレザー用の防水スプレーを全体に吹きかけるようにしましょう。このような作業を行っておくことで、後のお手入れも簡単になります。
■着用した後
ブラッシングで着用後のほこりをさっと落としておきましょう。汚れが付いた場合は、水を含ませて固く絞ったタオルで拭き取ります。オイルを使ったお手入れを頻繁に行い過ぎると、かえって革ジャンを傷めることになるので注意しましょう。
■着用シーズンが終わった後
オイルやクリームを使ったお手入れは、着用シーズンが終わって長期間保管する前に行います。また、着用しようと出してきたときに油分が無くなって乾燥しているようであれば、このタイミングでもオイルでのお手入れを行いましょう。この他、頻繁に着用したり、バイクに乗るときに着用するなど風にさらされたりする場合は乾燥しやすくなるため、触ってみてかさついているようであれば、その都度油分を足してください。
■スムースレザー
革ジャンに多く使われているのがスムースレザーです。中でも多いのが牛革で、革の中では硬めではあるものの、強度や耐久性に優れています。反対にラム革(羊皮)は、軽く柔らかな着心地が魅力ですが、強度は弱く繊細です。
動物の表面の革を使っていることから表革とも呼ばれます。表面が滑らかで通気性もありますが、乾燥すると縮む性質があります。
■スウェード
なめした革の内側をサンドペーパーなどで磨いて起毛させたものです。起毛させてあるため、スムースレザー用のオイルやクリームを使ってしまうと、毛が寝てしまいます。オイルを使ってのお手入れは不要ですので、防水スプレーやブラッシングでメンテナンスをするようにしましょう。
■フェイクレザー
化学繊維で作られ、合成皮革(合皮)とも呼ばれます。天然皮革よりもリーズナブルで、雨の日でも気にせずに着られますが、耐久性は劣ります。天然皮革のようなメンテナンスは不要で、ブラッシングを行うだけで十分です。
ハードな印象の革ジャンですが、ストールを巻けば柔らかな雰囲気が加わります。ぐるぐると巻いて顔周りにボリューム感を出すと小顔効果も。ダークカラーコーデに白のストールで、抜け感も出ますね。
革ジャンをカジュアルに着こなしたいときにおすすめなのが、インナーにパーカーを合わせたコーデ。明るめのカラーを選べば、顔周りも明るく見えます。巾着型バッグをプラスしてトレンド感のある雰囲気に。
ラムレザーとスウェードがMIXされた皮ジャン。スムースレザーだけで作られたものよりも、スウェードが加わることで柔らかい印象になっています。シルエットがコンパクトなものに、ロングスカートを合わせれば、脚長効果は抜群です。
上品に着こなせるノーカラーのレザージャケット。優しいブラウンの色みも女性らしく見せてくれます。ワンピースにカラーパンプスを合わせたきれいめコーデとも好相性。
柔らかな質感のラムレザーのジャケット。ベージュならよりフェミニンに着こなせます。スタンドカラーも女性らしく見せるポイント。きれいなグリーンのドットスカートと合わせれば、上品な大人かわいいコーデに仕上がります。
今回は革ジャンのお手入れ方法や、おすすめのお手入れアイテムをご紹介しました。お手入れをしてあげれば長く愛用できる革アイテム。基本のお手入れアイテムを買っておけば、靴やカバンにも使えます。初めてお手入れする場合は、必ず目立たない場所で試し塗りをして、変色しないか確認しましょう。丁寧にお手入れした革ジャンは、愛着がわいてとっておきの1枚になりますよ。ぜひお試しください!