レインコートはデイリーからアウトドアまで、持っているとさまざまなシーンで活躍する便利アイテムです。今回は大人の女性におすすめのレインコートを、シーン別にご紹介します。
【目次】
まずは、レインコートの選び方を解説します。
雨の日といえば、レインコートが本領を発揮する日。濡れることを心配してファッションを諦めるのではなく、大切な服を守れる丈夫なレインコートを選びましょう。防水性が高いものはもちろん、丈が長いかや袖口や襟周りに雨が入らないかも選択のポイントです。
また、梅雨の時期などにありがちなのが「防水性ばかり意識していたら、蒸れて暑くなってしまった」という悩みです。雨を防ぐ効果は必須ですが、「透湿性」と呼ばれる内部の水分を外へ出す機能を確認しましょう。
さらに、雨の日が続くと太陽が見えず、気分も沈みがちになります。視覚から気持ちを明るくさせるためにも、明るいカラーのレインコートを選ぶのがおすすめです。
有名なアウトドアブランドからも、レインコートが多く登場しています。雨を防ぐだけでなく、紫外線から肌を守るためにも重要な役割を担うでしょう。森や水辺などは虫も多いため、レインコートを着ているだけで虫よけの効果も期待できます。
アウトドアで使えるレインコートを探す際は、第一に「吸湿速乾素材」を用いた製品を選ぶのが重要です。長時間外にいる場合、濡れたり蒸れたりしたウェアが肌に張り付いたままだと不快感を伴います。いつでも着たばかりのような着心地を味わえる、アウトドアシーンに優れたものを選ぶと良いでしょう。
また、持ち物が多くなりがちなアウトドアシーンでは、いかにコンパクトに持ち運べるかが重要なポイントとなります。使わない時は小さく折りたたみ、ワンタッチで取り出せると便利です。
いくら雨に濡れたくないからといって、無骨なレインコートを身に着けるのは抵抗がありますよね。特に雨が降るか分からない日や降ったり病んだりする日などは、常時レインコートを着ているのが鬱陶しくなることも。
頻繁にレインコートを着るならば、ファッションの一部として取り入れやすいものを選びましょう。シンプルなデザインやカラーのものは、手持ちのアイテムにも組み合わせやすくなります。トレンチコートやモッズコートといった形状は、晴れの日でも違和感なく使えるのが嬉しいですね。
まず初めに、コーディネートに取り入れやすいオシャレなレインコートをご紹介します。組み合わせるアイテムによって表情を変えるレインコートは、時にコーディネートの主役になることも。レインコートを主体とする組み合わせを楽しむのも、雨の日の醍醐味といえるでしょう。
こちらのレインコートは、チャックを閉めても良し、上だけ留めてポンチョ風に着こなしても良しという使い勝手の良いアイテムです。目立ちすぎないカーキの色味が、コーディネートをうまく引き締めてくれていますね。
シックな色合いでまとめたコーディネートの場合、どこか一点で抜け感を出してあげるのがポイントです。こちらの場合は傘と靴のホワイトが目を惹き、上級者向けの組み合わせになっているのが分かります。
ベージュのレインコートは、一見雨具には見えないほどナチュラルな印象に仕上がるため、コーディネートに自信がない方でも取り入れやすいアイテムです。スカートの裾までしっかりカバーしていながら、軽めの素材で印象が重たくなりにくいのも特徴です。
雨の降っていない時間は、パッと明るいカラーのアイテムで差し色をプラスするのもおすすめ。肩にかけたカーディガンがこなれ感を演出してくれています。
「しっかりと服を覆いたい」と思い丈の長いものを選ぶと、何だか重たい印象になってしまうのがレインコートの難しいところ。ウエスト周りも見えにくく、ボディラインにメリハリをつけにくいという特徴もあります。
そんな時は、イメージをキュッと引き締めるブラックのレインコートを選んでみましょう。他のアイテムで色味をプラスし、全体の印象が暗くなりすぎないように調整するのもお忘れなく。
いつもマンネリしがちなコーディネートは、お気に入りのカラーで気分を上げるのもおすすめです。ベージュやホワイトなどの使い回しができるレインコートを選ぶ場合は、思い切って目を惹くカラーパンツを合わせてみてはいかがでしょうか。
こちらはパープルのパンツをベージュのレインコートでまとめたコーディネートです。視線が下を向きがちな雨の日も、お気に入りのカラーが視界に入るたびに嬉しくなりそうですね。
上から下まで同じ色合いになりがちなレインコートですが、少しでもオシャレを目指したいならば「パンツ」に注目しましょう。思わず目を奪われるようなアニマル柄や、見ていて楽しくなる大きめの花柄などは主役級のアイテムになります。
なるべく手を空けたい、傘を持ちたくないという時には、レインコートのフードが役立つことも。表情が暗く見えないよう、アップスタイルやポンパドールなどのスッキリしたヘアスタイルと組み合わせるとバランスが良くなりますよ。
夏に降る雨でもっとも大変なのが、レインコートの下が蒸れて暑く感じるということ。汗が溜まってかゆみが出たり、肌荒れの原因になる可能性もあります。
続いて、そんな夏の雨でも快適に過ごせるレインコートコーデを紹介します。
気軽に羽織れて重さを感じにくいポンチョタイプは、急な雨の日に重宝する優れものです。コンパクトに持ち運べるだけでなく、裾が大きく開いているため風が通りやすいのがポイント。わずかな風もしっかり取り込み、内部が蒸れるのを防いでくれます。
Tシャツやスウェットなどのシンプルなトップスにも合わせやすいのがポンチョタイプの大きな特徴の一つ。柄物のポンチョはコーデの主役にもなるため、雨の日のイメージを大きく変えられますね。
ポンチョよりも長く、ふんわりとした形状で着心地抜群のレインコートです。体をすっぽり覆ってくれる特殊な形は、雨から体を守ると同時に体型カバーも叶う一石二鳥のアイテム。普段ゆったりとした服装が好きな方も、上から羽織りやすいのがポイントです。
雨の日にもう一つ気になるのが「持ち物が濡れてしまわないかどうか」ではないでしょうか。こちらのレインコートのように大きなポケットがついたものなら、絶対に濡らしたくない大切なアイテムも守ってくれますよ。
こちらも長めの丈が特徴のポンチョ風レインコートです。袖口から裾までがラウンド形状になっており、体の動きに合わせて内部の空気が循環しやすいメリットがあります。体型カバー、個性派コーデ、蒸れ防止が同時に叶う便利アイテムといえるでしょう。
ポンチョタイプのように重心が上にあるアイテムを使ったコーディネートの場合、脚が細く見えるのも嬉しいポイント。黒やネイビーなどの収縮色を選べば、よりスッキリと引き締まって見えます。
雨に濡れないように下を向いて歩いていると、何だか気分も落ち込みがちに……。脚の動きに合わせてひらひらと揺れるレインコートは、ぜひ気分の上がる明るいカラーを選んでみてくださいね。
雨の街中にパッと華が咲いたように見え、知らないうちにあなたへ自信をもたらしてくれるでしょう。
「雨=ブルー」というイメージも多いですが、暗い青やくすみ系のブルーでは背景になじんでしまいます。どんよりと暗い日だからこそ、青空のようなスカイブルーで気分を高めましょう。
しかし、ブルーのアイテムを使ったコーディネートがなかなか決まらないと悩む方も少なくありません。補色であるオレンジや落ち着いたベージュ、印象を引き締めるブラックなどを中心に合わせてみてはいかがでしょうか。
暗く沈んだ気分を引き上げてくれる「お気に入りのアイテム」は、どんな時でも一つは身に着けておきたいもの。普段のコーディネートに取り入れるのはもちろんですが、雨の日だって前を向くためにお気に入りアイテムは外せません。
お気に入りのレインコートを見つけるためには、「素敵な柄」を探すのが近道です。数あるデザインの中からビビッと来る一品を見つければ、次の雨の日が楽しみになりそうですね。
水色や灰色で埋め尽くされた街の中に、ビビッドカラーのレインコートがあったら思わず注目してしまいますよね。着ている本人だけでなく、周りの人ですらも楽しい気分にさせてくれるのが赤いレインコートです。
こちらのコーディネートでは、レインコートとキャップ、羽織りを赤で統一しています。その他のアイテムはモノクロで揃えることで統一感を出し、個性の強いアイテムも上手に着こなしているのが分かりますね。
機能性を重視するあまり、オシャレにはなかなか気持ちが向かないことも多いアウトドア。もちろん防水機能や除湿機能は大切ですが、デザインが気に入るアイテムを選ぶことが重要です。
せっかくのアウトドアシーンで雨が降ってきてしまうと、モチベーションが下がり思うように楽しめないことも…。そんな時でも最後まで楽しめる、お気に入りのレインコートを探しに行きましょう。
木々の中でも目立つようなビビッドカラーが特徴のレインコートです。マスタードイエローの他にも、ライトブルーやサーモンピンクなど素敵なカラーが盛りだくさん!他の人ともかぶりにくく、オリジナリティ溢れるコーディネートを組みやすくなります。
多くのアウトドア用品を取り扱うことでも知られるmont-bellのレインコートは、防水性はもちろん透湿性や軽さも抜群。着ぶくれしにくいシルエットで、動きやすさもバッチリです。
まるで薄手のカーディガンのような軽さが魅力のアイテムです。動き回りたいアウトドアシーンでも身軽に過ごせるため、「レインコートが邪魔で疲れてしまう」といった心配もありません。
裾はキュッとタイトに絞られており、フードは紐を引っ張るだけで顔の大きさに合わせて調節可能。ナチュラルに着こなせるだけでなく、機能性も抜群な点が魅力といえるでしょう。
服と同じくらい濡れてほしくないのが「靴」。一度濡れるとなかなか乾かないだけでなく、靴擦れや蒸れ、臭いの原因にもなりかねません。
しかし、パンプスやサンダルに比べてシンプルなものが多く、ファッション性に欠けるイメージの強いレインシューズ。続いてはそんなレインシューズを上手に組み込んだコーディネートをご紹介します。
スニーカーを合わせたくなるようなカジュアルコーデには、シンプルかつツヤのあるレインシューズを合わせましょう。モノトーンでまとまりが出るだけでなく、雨が上がった後でも違和感のないコーデに仕上がります。
こちらのレインシューズはトゥの部分に繊細なデザインがほどこされており、チラリと覗く足元が印象的な一品です。水たまりを避けるために視線を落とすと、素敵なシューズが顔を覗かせ、自然と気分も上がることでしょう。
ブラックやネイビーのシューズを締め色として使うのに対し、ホワイトのレインシューズは「抜け感」を演出してくれる便利アイテムです。ダークトーンでまとめたコーディネートは、足元にホワイトをプラスしてバランスを取りましょう。
重心が下がりもたつきがちな雨の日のコーディネートですが、こちらのようにハーフパンツを合わせて素肌を見せるのもポイント。足元が濡れるのを気にすることも少なくなり、雨の日のお出かけがより楽しめるのではないでしょうか。
雨の日はコーディネートが決まらないだけでなく、湿気の影響でヘアスタイルがうまくいかないことも多いのではないでしょうか。普段と同じスタイルではまとまらず結ぶしかなかったり、長時間アイロンをかけたりと準備に時間がかかることも。
髪が雨に濡れるのを防ぐだけでなく、ヘアスタイルを決めるためにもレインキャップがおすすめです。蒸れにくい素材でできており、長時間被っていても違和感のないアイテムを選びましょう。
首から肩までしっかりカバーしてくれるCallawayのレインキャップです。ストレッチ性があるためスポーツでも活躍し、特にゴルファーの間で親しまれる一品です。ホワイトやレッドのカラーバリエーションも用意されており、お気に入りを選びやすいのもポイントですね。
水をしっかり弾いて頭を雨から守ってくれるほか、透湿性が高く熱気を逃がしやすい工夫が施されています。暑い日には日除けアイテムとしても使えるため、さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。
こちらはシンプルな形状のレインキャップです。男女問わず使えるユニセックス仕様であるだけでなく、雨の日からスポーツ、アウトドアまで幅広いシーンで使えるマルチアイテムです。
絶妙に異なる多くのカラーが用意されており、コーディネートとの相性も抜群。汚れた場合は自宅で洗濯ができるため、いつでも清潔な状態で被れるのもおすすめポイントです。
雨の日のコーディネートに欠かせないアイテムといえば「傘」。つい手頃でシンプルな傘を選びがちですが、常に視界に入るものだからこそこだわりのアイテムを選びたいものです。カラーはもちろんのこと、柄やワンポイントなどの細部にも注目して選びましょう。
乙女心をくすぐるフリルと、上品な印象のベージュを組み合わせたこだわりの一品。持っているだけで柔らかい雰囲気をまとえる、女性や子どもに人気の長傘です。
どんなカラーのコーディネートにも合わせやすいですが、アジサイのように「雨」を連想させるものとカラーを合わせるのも素敵ですね。儚げなカラーの組み合わせでも、ブラックのシューズがしっかりと印象を引き締めてくれています。
視界が確保しやすいクリアカラーの傘は、英字やオーロラカラーを用いたデザインで一気にオシャレアイテムへと姿を変えます。張り切って決めたコーディネートやヘアスタイルも、傘の隙間からしっかりアピールできますね。
オーロラカラーの傘は、光を通すと地面にカラフルな影が浮かび上がります。雨の切れ間に差し込む日差しも、こんな傘があればより一層楽しめそうですね。
まるで童話の登場人物のようなこちらのコーディネート。レトロ感あふれるワンピースやベレー帽が印象的ですが、主役となっているのはパッと目を惹く鮮やかな赤い傘ではないでしょうか。緑が生い茂る森の中でも、ひときわ存在感を放っています。
普段から落ち着いた色味のアイテムが好きだという方は、傘やシューズなどの小物に色を使うのがおすすめです。コーデの主体がダークトーンでまとまっているため、どんな色を合わせても素敵なコーデに仕上がるでしょう。
釣りや登山といった本格的なアウトドアシーンから、雨の日をはじめとするデイリーシーンでも着回しが可能なレインコート。活躍の場が多いため、一着は持っておきたい便利アイテムといえるでしょう。お手持ちのアイテムにも合わせやすい、お気に入りの一品をGETしてみてくださいね。